宮津エコツアー · あき・秋の語源

あき・秋の語源

2013年10月30日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments

葉が落ちる季節なのでfall、収穫の季節なのでautumn (注記)ラテン語 どちらも「秋」と訳します。

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ちなみに、日本語のあき、秋は?

草木の葉や実が赤や黄色に色づきアカ(紅)クなる季節、

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空気が清明に澄む季節、

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冬への備えを飽き満ちるほどたくさん取り入れる季節

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それぞれの説明に説得力を感じます。
個人的には「秋」という漢字は『禾偏(のぎへん)』に『火』、[画像:IMG_2791]

「あ」は母音中の母音、人の行動は、あっ!で始まって、ああ!あーあ!で結ぶ、そういう意味では感動詞中の感動詞、そこから穀物ガラを燃やす温かい赤い火に手を差し出して暖をとる様子が浮かんで来ます。

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フジバカマで吸蜜するアカタテハは、この個体で冬を越します。

あかき火、あたたかき火、一年の労働を癒やし、来る春を見通す緊張感、そのあたりに「あき」の語源を感じます。

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