December 20, 2014
私のものじゃないのですが,只今OLYMPUS E-PL7未開封品を目の前にしております(苦笑)
DfとE-M5を手にした私には「今さらなのでは?」と言われてしまうかもしれませんが,実はDf等を買う前に自分用に検討していたのがE-PL6で,E-PL7はその後継機種なんです.
選定段階ではPentaxやPanasonicともに悩んでいましたが,急な入用でそれなりの機種が必要になってしまったことと,これからの使用方法を考えた結果Dfへとシフトしてしまいましたけど...
尚美コンの時,楽屋で熱帯Jazz楽団バストロ奏者の西田さんとOLYMPUSトークで盛り上がっていましたけど(その時の西田さんセットは標準ズーム,単焦点,マクロの計3個だったかと...),PENシリーズもマイクロフォーサーズ対応で上位モデルのOM-Dと同じですし,違いはボディ剛性や光学エンジン,そしてソフト面の一部(画調やUI制限等)だけでしょうから品質や性能は申し分ありません.
E-PL7の特徴というか新規要素は標準搭載されたWi-Fi機能や180度反転可能なチルトモニタ,また使い勝手の向上したインターフェース(UI)と言ったところ.もはやE-M5を超えているのでは?と思えるスペックが悔しいですけどすごいです.
ただ,メーカー戦略が・・・な気がしますけど.
ミラーレスのエントリーモデルと言えど,こんなに高額なカメラが自分撮りに特化したモデルとして売り込んでも売れるのかな〜なんて宮崎あおいさんのCM見て思ったのは私だけでしょうか?
それは,そうとしてもカジュアルと品を兼ね備えたデザインは抜群だと思います.
一時期の森ガールの象徴ともいえるべきデザインですけど今でも古さは感じませんね.
あ,ちなみに目の前にあるのは具合よくホワイトです.
やっぱカメラは持ち歩く物でありファッションの一部ですのでデザインは重要だと思いますね.
(ま,私なんかデザイン語るような身形してないですけどね--;)
また,値段を考えれば仕方がないのかもしれませんがミラーレスのエントリーとも取れるPEN Liteシリーズにピクセルマッピングまで搭載されているのには脱帽ものです.
一応,技術的なお話をしておきますが,ピクセルマッピングっていうのはディジタルカメラ類におけるCMOS等に発生している液晶ドット異常(ここではドットの常時消灯や常時点灯不具合箇所を指し示す)をソフトで補正する技術の総称とでも言ったところでしょうか?
あらゆる液晶電子機器に言えることですが製造工程でドット異常ゼロは物理的に不可能に近い話なんです.
よく,技術畑に身を置いた事のない方は『そんなものをメーカーは販売するのか?』って簡単におっしゃったりするのですが,よく考えてみてください.
0.1nm(ナノメートル)=10^(-10)m程度の極々小さな物質が影響しても発生してしまうようなモノなのです.
もはや水分子より小さいという分子レベルの話なんですね.
どんなに厳重に管理しても大量生産の中で全てを完全に無菌,防塵するのは天文学的数値に等しい程の難儀でしょう.
どうしても完璧を求めるのでしたら生産ラインを一時的に買い取って自分専用機でも作ってください.
ただ,大量のドット異常品を犠牲にしてやっと作れた1台は1人の財産で支払える代物にはならないでしょうね.
逆を言えばドット異常ゼロの個体があることのが奇跡(それでも,液晶回路が破綻しないレベルでの影響は受けていることと思います)
故に一般的な液晶機器は,このように物理的に発生してしまったドット異常をソフト的に補正をかけて目立たなくさせているんです.
通常は,出荷時にこのピクセルマッピングを行って出荷しますが経年劣化などにより目立ってきてしまうことがあるんです.
お客様からクレームが来る場合はある程度理解をしてもらう努力は各メーカーしていると思いますが,ピクセルマッピングがマニュアルでできないモデルでは修理工場で預かってピクセルマッピングを行い返送していると思われます.
(ソフト修正でどうにもできない程の損傷を受けているものは有償だとは思いますが部品交換処理が行われることもあるかもしれませんね)
設定やキャリブレーション程度で修理センターへ預けるのでは大変です.
その手間を省いたのがこのユーザーに開示されているピクセルマッピング機能なんですね.
年1回くらいはやるといいと思います.
おっといけない。。。
脱線しすぎてしまいました.
ま,いいカメラですよ.
動画もしっかり撮れるし,ダブルズームレンズキットなので最初から融通の利く便利なEZレンズとF値と解像度感こそ低いですが望遠レンズもついてきて想像しただけでよだれが出るほどに...Σ( -ρ-)ハッ!
あー開けたい!
でも,私のじゃないから開けられない!!
Df開封の時は1週間放置の後,開けることすらお手伝いさんがいたらやっておいて欲しかったくらいに忙しすぎたため感動している時間がなかっただけに反動でしょうかね...衝撃がすごかとです!!!
せ,せめて単体ボディーだけでもーーーっ!(マテ
くぅー(;> <)
ご飯をお預けされた飼い犬の気持ちがよくわかります(--;)オイオイ
DfとE-M5を手にした私には「今さらなのでは?」と言われてしまうかもしれませんが,実はDf等を買う前に自分用に検討していたのがE-PL6で,E-PL7はその後継機種なんです.
選定段階ではPentaxやPanasonicともに悩んでいましたが,急な入用でそれなりの機種が必要になってしまったことと,これからの使用方法を考えた結果Dfへとシフトしてしまいましたけど...
[フレーム]
尚美コンの時,楽屋で熱帯Jazz楽団バストロ奏者の西田さんとOLYMPUSトークで盛り上がっていましたけど(その時の西田さんセットは標準ズーム,単焦点,マクロの計3個だったかと...),PENシリーズもマイクロフォーサーズ対応で上位モデルのOM-Dと同じですし,違いはボディ剛性や光学エンジン,そしてソフト面の一部(画調やUI制限等)だけでしょうから品質や性能は申し分ありません.
E-PL7の特徴というか新規要素は標準搭載されたWi-Fi機能や180度反転可能なチルトモニタ,また使い勝手の向上したインターフェース(UI)と言ったところ.もはやE-M5を超えているのでは?と思えるスペックが悔しいですけどすごいです.
ただ,メーカー戦略が・・・な気がしますけど.
ミラーレスのエントリーモデルと言えど,こんなに高額なカメラが自分撮りに特化したモデルとして売り込んでも売れるのかな〜なんて宮崎あおいさんのCM見て思ったのは私だけでしょうか?
それは,そうとしてもカジュアルと品を兼ね備えたデザインは抜群だと思います.
一時期の森ガールの象徴ともいえるべきデザインですけど今でも古さは感じませんね.
あ,ちなみに目の前にあるのは具合よくホワイトです.
やっぱカメラは持ち歩く物でありファッションの一部ですのでデザインは重要だと思いますね.
(ま,私なんかデザイン語るような身形してないですけどね--;)
また,値段を考えれば仕方がないのかもしれませんがミラーレスのエントリーとも取れるPEN Liteシリーズにピクセルマッピングまで搭載されているのには脱帽ものです.
[フレーム]
一応,技術的なお話をしておきますが,ピクセルマッピングっていうのはディジタルカメラ類におけるCMOS等に発生している液晶ドット異常(ここではドットの常時消灯や常時点灯不具合箇所を指し示す)をソフトで補正する技術の総称とでも言ったところでしょうか?
あらゆる液晶電子機器に言えることですが製造工程でドット異常ゼロは物理的に不可能に近い話なんです.
よく,技術畑に身を置いた事のない方は『そんなものをメーカーは販売するのか?』って簡単におっしゃったりするのですが,よく考えてみてください.
0.1nm(ナノメートル)=10^(-10)m程度の極々小さな物質が影響しても発生してしまうようなモノなのです.
もはや水分子より小さいという分子レベルの話なんですね.
どんなに厳重に管理しても大量生産の中で全てを完全に無菌,防塵するのは天文学的数値に等しい程の難儀でしょう.
どうしても完璧を求めるのでしたら生産ラインを一時的に買い取って自分専用機でも作ってください.
ただ,大量のドット異常品を犠牲にしてやっと作れた1台は1人の財産で支払える代物にはならないでしょうね.
逆を言えばドット異常ゼロの個体があることのが奇跡(それでも,液晶回路が破綻しないレベルでの影響は受けていることと思います)
故に一般的な液晶機器は,このように物理的に発生してしまったドット異常をソフト的に補正をかけて目立たなくさせているんです.
通常は,出荷時にこのピクセルマッピングを行って出荷しますが経年劣化などにより目立ってきてしまうことがあるんです.
お客様からクレームが来る場合はある程度理解をしてもらう努力は各メーカーしていると思いますが,ピクセルマッピングがマニュアルでできないモデルでは修理工場で預かってピクセルマッピングを行い返送していると思われます.
(ソフト修正でどうにもできない程の損傷を受けているものは有償だとは思いますが部品交換処理が行われることもあるかもしれませんね)
設定やキャリブレーション程度で修理センターへ預けるのでは大変です.
その手間を省いたのがこのユーザーに開示されているピクセルマッピング機能なんですね.
年1回くらいはやるといいと思います.
おっといけない。。。
脱線しすぎてしまいました.
[画像:image]
ま,いいカメラですよ.
動画もしっかり撮れるし,ダブルズームレンズキットなので最初から融通の利く便利なEZレンズとF値と解像度感こそ低いですが望遠レンズもついてきて想像しただけでよだれが出るほどに...Σ( -ρ-)ハッ!
あー開けたい!
でも,私のじゃないから開けられない!!
Df開封の時は1週間放置の後,開けることすらお手伝いさんがいたらやっておいて欲しかったくらいに忙しすぎたため感動している時間がなかっただけに反動でしょうかね...衝撃がすごかとです!!!
せ,せめて単体ボディーだけでもーーーっ!(マテ
くぅー(;> <)
ご飯をお預けされた飼い犬の気持ちがよくわかります(--;)オイオイ
December 19, 2014
唐突だが皆は,日々学習しているだろうか?
まー学習の定義って人それぞれだろうけど...
私のいう学習は強制されて勉学に勤しむ"学校のお勉強"ではなく自発的に自分がやりたいことを実現すべく知識を得る事である.
そりゃ学生は好き嫌い言わずに学校のお勉強をしなきゃいけない事もあるだろうが社会人になると欲しくても簡単に知りたいことが教われない分,得るもの全てが学習だ.
私から言わせればT'sLABの活動も学習の積み重ねと言うわけである.
言っていることが理解できないって?
それはあなたが頭がよすぎて音楽から得るものが何もない証拠だろう.
音楽を作るということは楽曲制作もPA含むステージ構築でも異なる波形を積み重ねつつも人が心地よいと思う響きに裏付けを見つけたりと数理ロジックから実体のない感情に至るまでありとあらゆる事に頭を使うことになる.
音楽はある意味でロジックをマジックに変える事ができる世界である.
あなたが感動したその音楽は,ただすごい訳ではない.
その"すごさ"には種がある.
EQで波形を整形するのは儀式ではない.
シンセリードのフィルタを聴き比べてわかるかわからないかレベルで変更するのも何となくではない.
そうなるのには"そうしなきゃいけない理由"が全てにおいてあるからである.
音が飽和しているのはなぜかを追求すればラウドネス曲線と反した音量感が邪魔していたり聴き心地がよくないのを追求すれば気持ちが落ち着かないほど終わりのないコードワークが連続していたり,etc...
結局,なぜだったんだろう?ま,解決したからいっかと言う結果オーライで過ごせることはない.そんな事に例え10分でも費やしていたら,それこそ時間の無駄だし次につながらない.
この年になってDAWをいじりながらそんな初歩的なことに気が付いてしまう自分が情けないと思ったりもする.
だが,感性だけで解決できてしまう天才もどこかでその壁にぶつかるものだ.
世の中に天才がいるとしたら,それは普通の人より少しだけ上達が早いだけだと誰かが言っていた.
皆,結局は人間なのだ.
そんなわけで,何をしても発見と学習の連続な私.
とは言え,内容の密度というか質というか...残念ながら個人的に自分の理想とするレベルの学習には至っていない.
おそらく,世の中の大人のほとんどがそうだろうと自分に言い聞かせなければいけないくらい絶望するほどに目標達成できない.
日々の生活の中でまとまって学習に割ける時間なんてほぼない.
寝そべってTVを見たり,無料アプリに夢中になったり、、、と,やることいっぱいでさぞ一般的なサラリーマンも大変なことなのだろう(苦笑)
私の場合は,やれ次のPA現場の構成表作らなきゃとか,やれバンドプラクティスに向けて譜面書かなきゃとかに置き換わるわけで,休みの日が業務じみていて,日常が平穏な時間と言う本末転倒な状態だったりするのだが...
結果,時間を無理やり作るために睡眠時間を削るほかなくなるわけである.
11月にT'sの活動が一区切りついたこともあり,個人的に今までもやりたくてやれなかったマルチメディアコンテンツデータ制作について学習をすべくAdobeシリーズの本を大量に買ったので片っ端から読んでは使える技法を実践している真っ最中である.
本音を言うと,業務で取っ掛かりを得て興味が湧いたからカラーコーディネータの資格を取ったのだが結局,生活やStudioT'sLAB等でも役に立つわけではなかった.
念願のMy一眼レフカメラDfを持ち始めて撮影に入った事がきっかけで少しは他人のためになるべく何らかの基板つくりをしたいなと思い直しはじめたのである.
度々のつまりは,マニュアル撮影に必要な光やCMOSセンサーの知識が疎すぎてミスの連続を繰り返してしまっているのを補完というか,尻拭いというか、、、するためだったりする...
いやはや恥ずかしい限りだ。。。
高校時代からバンドのフライヤーとか美的センスが全くない私が自分で作っていたのは"こういうものを作りたい"という漠然としたイメージがあったからなのかもしれないが,それ以上に今だから恥ずかしくもなく言えるが,中田ヤスタカ氏みたいになんでも自分でやりたかったんだと思う.
しかし,独学では限界があるし一度手を付けてしまったものを基礎からやり直すことほど難しいことはない.
ピアノの練習を怠って指が丸められなくなったりするあれと同じだと自分は思ってしまう.
わかる人にはわかるだろう。。。
高校時代からAdobe製品を使い続けてるから変な癖も思い込みでできないだろうと思っている機能もたくさんあるわけで―.
脳をリセットするのが容易ではない.
そこで今更だが大量の参考書類を入手したと言うわけなのである.
動画制作をメインに考えたためAfterEffects関連本がほとんどだが...
Adobe製品は一つ覚えればどれでも互換しているとは言い難い.
それだけ多岐にわたり広い分野で使われている証拠でもあるわけだが素人が使いこなすのはやはり大変だ.
個人的にはPhotoshopもPremiereも慣れてしまったから使っているだけであって決して使いやすいわけではない.
ましてやAfterEffectsやIllustratorに至ってはほぼ初心者なので参考書なしにやると大変時間の無駄になる.
高校時代は体験版や簡易版でごまかしていた.
いつかはと思っていたプロ仕様のソフトを手に入れたのは大学卒業間際.
最後の特権(アカデミック特価)を使って有り金全部をはたいた結果手に入れたのが今使っているAdobe Creative Suite 4 Production Premiumである.
DTP(Desktop publishing:卓上出版の事)や映像系マルチメディアコンテンツ制作における知識が乏しい私にはほとんど宝の持ち腐れなのだが,いざと言う時はやはり役に立っていた...ま,値段分の価値を見いだせていないのは言うまでもないレベルだが.
CS5や5.5の時にアップグレードはしなかった.
もともと資金源がなくMaster Collectionが買えなかったため,ProductionPremiumのアップグレードでは10万程度もかけて目に見える恩恵が正直AfterEffectsだけともいえるべくマイナーチェンジにしか見えなかったしPremiumではAcrobatがないことに不満があったことも追い打ちをかけ保留.
そうこうしているうちにCS6シリーズではCS4以前からのアップグレードは未対応.
悩んでいる内に最後の要だったCS5.5の販売も打ち切り.
そして,ディスク配給最後の切り札だったCS6も2014年4月にはとうとう配給終了になりAdobe Creative Cloudと命名したクラウド化へとシフト.
お陰で,アマチュアの私たちには生産性もないのに固定費用がかかるクラウドを無駄に使い続けるわけにもいかず手を出し難くなって現在に至るわけだ.
媒体ソフトとして最終シリーズとなってしまったCS6はDL販売をしていくらしいがCS4ユーザーにとってはアップグレード特約は使えない.
CS6のMasterCollectionを新規で買おうものなら日本円にて32万円(DL版なので実態のないデータ,もっと言えばプロダクトキーに32万円払う形である.なんとも悲しい時代だ)
もはやアマチュアの購入域を凌駕している.
ただ,最も使用頻度の高いPhotoshopやPremiere,そして最近頻度が上がってきたAfterEffectsやIllustratorをCS6版で個別にそろえても値段はほとんど同じなのでMasterCollectionを選ぶ他ない.
クラウドならどうだろうか?
CS4特権を使って40%オフの契約にすれば全ソフト契約でも2,980円/月(通常は4,980円)であり,約9年(通常なら約5.4年)使い続けて初めて32万.
何より,クラウド版は契約すればMacでもWinでもOSを選ぶことなく使用できるのに対し,CS6までのソフトはOS固定である.
尚,昔はOSメーカー側でカラーマネージメント面も保証していたことがありDTP系と言えばもっぱらMacが使用されてきたが,Winでもソフト上で管理できる色データの互換性が強化された現在,言うほどの差がない.
印刷業界等プロの現場で使うわけではない私の場合はマシンスペック変更が容易なWin版に軍配が上がる可能性が高いわけだが,10年後も同環境を維持している保証はない(現にWin7は2020年にはサポート終了アナウンスもある)事を考えるとソフトウェアのアップグレードも保証されているCC(クラウド版)契約が一番お得なのが容易にわかる.
ただし,懸念事項もないわけではない.
Adobeという会社をご存知の方なら頭をよぎるのはサービスは"消費者の動き次第"であるということである.
要は,クラウドサービスが利益を上げられなければサービス内容の変更も簡単にしてしまう会社である.
では,クラウドサービスはAdobe社にとって本当に有益なのだろうか?
クラウドサービスへとシフトした一番の理由はディスク生産にかかるコストの削減とソフトウェアコピー等における不利益を解消するためと考えられる.
おそらくクラウドにしてもクラッキングというかハッキングにおけるリスクは変わらないのではないかと思う.
ネットワーク接続が絶対の基準になるため切り捨てたユーザー数も半端ではないはずだ(だからこそCS6の販売自体は終了していないのだろう...だが,ハードソフトではなくDL版だけの継続と言うのは解せない)
海賊版ディスクの流通における不利益やディスク生産にかかるコストを考えれば会社としては特定のユーザーを切り捨て,クラウドサーバー管理にお金を投資したのが将来的に利益を上げられるのだろう.
結論は簡単に出るわけではないが,強行突破されてしまったクラウド化に私たちアマチュアはついていけなかった.
今さら海賊版が蔓延る中古市場で正規のCS6を探すのは至難の業である(アップグレードに対応する5.5や5然り)
おそらくアメリカをはじめ各国の中古市場において正規ソフトがゼロと言うことはないと思うが,ユーザー登録されていたりクラウド上にシリアル保管されている場合は前ユーザーからID移行処理をしてもらわなければならないためリスクを伴う(前ユーザーを特定できない場合保証してもらえないだろうし)
CS6のDL版を買う場合はアカデミック特約などもないため昔はよくあった2回程度の講義開講でアカデミック処理を行ってしまい,安く売りさばくという産業も働かないため32万円という金額がほぼ確実に発生することになってしまう.
単純にクラウドへシフトしCCシリーズを契約するのが安くて低リスクなのはわかるわけだが,ソフト使用権利が支払い期間に限られてかつ,ネット回線がなくては使用保障されていないソフトは受け入れがたい.
ま,こういう観点で悩むところが日本人らしいといえば日本人らしいのだが...
今回の結論としては,CS5の時同様に早まってAdobeの戦略には乗らないことにした.
クラウド契約のCS4特約がなくなるタイミングが先かCS6のDL版廃止が先かはまだわからないが,まずは目の前にあるCS4を使い倒すことを考えたと言うわけである.
それに,最新版で宣伝文句に使われている新機能はうまくロジックを組めばCS4でもそれなりにこなせる範囲の技術ではあるし...
という過程の元で今後もCS4と自分に言い聞かせ参考書もCS4リリース当時発売された2008〜2010年頃までのものに限定して検索し古本を漁ったわけである.
新品もあるので計20円kを上回ってしまったのは涙ものだが,一人で黙々と勉強するためにはある程度の出費は致し方ないのである.
もちろん,いまさら学校に通ってツールの使い方を学ぼうなんて思わない.
知りたいこと,やりたいことはほとんど明確だし,覚える・考える・実践するのに他人の手を借りるような膨大な範囲ではない.
さー
CS4に懸けたお金分も使えないんじゃ将来性もないので兎に角勉学習学習!
DAWも研究材料は常に増え続けているのだが映像やデザインにまで手を出すと収集つかない生活に拍車がかかるわけで...
まー,脳が萎縮する前に叩き込めるもの叩き込まないと腐っちゃうので楽しく,時に辛く努力することにする.
ちなみに,今回入手した本は以下のとおりである.
・Adobe After Effects トレーニングブック
兎に角,AfterEffectsというソフトを知りたい使いたい人向けの1冊.
私を含む初心者にとっては貴重な1冊だが,応用ではないためネット情報やオンラインヘルプでもモーラ出来るレベル.
・AfterEffects 標準エフェクト全解
エフェクトに関してはプラグインなのでサードパーティーやユーザーが個々に作成したものなどもあるわけだが,本書ではプリインストールされたエフェクトを一通り紹介している.
そのエフェクトどういう時に使うといいのか?等の参考になるので重宝する1冊
・After Effects Standard Techniques 4 -Advanced Opening Works
"こういうのってどうやるのか?"に着目してまとめられた本.
おそらく,取りあえずやってみたいと思っている多くの初心者に役に立つ本.
テンプレートがネットからもDLできるので購入前にデータの中身をみて,解説見るまでもないと思うなら買わなくても良いかもしれないが,標準機能でできる事がまとまって書いてあるので個人的に一番開く回数が多い本になっている.
・AfterEffects for アニメーション
もともとAFは実写の修正や効果つくりに特化したソフトだが,もちろん使い方次第でアニメーションにも応用できる.その一部を簡単に紹介しているのがこの本.
ただし,基本操作部分は抜きにアニメーションの観点で"こういう使い方ができる"という内容なので基本が身についている人でアニメーションに使用したいという目的がある人向け.
シリーズもので応用編もある.
・Photoshop逆引きデザイン事典[CS4-CS3対応]
Photoshopにおける機能が細かい目次分けされてまとめられている1冊.一通りの事が出来て「あれ,どうやるんだっけ?」と言った時,確認するために使える本である.
よく,逆引きシリーズを"どんなことができるのか?"知りたくて買い求める初心者がいるが,その観点では使えないと思うので要注意
基本操作から一般的作業に必要な知識もまとまって載っているので初心者にはオススメだが印字レイアウトが個人的に好みではない.
ざっくり眺めておいて,作業中ドツボにハマった時だけ開くのに用いている.
・Photoshop 10年使える逆引き手帖(CS4-CS3-CS2-CS-7.0対応)
上に同じく逆引き本.基本的な内容はモーラされている.
バージョン別に確認できるため最新本を買い求めるのが将来性があってよいと思われる.
基本的にはPhotoshop逆引きデザイン事典とコンセプトが同じなので,どちらか1冊持っていればいいと思う.
個人的主観では逆引きよりレイアウトが見やすい.
・Photoshop デザイン事典 CS4/CS3/CS2/CS/7 対
上記2冊より,より加工・編集向けな内容.
個人的には一番開く回数が多いのだが,レイアウトが見にくいと感じてしまう.
今回の写真加工で用いた手法はこの本を応用して作成しているといえばなんとなく雰囲気が伝わるだろうか・・・
・Adobe Photoshop CS4マスターブック Extended対応 for Mac & Windows
Photoshopで使える機能を1つずつ丁寧に説明している本.
初心者に一番オススメな1冊
既にソフトをそれなりに使えている人にとっては必要ないが,基礎から再確認してみたい私みたいなユーザーにはぴったり.
・Illustrator逆引きデザイン事典[CS4-CS3対応]
Illustrator版逆引き本.
Photoshop版同様.
・Illustrator 10年使える逆引き手帖(CS4-CS3-CS2-CS-10-9-8 対応)
Illustrator版逆引き本.
Photoshop版同様に逆引きデザイン事典とコンセプトが同じなので,どちらか1冊持っていればいいと思う.
・Design and Applicationsデザイン理論とIllustrator・Photoshop・InDesignの実習
なかなかあるようでないDTP統合システムをAdobe製3ソフトであるイラレ,フォトショ,インデザを使いつつデザイン理論に至るまでを解説している.
ディジタルデザインの現場における配置レイアウトの考え方や文字フォントの使い方,用途別のデザイン感等,私のような素人には読み物としても一見の価値はあるかもしれない.
学校や現場等で学んでいる人はあまり必要ないかもしれない.
特別,まとまった操作方法が載っているわけではないので注意.
CS4までが解説範囲に入った本を選んだわけだが,小技集になるものから簡単な操作の見直し手順書.また実践的コンテンツ制作の手引きまでさまざまである.
私の主観が含まれているので参考になるかはわからないが"バカで落ち着きのない私"が"わかりやすい"と思ったものは大抵の初心者にやさしい本と言えるのではないかと思う.
これでご飯を食べるわけではないので十二分な情報量だが,正直ネットで調べられる範囲のものもたくさんあるし重複した内容も多い.
それでも多くの本にお金を出した理由は本気で取り組む決意の表れみたいなもの.
電気工事士やカラーコーディネータの試験勉強でも全く同じだったので私的には半分儀式みたいなものだ.
学習にお金をほとんどかけないで遠回りな理論裏付けを続けているのはDAWだけである.
本気じゃないと言うわけではなく先に体が動いてしまうから本を手に取るタイミングを見失っているだけの事.
要するに他の事には腰が重いけど音楽だけはやっぱり自発運動が働くらしい.
単純な人間である.
少し早目の自分へのクリスマスプレゼントと言ったところだろうか?
ハッキリ言って男三十路,一人で夜な夜な何をやってるのかと言われるとグーの根も出ないのが本音だが...
まー街に繰り出しても見渡す限りのイルミネーションにカップルだらけじゃ精神衛生的によろしくないし,かと言って一人酒で乙なつまみに舌鼓するタイプ(の顔)でもない( ?▽ ?)チーン
何もしないでぼーっと過ごすほど暇人でもないんだけど,今年最後の学習に貴重な時間を少し費やそうと思う.
ちなみに,本投稿にアップしているのは今月Dfで撮影したけど失敗続きで,ちまだこになって修正加えた撮影写真の一部...
これがあったから本を買ったわけではないのだが役にったってしまった(苦笑)
※(注記)いずれも上記本の参考例をそのままなぞって作ったわけではないことを断っておく
まー学習の定義って人それぞれだろうけど...
私のいう学習は強制されて勉学に勤しむ"学校のお勉強"ではなく自発的に自分がやりたいことを実現すべく知識を得る事である.
そりゃ学生は好き嫌い言わずに学校のお勉強をしなきゃいけない事もあるだろうが社会人になると欲しくても簡単に知りたいことが教われない分,得るもの全てが学習だ.
私から言わせればT'sLABの活動も学習の積み重ねと言うわけである.
言っていることが理解できないって?
それはあなたが頭がよすぎて音楽から得るものが何もない証拠だろう.
音楽を作るということは楽曲制作もPA含むステージ構築でも異なる波形を積み重ねつつも人が心地よいと思う響きに裏付けを見つけたりと数理ロジックから実体のない感情に至るまでありとあらゆる事に頭を使うことになる.
音楽はある意味でロジックをマジックに変える事ができる世界である.
あなたが感動したその音楽は,ただすごい訳ではない.
その"すごさ"には種がある.
EQで波形を整形するのは儀式ではない.
シンセリードのフィルタを聴き比べてわかるかわからないかレベルで変更するのも何となくではない.
そうなるのには"そうしなきゃいけない理由"が全てにおいてあるからである.
音が飽和しているのはなぜかを追求すればラウドネス曲線と反した音量感が邪魔していたり聴き心地がよくないのを追求すれば気持ちが落ち着かないほど終わりのないコードワークが連続していたり,etc...
結局,なぜだったんだろう?ま,解決したからいっかと言う結果オーライで過ごせることはない.そんな事に例え10分でも費やしていたら,それこそ時間の無駄だし次につながらない.
この年になってDAWをいじりながらそんな初歩的なことに気が付いてしまう自分が情けないと思ったりもする.
だが,感性だけで解決できてしまう天才もどこかでその壁にぶつかるものだ.
世の中に天才がいるとしたら,それは普通の人より少しだけ上達が早いだけだと誰かが言っていた.
皆,結局は人間なのだ.
そんなわけで,何をしても発見と学習の連続な私.
とは言え,内容の密度というか質というか...残念ながら個人的に自分の理想とするレベルの学習には至っていない.
おそらく,世の中の大人のほとんどがそうだろうと自分に言い聞かせなければいけないくらい絶望するほどに目標達成できない.
日々の生活の中でまとまって学習に割ける時間なんてほぼない.
寝そべってTVを見たり,無料アプリに夢中になったり、、、と,やることいっぱいでさぞ一般的なサラリーマンも大変なことなのだろう(苦笑)
私の場合は,やれ次のPA現場の構成表作らなきゃとか,やれバンドプラクティスに向けて譜面書かなきゃとかに置き換わるわけで,休みの日が業務じみていて,日常が平穏な時間と言う本末転倒な状態だったりするのだが...
結果,時間を無理やり作るために睡眠時間を削るほかなくなるわけである.
11月にT'sの活動が一区切りついたこともあり,個人的に今までもやりたくてやれなかったマルチメディアコンテンツデータ制作について学習をすべくAdobeシリーズの本を大量に買ったので片っ端から読んでは使える技法を実践している真っ最中である.
今回入手した本
今回入手した本
今回入手した本
本音を言うと,業務で取っ掛かりを得て興味が湧いたからカラーコーディネータの資格を取ったのだが結局,生活やStudioT'sLAB等でも役に立つわけではなかった.
念願のMy一眼レフカメラDfを持ち始めて撮影に入った事がきっかけで少しは他人のためになるべく何らかの基板つくりをしたいなと思い直しはじめたのである.
度々のつまりは,マニュアル撮影に必要な光やCMOSセンサーの知識が疎すぎてミスの連続を繰り返してしまっているのを補完というか,尻拭いというか、、、するためだったりする...
いやはや恥ずかしい限りだ。。。
高校時代からバンドのフライヤーとか美的センスが全くない私が自分で作っていたのは"こういうものを作りたい"という漠然としたイメージがあったからなのかもしれないが,それ以上に今だから恥ずかしくもなく言えるが,中田ヤスタカ氏みたいになんでも自分でやりたかったんだと思う.
しかし,独学では限界があるし一度手を付けてしまったものを基礎からやり直すことほど難しいことはない.
ピアノの練習を怠って指が丸められなくなったりするあれと同じだと自分は思ってしまう.
わかる人にはわかるだろう。。。
高校時代からAdobe製品を使い続けてるから変な癖も思い込みでできないだろうと思っている機能もたくさんあるわけで―.
脳をリセットするのが容易ではない.
そこで今更だが大量の参考書類を入手したと言うわけなのである.
動画制作をメインに考えたためAfterEffects関連本がほとんどだが...
Adobe製品は一つ覚えればどれでも互換しているとは言い難い.
それだけ多岐にわたり広い分野で使われている証拠でもあるわけだが素人が使いこなすのはやはり大変だ.
個人的にはPhotoshopもPremiereも慣れてしまったから使っているだけであって決して使いやすいわけではない.
ましてやAfterEffectsやIllustratorに至ってはほぼ初心者なので参考書なしにやると大変時間の無駄になる.
高校時代は体験版や簡易版でごまかしていた.
いつかはと思っていたプロ仕様のソフトを手に入れたのは大学卒業間際.
最後の特権(アカデミック特価)を使って有り金全部をはたいた結果手に入れたのが今使っているAdobe Creative Suite 4 Production Premiumである.
DTP(Desktop publishing:卓上出版の事)や映像系マルチメディアコンテンツ制作における知識が乏しい私にはほとんど宝の持ち腐れなのだが,いざと言う時はやはり役に立っていた...ま,値段分の価値を見いだせていないのは言うまでもないレベルだが.
sax
グラス
グラス
CS5や5.5の時にアップグレードはしなかった.
もともと資金源がなくMaster Collectionが買えなかったため,ProductionPremiumのアップグレードでは10万程度もかけて目に見える恩恵が正直AfterEffectsだけともいえるべくマイナーチェンジにしか見えなかったしPremiumではAcrobatがないことに不満があったことも追い打ちをかけ保留.
そうこうしているうちにCS6シリーズではCS4以前からのアップグレードは未対応.
悩んでいる内に最後の要だったCS5.5の販売も打ち切り.
そして,ディスク配給最後の切り札だったCS6も2014年4月にはとうとう配給終了になりAdobe Creative Cloudと命名したクラウド化へとシフト.
お陰で,アマチュアの私たちには生産性もないのに固定費用がかかるクラウドを無駄に使い続けるわけにもいかず手を出し難くなって現在に至るわけだ.
媒体ソフトとして最終シリーズとなってしまったCS6はDL販売をしていくらしいがCS4ユーザーにとってはアップグレード特約は使えない.
CS6のMasterCollectionを新規で買おうものなら日本円にて32万円(DL版なので実態のないデータ,もっと言えばプロダクトキーに32万円払う形である.なんとも悲しい時代だ)
もはやアマチュアの購入域を凌駕している.
ただ,最も使用頻度の高いPhotoshopやPremiere,そして最近頻度が上がってきたAfterEffectsやIllustratorをCS6版で個別にそろえても値段はほとんど同じなのでMasterCollectionを選ぶ他ない.
クラウドならどうだろうか?
CS4特権を使って40%オフの契約にすれば全ソフト契約でも2,980円/月(通常は4,980円)であり,約9年(通常なら約5.4年)使い続けて初めて32万.
何より,クラウド版は契約すればMacでもWinでもOSを選ぶことなく使用できるのに対し,CS6までのソフトはOS固定である.
尚,昔はOSメーカー側でカラーマネージメント面も保証していたことがありDTP系と言えばもっぱらMacが使用されてきたが,Winでもソフト上で管理できる色データの互換性が強化された現在,言うほどの差がない.
印刷業界等プロの現場で使うわけではない私の場合はマシンスペック変更が容易なWin版に軍配が上がる可能性が高いわけだが,10年後も同環境を維持している保証はない(現にWin7は2020年にはサポート終了アナウンスもある)事を考えるとソフトウェアのアップグレードも保証されているCC(クラウド版)契約が一番お得なのが容易にわかる.
ただし,懸念事項もないわけではない.
Adobeという会社をご存知の方なら頭をよぎるのはサービスは"消費者の動き次第"であるということである.
要は,クラウドサービスが利益を上げられなければサービス内容の変更も簡単にしてしまう会社である.
では,クラウドサービスはAdobe社にとって本当に有益なのだろうか?
クラウドサービスへとシフトした一番の理由はディスク生産にかかるコストの削減とソフトウェアコピー等における不利益を解消するためと考えられる.
おそらくクラウドにしてもクラッキングというかハッキングにおけるリスクは変わらないのではないかと思う.
ネットワーク接続が絶対の基準になるため切り捨てたユーザー数も半端ではないはずだ(だからこそCS6の販売自体は終了していないのだろう...だが,ハードソフトではなくDL版だけの継続と言うのは解せない)
海賊版ディスクの流通における不利益やディスク生産にかかるコストを考えれば会社としては特定のユーザーを切り捨て,クラウドサーバー管理にお金を投資したのが将来的に利益を上げられるのだろう.
結論は簡単に出るわけではないが,強行突破されてしまったクラウド化に私たちアマチュアはついていけなかった.
今さら海賊版が蔓延る中古市場で正規のCS6を探すのは至難の業である(アップグレードに対応する5.5や5然り)
おそらくアメリカをはじめ各国の中古市場において正規ソフトがゼロと言うことはないと思うが,ユーザー登録されていたりクラウド上にシリアル保管されている場合は前ユーザーからID移行処理をしてもらわなければならないためリスクを伴う(前ユーザーを特定できない場合保証してもらえないだろうし)
CS6のDL版を買う場合はアカデミック特約などもないため昔はよくあった2回程度の講義開講でアカデミック処理を行ってしまい,安く売りさばくという産業も働かないため32万円という金額がほぼ確実に発生することになってしまう.
単純にクラウドへシフトしCCシリーズを契約するのが安くて低リスクなのはわかるわけだが,ソフト使用権利が支払い期間に限られてかつ,ネット回線がなくては使用保障されていないソフトは受け入れがたい.
ま,こういう観点で悩むところが日本人らしいといえば日本人らしいのだが...
今回の結論としては,CS5の時同様に早まってAdobeの戦略には乗らないことにした.
クラウド契約のCS4特約がなくなるタイミングが先かCS6のDL版廃止が先かはまだわからないが,まずは目の前にあるCS4を使い倒すことを考えたと言うわけである.
それに,最新版で宣伝文句に使われている新機能はうまくロジックを組めばCS4でもそれなりにこなせる範囲の技術ではあるし...
cs4
CS4ディスクと今までに学習で使った本の一部
CS4ディスクと今までに学習で使った本の一部
という過程の元で今後もCS4と自分に言い聞かせ参考書もCS4リリース当時発売された2008〜2010年頃までのものに限定して検索し古本を漁ったわけである.
新品もあるので計20円kを上回ってしまったのは涙ものだが,一人で黙々と勉強するためにはある程度の出費は致し方ないのである.
もちろん,いまさら学校に通ってツールの使い方を学ぼうなんて思わない.
知りたいこと,やりたいことはほとんど明確だし,覚える・考える・実践するのに他人の手を借りるような膨大な範囲ではない.
さー
CS4に懸けたお金分も使えないんじゃ将来性もないので兎に角勉学習学習!
DAWも研究材料は常に増え続けているのだが映像やデザインにまで手を出すと収集つかない生活に拍車がかかるわけで...
まー,脳が萎縮する前に叩き込めるもの叩き込まないと腐っちゃうので楽しく,時に辛く努力することにする.
ちなみに,今回入手した本は以下のとおりである.
・Adobe After Effects トレーニングブック
兎に角,AfterEffectsというソフトを知りたい使いたい人向けの1冊.
私を含む初心者にとっては貴重な1冊だが,応用ではないためネット情報やオンラインヘルプでもモーラ出来るレベル.
・AfterEffects 標準エフェクト全解
エフェクトに関してはプラグインなのでサードパーティーやユーザーが個々に作成したものなどもあるわけだが,本書ではプリインストールされたエフェクトを一通り紹介している.
そのエフェクトどういう時に使うといいのか?等の参考になるので重宝する1冊
・After Effects Standard Techniques 4 -Advanced Opening Works
"こういうのってどうやるのか?"に着目してまとめられた本.
おそらく,取りあえずやってみたいと思っている多くの初心者に役に立つ本.
テンプレートがネットからもDLできるので購入前にデータの中身をみて,解説見るまでもないと思うなら買わなくても良いかもしれないが,標準機能でできる事がまとまって書いてあるので個人的に一番開く回数が多い本になっている.
・AfterEffects for アニメーション
もともとAFは実写の修正や効果つくりに特化したソフトだが,もちろん使い方次第でアニメーションにも応用できる.その一部を簡単に紹介しているのがこの本.
ただし,基本操作部分は抜きにアニメーションの観点で"こういう使い方ができる"という内容なので基本が身についている人でアニメーションに使用したいという目的がある人向け.
シリーズもので応用編もある.
・Photoshop逆引きデザイン事典[CS4-CS3対応]
Photoshopにおける機能が細かい目次分けされてまとめられている1冊.一通りの事が出来て「あれ,どうやるんだっけ?」と言った時,確認するために使える本である.
よく,逆引きシリーズを"どんなことができるのか?"知りたくて買い求める初心者がいるが,その観点では使えないと思うので要注意
基本操作から一般的作業に必要な知識もまとまって載っているので初心者にはオススメだが印字レイアウトが個人的に好みではない.
ざっくり眺めておいて,作業中ドツボにハマった時だけ開くのに用いている.
・Photoshop 10年使える逆引き手帖(CS4-CS3-CS2-CS-7.0対応)
上に同じく逆引き本.基本的な内容はモーラされている.
バージョン別に確認できるため最新本を買い求めるのが将来性があってよいと思われる.
基本的にはPhotoshop逆引きデザイン事典とコンセプトが同じなので,どちらか1冊持っていればいいと思う.
個人的主観では逆引きよりレイアウトが見やすい.
・Photoshop デザイン事典 CS4/CS3/CS2/CS/7 対
上記2冊より,より加工・編集向けな内容.
個人的には一番開く回数が多いのだが,レイアウトが見にくいと感じてしまう.
今回の写真加工で用いた手法はこの本を応用して作成しているといえばなんとなく雰囲気が伝わるだろうか・・・
・Adobe Photoshop CS4マスターブック Extended対応 for Mac & Windows
Photoshopで使える機能を1つずつ丁寧に説明している本.
初心者に一番オススメな1冊
既にソフトをそれなりに使えている人にとっては必要ないが,基礎から再確認してみたい私みたいなユーザーにはぴったり.
・Illustrator逆引きデザイン事典[CS4-CS3対応]
Illustrator版逆引き本.
Photoshop版同様.
・Illustrator 10年使える逆引き手帖(CS4-CS3-CS2-CS-10-9-8 対応)
Illustrator版逆引き本.
Photoshop版同様に逆引きデザイン事典とコンセプトが同じなので,どちらか1冊持っていればいいと思う.
・Design and Applicationsデザイン理論とIllustrator・Photoshop・InDesignの実習
なかなかあるようでないDTP統合システムをAdobe製3ソフトであるイラレ,フォトショ,インデザを使いつつデザイン理論に至るまでを解説している.
ディジタルデザインの現場における配置レイアウトの考え方や文字フォントの使い方,用途別のデザイン感等,私のような素人には読み物としても一見の価値はあるかもしれない.
学校や現場等で学んでいる人はあまり必要ないかもしれない.
特別,まとまった操作方法が載っているわけではないので注意.
sax
Sax
Sax
CS4までが解説範囲に入った本を選んだわけだが,小技集になるものから簡単な操作の見直し手順書.また実践的コンテンツ制作の手引きまでさまざまである.
私の主観が含まれているので参考になるかはわからないが"バカで落ち着きのない私"が"わかりやすい"と思ったものは大抵の初心者にやさしい本と言えるのではないかと思う.
これでご飯を食べるわけではないので十二分な情報量だが,正直ネットで調べられる範囲のものもたくさんあるし重複した内容も多い.
それでも多くの本にお金を出した理由は本気で取り組む決意の表れみたいなもの.
電気工事士やカラーコーディネータの試験勉強でも全く同じだったので私的には半分儀式みたいなものだ.
学習にお金をほとんどかけないで遠回りな理論裏付けを続けているのはDAWだけである.
本気じゃないと言うわけではなく先に体が動いてしまうから本を手に取るタイミングを見失っているだけの事.
要するに他の事には腰が重いけど音楽だけはやっぱり自発運動が働くらしい.
単純な人間である.
少し早目の自分へのクリスマスプレゼントと言ったところだろうか?
ハッキリ言って男三十路,一人で夜な夜な何をやってるのかと言われるとグーの根も出ないのが本音だが...
まー街に繰り出しても見渡す限りのイルミネーションにカップルだらけじゃ精神衛生的によろしくないし,かと言って一人酒で乙なつまみに舌鼓するタイプ(の顔)でもない( ?▽ ?)チーン
何もしないでぼーっと過ごすほど暇人でもないんだけど,今年最後の学習に貴重な時間を少し費やそうと思う.
ちなみに,本投稿にアップしているのは今月Dfで撮影したけど失敗続きで,ちまだこになって修正加えた撮影写真の一部...
これがあったから本を買ったわけではないのだが役にったってしまった(苦笑)
※(注記)いずれも上記本の参考例をそのままなぞって作ったわけではないことを断っておく
November 21, 2014
ステージ現場ではパソコンやプレーヤを液晶ディスプレイやプロジェクタに出力する機会がよくある.
会社の会議でも非常に多くの場で大きな画面にパソコン類を抜き差しするシーンが見受けられるだろう.
データのやり取りや統合ソフトの関係で1台のPCをつないだままプレゼン等が行えれば一番よいのだが,クリエイティブな現場等では専用のPCをどうしても挿さないといけない等,せっかくセッティングしても映像を出力する機器を切り替えるシーンが往々にしてある.
そんなときにこんな経験をしたことはないだろうか?
・さっきまで他のPCで映っていたのに別のPCを差したら映らなくなってしまった...
・映りはしたがアスペクト比(or画面表示)がおかしくなってしまった
・ディスプレイの画面に合わせてノートPCの画面が変わってしまい肝心な部分が表示されなくなってしまった
etc...
プレゼンの場でこんな場面に遭遇するとあたふたしてしまうものである.
自分の会社ならまだしも他社でのプレゼンでこんなことをして時間を無駄にしていると内容はともかくイメージが良くないだろう.
ましてや,ホールの演出で使うはずの映像が映らなくてブルースクリーン(No signal)なんて画面を出した日には翌日からの仕事はなくなってしまうに違いない.
では,なぜ画面は変化してしまったのだろうか?
さっきまで映っていたではないか.
そう言うなかれ.
これも,便利にするが故に発生している二次被害のようなものなのである.
ディスプレイをPCに挿したときどのようにPCはモニタを認識しているか考えたことはあるだろうか?
ま,あるならこのサイトにたどり着いてはいないのかもしれないが―.
俗にPnP(プラグアンドプレイ)と呼ばれているものがその技術の総称なのだが,要はつないだ後にユーザーは何の設定もなしにハードウェアが適正なパラメータをやり取りして自動認識し勝手につないで(表示して)くれるというものである.
ネットワークを一から設定してつなぐことと一緒でアナログの電気信号をただダイレクトにつないで行うアナログシンセのような回路ではない現代の電子機器は,無知では映像一つまともに映すことはできない.
ただ,それでは一般の人たちが使えなくなってしまうため『つないだら自動認識』ができるような仕組みを各機器に備えているのである.
ディスプレイ類の映像機器においてこのPnPを可能にしている技術がDDC(VESA Display Data Channel)と呼ばれるディスプレイ(映像入力機側)の情報をプレーヤ(映像出力機側)に送る規格なのである.
VGA端子(アナログRGB)の末期やDVIコネクタはもちろんHDMIやDP(DysplayPort)にも使われている統一規格なのだ.
このDDCはクロック,データの2信号で情報をやり取りしており映像を出力する側の機器(PC等)は映像を入力する側(映像を映すディスプレイ等)に既に書き込まれている固有データを読み込んでそれに見合ったセッティングにしているのである.
なので,2台の異なるディスプレイをつないだときにPCの設定画面を開くと知らないうちに選べる解像度が変化していることと思う.
これは,DDCにてディスプレイが持っているEDIDという固有情報を読み出してきて,そこに記載されている対応解像度をPC側が認識したからなのである.
EDID(Extended Display Identification Data)という言葉をご存知の方はその手の業界人か技術者だけだろうと思う.
このEDIDには規格に則ってメーカー情報をはじめ表示可能な解像度の情報等が記載されている.
ただし,ネットワークでいうところのMACアドレスみたいなもので個体情報なのでユーザーはいじることができない.
PC等の出力側の機器はEDIDの情報からよかれと思って一番高解像度(設定可能な中で最も大きな画面になる設定)な設定を切り替えてしまうことがあるのである(ビデオボードやアウトボードの設計思想に基づくためメーカによる)
これが"画面が変化してしまう"という原因になるわけである.
ノートPC等,ディスプレイがもともとついている機器は特に注意が必要だ.
クローンディスプレイで表示させると備え付けのモニタが表示できる限界解像度と接続したディスプレイの表示限界解像度が違うことが多々ある.
その場合,抜き差しするたびに表示限界解像度が切り替わってしまうためプレゼンの現場等で事前に全ての解像度をそろえておいても外した瞬間元の設定に戻ってしまうことになる.
一応,裏ワザとしては外部出力のポートに出す画面をクローン(複製)にしないでマルチ(拡張)に設定しておけば抜き差ししても挿しなおした場合にマスター側(PC等)が前回の設定を保持しておける設定であれば設定維持が可能ではある.
ただし,どうしても表示側の映像を手元のノートでも見たい(学会の発表などで基本前を向いて行うので映像が見れないなど)場合はクローンが好ましくなる.
このような場合,PnPが便利な機能ではなく敵になってしまうわけである.
では,どうすることもできないのだろうか?
PnPを無視する方法,解像度設定情報を固定できないのだろうか?
実はできるのだ.
EDIDを代行して出力してくれるEDIDエミュレータなる機器が存在する.
これを,映像入力側の機器(ディスプレイ等)と映像出力側の機器(PC等)の間に挟むことでEDIDを読み取る際はEDIDエミュレータ内のパラメータを読み込み表示に使う信号ラインはスルーして表示側へ送られるという仕組みである.
もちろん,ディスプレイ類は表示するのに対応したクロック等,最大表示領域の解像度だけではない設定もあるので不具合が発生しないとは言い切れないわけではある.
また,表示機器が対応していない情報を設定しても正しくは表示されないため各種設定で絶対にあるだろう解像度にそろえておく(例えばXGA等)ことが重要である.
リンクではVGA用を用意したがHDMIやDP,またDVI用も様々なメーカーから出ている.
粗枠品もないわけではないので用途に合わせつつもそれなりに名の知れたメーカー品を導入することをお勧めする.
使用者がしっかりと理解して使う分には非常に有効な手段になると言えるだろう.
尚,大会議室やホールなどでは中継にスイッチャ―と呼ばれる機器があり,これが影響して表示がおかしくなることもしばしばあることを覚えておいてほしい.
PnPはメーカーもエンドユーザーのためを思って採用している機能である.
解像度が勝手に切り替わって困っても表示機器や出力機器を疑うのではなく是非EDIDエミュレータを導入して解決してみて欲しい.
会社の会議でも非常に多くの場で大きな画面にパソコン類を抜き差しするシーンが見受けられるだろう.
データのやり取りや統合ソフトの関係で1台のPCをつないだままプレゼン等が行えれば一番よいのだが,クリエイティブな現場等では専用のPCをどうしても挿さないといけない等,せっかくセッティングしても映像を出力する機器を切り替えるシーンが往々にしてある.
そんなときにこんな経験をしたことはないだろうか?
・さっきまで他のPCで映っていたのに別のPCを差したら映らなくなってしまった...
・映りはしたがアスペクト比(or画面表示)がおかしくなってしまった
・ディスプレイの画面に合わせてノートPCの画面が変わってしまい肝心な部分が表示されなくなってしまった
etc...
プレゼンの場でこんな場面に遭遇するとあたふたしてしまうものである.
自分の会社ならまだしも他社でのプレゼンでこんなことをして時間を無駄にしていると内容はともかくイメージが良くないだろう.
ましてや,ホールの演出で使うはずの映像が映らなくてブルースクリーン(No signal)なんて画面を出した日には翌日からの仕事はなくなってしまうに違いない.
では,なぜ画面は変化してしまったのだろうか?
さっきまで映っていたではないか.
そう言うなかれ.
これも,便利にするが故に発生している二次被害のようなものなのである.
ディスプレイをPCに挿したときどのようにPCはモニタを認識しているか考えたことはあるだろうか?
ま,あるならこのサイトにたどり着いてはいないのかもしれないが―.
俗にPnP(プラグアンドプレイ)と呼ばれているものがその技術の総称なのだが,要はつないだ後にユーザーは何の設定もなしにハードウェアが適正なパラメータをやり取りして自動認識し勝手につないで(表示して)くれるというものである.
ネットワークを一から設定してつなぐことと一緒でアナログの電気信号をただダイレクトにつないで行うアナログシンセのような回路ではない現代の電子機器は,無知では映像一つまともに映すことはできない.
ただ,それでは一般の人たちが使えなくなってしまうため『つないだら自動認識』ができるような仕組みを各機器に備えているのである.
ディスプレイ類の映像機器においてこのPnPを可能にしている技術がDDC(VESA Display Data Channel)と呼ばれるディスプレイ(映像入力機側)の情報をプレーヤ(映像出力機側)に送る規格なのである.
VGA端子(アナログRGB)の末期やDVIコネクタはもちろんHDMIやDP(DysplayPort)にも使われている統一規格なのだ.
このDDCはクロック,データの2信号で情報をやり取りしており映像を出力する側の機器(PC等)は映像を入力する側(映像を映すディスプレイ等)に既に書き込まれている固有データを読み込んでそれに見合ったセッティングにしているのである.
なので,2台の異なるディスプレイをつないだときにPCの設定画面を開くと知らないうちに選べる解像度が変化していることと思う.
これは,DDCにてディスプレイが持っているEDIDという固有情報を読み出してきて,そこに記載されている対応解像度をPC側が認識したからなのである.
EDID(Extended Display Identification Data)という言葉をご存知の方はその手の業界人か技術者だけだろうと思う.
このEDIDには規格に則ってメーカー情報をはじめ表示可能な解像度の情報等が記載されている.
ただし,ネットワークでいうところのMACアドレスみたいなもので個体情報なのでユーザーはいじることができない.
PC等の出力側の機器はEDIDの情報からよかれと思って一番高解像度(設定可能な中で最も大きな画面になる設定)な設定を切り替えてしまうことがあるのである(ビデオボードやアウトボードの設計思想に基づくためメーカによる)
これが"画面が変化してしまう"という原因になるわけである.
ノートPC等,ディスプレイがもともとついている機器は特に注意が必要だ.
クローンディスプレイで表示させると備え付けのモニタが表示できる限界解像度と接続したディスプレイの表示限界解像度が違うことが多々ある.
その場合,抜き差しするたびに表示限界解像度が切り替わってしまうためプレゼンの現場等で事前に全ての解像度をそろえておいても外した瞬間元の設定に戻ってしまうことになる.
一応,裏ワザとしては外部出力のポートに出す画面をクローン(複製)にしないでマルチ(拡張)に設定しておけば抜き差ししても挿しなおした場合にマスター側(PC等)が前回の設定を保持しておける設定であれば設定維持が可能ではある.
ただし,どうしても表示側の映像を手元のノートでも見たい(学会の発表などで基本前を向いて行うので映像が見れないなど)場合はクローンが好ましくなる.
このような場合,PnPが便利な機能ではなく敵になってしまうわけである.
では,どうすることもできないのだろうか?
PnPを無視する方法,解像度設定情報を固定できないのだろうか?
実はできるのだ.
EDIDを代行して出力してくれるEDIDエミュレータなる機器が存在する.
これを,映像入力側の機器(ディスプレイ等)と映像出力側の機器(PC等)の間に挟むことでEDIDを読み取る際はEDIDエミュレータ内のパラメータを読み込み表示に使う信号ラインはスルーして表示側へ送られるという仕組みである.
もちろん,ディスプレイ類は表示するのに対応したクロック等,最大表示領域の解像度だけではない設定もあるので不具合が発生しないとは言い切れないわけではある.
また,表示機器が対応していない情報を設定しても正しくは表示されないため各種設定で絶対にあるだろう解像度にそろえておく(例えばXGA等)ことが重要である.
リンクではVGA用を用意したがHDMIやDP,またDVI用も様々なメーカーから出ている.
粗枠品もないわけではないので用途に合わせつつもそれなりに名の知れたメーカー品を導入することをお勧めする.
使用者がしっかりと理解して使う分には非常に有効な手段になると言えるだろう.
尚,大会議室やホールなどでは中継にスイッチャ―と呼ばれる機器があり,これが影響して表示がおかしくなることもしばしばあることを覚えておいてほしい.
PnPはメーカーもエンドユーザーのためを思って採用している機能である.
解像度が勝手に切り替わって困っても表示機器や出力機器を疑うのではなく是非EDIDエミュレータを導入して解決してみて欲しい.
November 15, 2014
皆さん4Kという言葉はご存じだろうか?
解像度を示す表記の1つで4K UHDTVという名称の16:9アスペクトにおいてFullHD(×ばつ1080)の丁度4倍の画素数を表現する映像のことである.
巷では4K放送もままならないまま各種メーカーから4K対応TVやカメラ等が発売されているわけではあるが,家電量販店にてディスプレイされている4Kの名がついたTVが映し出すデモ映像を見ると,まさに息を呑むような美しさであることは間違いないと思う.
2013年以降,本格的に4K機器が市場投入され始めたわけだが既に技術的には次世代8K(理論値で4Kの4倍)という名前まで飛び交っている現状,よく考えてみるとコンテンツが追い付いていないことにお気づきだろうか?
3D映像同様に対応したTVを持っていても放送自体がFullHDのままでは4K解像度をフルに使った表現はできない.
もちろん,疑似変換による4Kもどきは可能なものもあるのかもしれないが4K対応カメラで収録された映像を4K出力装置で見ているわけではない以上,能力が発揮されているとは言えないのがわかるかと思う.
家庭におけるTVのサイズはせいぜい40〜50インチ程度だろう.
空間的許容範囲以内だったとしても100インチのTVを30センチの距離で見ていたのでは息が詰まってしまう.
では,解像度が上がる理由は何かと問われれば,より精度の高い自然な光を表現したいという欲求からくるのだろうと思うわけである.
アナログからディジタルに置き換わるころは途端に生産数が上がり製造コストが下がった液晶テレビの大画面化が市場を沸かせたわけだが,今回は画面サイズを大きくしても精密な映像を提供する反面,現状のサイズでより密度の高い光の演出というのが本当のところなのだろう.
私たちの住むこの世界で人が視認できる光をより高精度で疑似表現するということは,光の潰れが少なくなり継ぎ目のない映像演出と言う意味でリアルな描画における表現の幅が広がることになる.
もっとわかりやすく言えば中継で紅葉を伝えるお天気お姉さんの裏に広がる山々の木々に美しく発色する葉の1枚1枚がくっきり見えれば,私たちはTVの前にいながらリアルタイムにお天気お姉さんと同じ山で同じ紅葉を見ているような体験ができることになる(カメラの絞り等による演出は除いて考えてほしい)
TV放送の魅力が今以上に増すと考えられないだろうか?
ただ,そこで少し考えてほしい.
CGを使った表現やアニメーションの世界はどうだろうか?
単純に考えれば描画が今までの4倍になる4KではCGの表現において仮にレンダリング処理が可能だったとしても4倍の映像を作り出すために4倍の時間がかかると考えるのは当然のことである.
仮に,映画の収益が前年比で4倍になるなら処理するマシンや人員を4倍の処理に対応できるだけ増員すれば不可能ではないのかもしれないが4Kの映像をフルに生かした映画という響きで本当に4倍のお客さんはついてくると思うだろうか?
また,制作の観点から言えば近年のSF映画のようにCGをふんだんに使った映画はどうだろうか?
大きな目でこちらにウインクを投げかける可愛らしいキャラクターを手がけるアニメータ等が描く画はどうだろうか?
まず,実写映画やドラマにおける撮影現場に4Kや8Kのカメラが鎮座するとしよう.
今までより高精度に映し出すカメラを前に戦々恐々とするのは何も俳優や女優だけではない.
メイクの表現一つをとっても細かく見分けられてしまっては傷を負った顔を表現する特殊メイクさんたちは気が気ではないに違いない.
セットを作り上げた美術さんも一見変哲のない雑居ビルのシーン一つとってもこれから破壊するシーンにこしらえたコンクリート壁が本物とほんの少し色味が違ったりすれば,硬さの違う素材が使われていることがばれてしまうとギリギリまで準備に追われているかもしれない,etc...
アニメーションやCGを作っていたクリエイターたちはそれ以上に苦しい思いをすることになる.
今までのペンタブレット端末等で今までのタッチ表現では4倍の解像度には耐えられない.
FullHD表現を超える表現力をもったDTP環境または4倍の大きさで描画しなければならないことになる.
仮に鉛筆で表現した画を取り込んでまたは擦れたタッチの線をペンタブで描いたと仮定しよう.
鉛筆の線がまるで顕微鏡で見たかのように荒く引かれていたのでは下手をすればFullHDよりも美しさを失ってしまう可能性も否定できない.
洗練された4K映像を求める市場は誰もアニメーションの描画に鉛筆書きのリアルさ,生々しさを求めてはいないのである.
足らない描画部分を仮にラインで埋めることにしたとして,そのラインの表現できるレベルがFullHD解像度ならラインは角ばってしまうに違いない.
角を取るためにボカシを入れればくっきり映像が売りの4K時代にアナログライクな質感の描画ばかりの摩訶不思議なコンテンツが完成してしまうだろう(一部のコンテンツが狙って出るならまだしも,アニメーション全体がこうなれば視聴者は離れてしまうかもしれない分けである)
映画に限らずゲームの世界におけるCGクリエータも同様である.
近年,CGにおけるグラフィック表現の追求は会社の経済を傾けてしまうほど高度でかつ莫大な費用がかかる世界になってきている.
SQUARE ENIXの代表作であるFinal Fantasy等を例に考えればわかる通り,もはやフィールドを歩くキャラクターですら少し前のCG映画に匹敵する描画と言っても過言ではなかったりする訳である.
その世界観になれた人々が求める高解像度とはアンリアルなアニメーションやゲームの世界でも容赦ない要求・欲求が発生しえることが手に取るようにわかると思う.
現状では,私の推測でしかないが4Kに対応する描画技術を経済が回る範囲で可能とするクリエイター会社は存在しないのではないかと思う.
だって,考えてみてほしい.
今よりも4倍の制作スピードを維持できる会社が仮にあったとしても収益が同じだったら1人あたりに支払われる給与は1/4になってしまうのである.
過去の利益や他の利益から穴埋めしたとして,潰れないでこれから先の未来を維持できる会社があるなら今日の不況なんて言葉は何無になってしまではないか―.
以上の理由も関係して,4Kコンテンツの出足がなかなか出しにくい現状が生まれているのではないかと思う.
実際,4Kになれば非圧縮映像の保存領域も4倍になってしまうわけでFullHDで少し余る50GBのBDもその限界を感じる日が来るだろう.
もちろん,疑似4K技術の進歩によりリアル4Kでない(FullHD等)映像をリアル4K然として表現できる出力機が出てくる日はやってくるかもしれないわけだが,それは逆に言えばCGクリエートやアニメーションの世界においてリアル4Kの非対応の穴埋めと言うか先行しすぎた技術の裏返しのように思えてならないのである.
疑似出力なんていうものは足らないビットを周囲のビットから演算で補う技術だろう.
綺麗に補正できる効率がよく頭の良い演算技術の進歩が数年後の未来に仮にあっても,描画に凹凸は生まれてしまうだろうしリアル4Kとの差は明白になってしまうに違いない.
そして,その頃には撮影機器も編集機器も出力するTV等も8K対応しているかもしれないわけである.
また,強引な観点かもしれないが4Kが万栄するようになると今度はシャっきりしすぎたシャープな高解像度が我儘な現代人を飽きさせてしまうかもしれない.
4K映像をぼかす技術,いわばフィルターが内蔵されるようになっては本末転倒だ.
カメラマンもレンズをチョイスし絞りを効かせて背景に程よいボケ見具合を演出し始めるかもしれない.『アナログ時代の暖かさを』なんていうキャッチフレーズで世のおじ様達を魅了するのだろうか?―.
必要以上とも取れる欲求を持つ人類に対応していく技術.
その裏にはどれほどの限界が待っているのかは誰も知る由はない.
ただ,刻一刻とクリエイターの背後に高解像度という恐怖の壁が迫っているように思えてならないのである.
解像度を示す表記の1つで4K UHDTVという名称の16:9アスペクトにおいてFullHD(×ばつ1080)の丁度4倍の画素数を表現する映像のことである.
巷では4K放送もままならないまま各種メーカーから4K対応TVやカメラ等が発売されているわけではあるが,家電量販店にてディスプレイされている4Kの名がついたTVが映し出すデモ映像を見ると,まさに息を呑むような美しさであることは間違いないと思う.
2013年以降,本格的に4K機器が市場投入され始めたわけだが既に技術的には次世代8K(理論値で4Kの4倍)という名前まで飛び交っている現状,よく考えてみるとコンテンツが追い付いていないことにお気づきだろうか?
3D映像同様に対応したTVを持っていても放送自体がFullHDのままでは4K解像度をフルに使った表現はできない.
もちろん,疑似変換による4Kもどきは可能なものもあるのかもしれないが4K対応カメラで収録された映像を4K出力装置で見ているわけではない以上,能力が発揮されているとは言えないのがわかるかと思う.
家庭におけるTVのサイズはせいぜい40〜50インチ程度だろう.
空間的許容範囲以内だったとしても100インチのTVを30センチの距離で見ていたのでは息が詰まってしまう.
では,解像度が上がる理由は何かと問われれば,より精度の高い自然な光を表現したいという欲求からくるのだろうと思うわけである.
アナログからディジタルに置き換わるころは途端に生産数が上がり製造コストが下がった液晶テレビの大画面化が市場を沸かせたわけだが,今回は画面サイズを大きくしても精密な映像を提供する反面,現状のサイズでより密度の高い光の演出というのが本当のところなのだろう.
私たちの住むこの世界で人が視認できる光をより高精度で疑似表現するということは,光の潰れが少なくなり継ぎ目のない映像演出と言う意味でリアルな描画における表現の幅が広がることになる.
もっとわかりやすく言えば中継で紅葉を伝えるお天気お姉さんの裏に広がる山々の木々に美しく発色する葉の1枚1枚がくっきり見えれば,私たちはTVの前にいながらリアルタイムにお天気お姉さんと同じ山で同じ紅葉を見ているような体験ができることになる(カメラの絞り等による演出は除いて考えてほしい)
TV放送の魅力が今以上に増すと考えられないだろうか?
ただ,そこで少し考えてほしい.
CGを使った表現やアニメーションの世界はどうだろうか?
単純に考えれば描画が今までの4倍になる4KではCGの表現において仮にレンダリング処理が可能だったとしても4倍の映像を作り出すために4倍の時間がかかると考えるのは当然のことである.
仮に,映画の収益が前年比で4倍になるなら処理するマシンや人員を4倍の処理に対応できるだけ増員すれば不可能ではないのかもしれないが4Kの映像をフルに生かした映画という響きで本当に4倍のお客さんはついてくると思うだろうか?
また,制作の観点から言えば近年のSF映画のようにCGをふんだんに使った映画はどうだろうか?
大きな目でこちらにウインクを投げかける可愛らしいキャラクターを手がけるアニメータ等が描く画はどうだろうか?
まず,実写映画やドラマにおける撮影現場に4Kや8Kのカメラが鎮座するとしよう.
今までより高精度に映し出すカメラを前に戦々恐々とするのは何も俳優や女優だけではない.
メイクの表現一つをとっても細かく見分けられてしまっては傷を負った顔を表現する特殊メイクさんたちは気が気ではないに違いない.
セットを作り上げた美術さんも一見変哲のない雑居ビルのシーン一つとってもこれから破壊するシーンにこしらえたコンクリート壁が本物とほんの少し色味が違ったりすれば,硬さの違う素材が使われていることがばれてしまうとギリギリまで準備に追われているかもしれない,etc...
アニメーションやCGを作っていたクリエイターたちはそれ以上に苦しい思いをすることになる.
今までのペンタブレット端末等で今までのタッチ表現では4倍の解像度には耐えられない.
FullHD表現を超える表現力をもったDTP環境または4倍の大きさで描画しなければならないことになる.
仮に鉛筆で表現した画を取り込んでまたは擦れたタッチの線をペンタブで描いたと仮定しよう.
鉛筆の線がまるで顕微鏡で見たかのように荒く引かれていたのでは下手をすればFullHDよりも美しさを失ってしまう可能性も否定できない.
洗練された4K映像を求める市場は誰もアニメーションの描画に鉛筆書きのリアルさ,生々しさを求めてはいないのである.
足らない描画部分を仮にラインで埋めることにしたとして,そのラインの表現できるレベルがFullHD解像度ならラインは角ばってしまうに違いない.
角を取るためにボカシを入れればくっきり映像が売りの4K時代にアナログライクな質感の描画ばかりの摩訶不思議なコンテンツが完成してしまうだろう(一部のコンテンツが狙って出るならまだしも,アニメーション全体がこうなれば視聴者は離れてしまうかもしれない分けである)
映画に限らずゲームの世界におけるCGクリエータも同様である.
近年,CGにおけるグラフィック表現の追求は会社の経済を傾けてしまうほど高度でかつ莫大な費用がかかる世界になってきている.
SQUARE ENIXの代表作であるFinal Fantasy等を例に考えればわかる通り,もはやフィールドを歩くキャラクターですら少し前のCG映画に匹敵する描画と言っても過言ではなかったりする訳である.
その世界観になれた人々が求める高解像度とはアンリアルなアニメーションやゲームの世界でも容赦ない要求・欲求が発生しえることが手に取るようにわかると思う.
現状では,私の推測でしかないが4Kに対応する描画技術を経済が回る範囲で可能とするクリエイター会社は存在しないのではないかと思う.
だって,考えてみてほしい.
今よりも4倍の制作スピードを維持できる会社が仮にあったとしても収益が同じだったら1人あたりに支払われる給与は1/4になってしまうのである.
過去の利益や他の利益から穴埋めしたとして,潰れないでこれから先の未来を維持できる会社があるなら今日の不況なんて言葉は何無になってしまではないか―.
以上の理由も関係して,4Kコンテンツの出足がなかなか出しにくい現状が生まれているのではないかと思う.
実際,4Kになれば非圧縮映像の保存領域も4倍になってしまうわけでFullHDで少し余る50GBのBDもその限界を感じる日が来るだろう.
もちろん,疑似4K技術の進歩によりリアル4Kでない(FullHD等)映像をリアル4K然として表現できる出力機が出てくる日はやってくるかもしれないわけだが,それは逆に言えばCGクリエートやアニメーションの世界においてリアル4Kの非対応の穴埋めと言うか先行しすぎた技術の裏返しのように思えてならないのである.
疑似出力なんていうものは足らないビットを周囲のビットから演算で補う技術だろう.
綺麗に補正できる効率がよく頭の良い演算技術の進歩が数年後の未来に仮にあっても,描画に凹凸は生まれてしまうだろうしリアル4Kとの差は明白になってしまうに違いない.
そして,その頃には撮影機器も編集機器も出力するTV等も8K対応しているかもしれないわけである.
また,強引な観点かもしれないが4Kが万栄するようになると今度はシャっきりしすぎたシャープな高解像度が我儘な現代人を飽きさせてしまうかもしれない.
4K映像をぼかす技術,いわばフィルターが内蔵されるようになっては本末転倒だ.
カメラマンもレンズをチョイスし絞りを効かせて背景に程よいボケ見具合を演出し始めるかもしれない.『アナログ時代の暖かさを』なんていうキャッチフレーズで世のおじ様達を魅了するのだろうか?―.
必要以上とも取れる欲求を持つ人類に対応していく技術.
その裏にはどれほどの限界が待っているのかは誰も知る由はない.
ただ,刻一刻とクリエイターの背後に高解像度という恐怖の壁が迫っているように思えてならないのである.
November 11, 2014
苦節十数年?(初めて興味を持ったのは多分小学校の頃ですけど...)
とうとう,手に入れました!
・Nikon Df シルバー(レンズキット)
・OLYMPUS E-M5 シルバー(USED:ボディー + M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R BLK)
購入するほんの2週間前まで何をどうチョイスするのか右往左往していました.
最後の最後までE-M1(OM-D)にしたい願望があったせいかもしれないのですが・・・
結局,悩みに悩んだ挙句のデジタル一眼レフNikon DfとミラーレスのOLYMPUS E-M5(中古)の選択になりました.
ちなみに,2台のカメラ購入はイベントに合わせての事だったのですが,レンズをそろえるお金がないというお財布事情により...だったりします(苦笑)
カメラ使用者であればお分かりの通り目的に沿ったレンズをそろえるのって本体を買うよりはるかに出費が大きいんです.
また,今回の目的ではスピードと明るさの要求されるライブハウス撮影に近似している現場でかつ,レンズ交換をするタイミングもないこと等が相まっての苦肉の策でした.
※(注記)未だに当日のレンズチョイスを迷い中TT(Dfはメインだが漢の標準レンズ1本撮りで行くぜ!)OM-DはF2.8辺りの望遠系ズームが欲しいのですがね...高くてorz
検討当初,Nikonはマーク外だったので色々迷いました.
最終的にDfにした理由は2014年現在型落ちにはなりましたが上位モデルのD4(2012年フラグシップモデル)エンジンを搭載していたことが大きいです.
加えてあのデザインとコンパクトさが追い打ちをかけた感じですね.
OLYMPUSはずっと憧れていましたのでOM-Dシリーズは絶対にと思っていたのですが,E-M1が候補から外れた時点でいったんクローズ.
その後,もろもろの事情で再浮上してお財布と相談の結果,E-M5(中古で筐体&レンズ&アクセサリで約3.6k)が自動的に決まった感じです.
市場がデジタル主流となった現在ではフィルム一眼レフ時代の名残はほとんどありません.
一眼はCanon(キヤノン←CM等の発音は違いますけどヤは大文字),Nikon,Pentax等が業界をリードし,ミラーレスではPanasonic,SONY,OLYMPUS等が主に名を連ねるようになりました(入れ替わりがしょっちゅうあるので記載時現在としておきます)
過去遺産があったりする方にとってはレンズ互換(メカニカルマウンタだけではなく電装部分の制約も含む)の問題もありますからメーカーは重要でしょうけれど,私のように遺産の全くないユーザーにとってはメーカーなんて特に問題にはなりません.
※(注記)業界ではレンズマウンタ互換の統一化という動きがだいぶ前からあるとは言われていますが特にNikon等はイメージセンサーとレンズ間距離が他社と大きく異なるのでなかなか難しそうです
そこで,色々調べてみたんです.
一旦は〜党と呼ばれるマニア・オタク層な人たちの話を一気に排除してできる限りどのメーカーも均等に位置した条件で何を選ぶのが自分にいいのかを考えるネタを探しました.
そうすると,面白いことにほとんど切り分けできない状態になるんです.
それだけ,国内カメラ業界は高水準の技術力を持っているんだろうと推測します.
これは車業界や楽器業界と全く同じだと思いますね.
そこで視点を変えて自分が初心者に楽器を勧めるときに何をポイントにするだろうかと考えなおしました.
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/ハンディング/ISO320/屋外/13:00曇り)
答えは簡単です.
できる限り多くの予算を準備し中途半端なモデルを買わない事.
そうしたら業界問わず同じだと確信できるコメントが沢山でてきました.
雑誌やネットを見てもプロアマ問わず「初心者でいられるのは最初だけ」,「ハマれば次が欲しくなる」という言葉が多く目につきます.
私は楽器においてものすごく恵まれていましたからハッキリと何を意味しているのかわかります.
幼少期にYAMAHA Electone HS-5と同社アップライトピアノが鎮座し小学時代はEL-87
中学時代はEL-900にCHELMERのクラリネットそしてEOS B2000.
過去最大に機材をそろえていた高校時代にはEL-900mにMOTIF7等,そして最も高額楽器を買った大学時代はS90ESにminiMoogVOYAGER,etc...
撮影:E-M5(14-42mm F3.5-5.6Gレンズ/ハンディング/ART:クロスプロセス/部屋撮り/蛍光灯光源???lux)
使っていた楽器のほとんどがクラス上位モデルでした.
昔から,そこだけクローズアップされて『ボンボンはこれだから』って苦笑されるんですけどね.
一応,補足しておきますけど家は一般の家庭よりはるかに貧乏でした.
お金の使いどころは親の思想一つで変わると思いますね.
家の親は子供に子供にっていう両親でしたから母親も親父も当時は酒こそ飲みましたが趣味も持たずに必要経費以外(というか,衣食住の必要部分も自分たちの分は相当削っていた)のお金を使っているところを見たことはありません.
私はお金には恵まれてませんでしたが親に恵まれた環境だったとつくづく思います.
家の親がどう考えて上位モデルを買ってくれたかまではわかりませんけど,エントリーモデルを使っても技術力が上がればスペックを要求するようになり次なる出費が増えることは手を取るようにわかりますから良選択だったと言えます(どのくらい続くかわからないという不安要素を取り除けばの話ですけどね...)
一眼でもミラーレスでもレンズ脱着式のカメラは一貫してレンズの載せ替えに楽しさやそこから出る発見,そして出費があると思います.
と,言うことは初期投資を頑張って以後オプション購入に費やすべきなのではないだろうか?
そう考えたわけです.
残念ながら,腕やセンスがついていくかは現段階ではわかりませんけどね.
以上の理由を踏まえてファースト機は初心者にはセンサーを持て余すほどのD4エンジンを積んだDfになりました.
D4Sが出た現在ではありますが型落ちと言えど新品のD4はやはり相当高額ですのでお得ですね.
デザイン然り操作性然りDfはシニア層(失礼,マニア層?)や出戻りをターゲットにした商品と言えるのでしょう.
故に,オールドニッコールレンズを装着しても違和感が出ないヴィンテージ然とした風貌も魅力の一つですね.
ただ,状態の良いオールドニッコールレンズは人気があるモデルになると相当高額かつ手に入りにくいですから私のような新規ユーザーは最新モデルを買うのが吉なんでしょうね.
10本のそれなりレンズを買うのであれば1本の高級レンズだろうという話もありますし...
それでも,ヴィンテージデザインなDfでオールドレンズの発掘をするという楽しみもそれはそれで粋でしょう?
アナログシンセやオールドシンセ好きな私にとってはこういう悩みも楽しみの一つですね.
その割には高い買い物と言われればそうかもしれませんケド(^^;
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/ハンディング/ISO640/山中/16:00曇り)
レンズ互換マウンタの自由度が高いCanonや他社製品という選択もあったでしょうけど結局,互換マウンタは意外と高いですし,制約も個々にありますのであまり気にせずNikonを選んじゃいました.
クイックなマニュアルコントロールで被写体と長い時間かけて対話する撮影のが私には向いている気がしたというのも相まってますね.
PCMシンセだろうがFMシンセだろうが未だに「アナログシンセバリにツマミ配置しておいてよ!」って思う人ですから,こればっかりは仕方がないんです(爆)
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/Manfrottoスタンド固定/ISO400/山中/15:00曇り)
尚,セカンド機をNikonにそろえなかったのは図体の大きな一眼を2台も3台も(もう次を買う心配かよ><;)買うつもりがなかった事が大きく関係しています.
レンズ互換の利く同社モデル(または同マウントモデル)でそろえるのが本来は筋なんでしょうけどね.
残念ながら2台とも触れてまだ日が浅く全然使いこなせていません.
何よりもここ数ヶ月はT'sの活動が盛んだったので忙しすぎて触っている時間がありませんでしたしね.
この後はT'sもお休みになる予定ですし,ここいらで少しカメラ修行の旅にでも出ようかななんて思ってみたり・・・
ま,まだまだ他の締切と要相談が続きますので本腰で向かえませんけどTT
一応,文章の要所要所に張り付けた写真は初心者ならではと言われてしまいそうな雑なもので申し訳ありませんが,DfまたはE-M5で時間がないなりに撮影したものを縮小リサイズしたものです.
もっともっと修行しないといけないですね...
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/ハンディング/ISO320/屋外テント内/12:00曇り)
カメラを持って愛車(ブリジストンANCORね^^;)にまたがってのヒルクライム&ダウンヒルする日も遠い未来じゃなくなりそうです.
思い描いた当時はO-MDで想定していたのでE-M5メインで行きますけどね〜(軽いし!)
とか思ったら急に山へ登りたくなってきました(爆)
こういう衝動もカメラを手にしたからならではと捉えるべきですかね?
これからのカメラライフが楽しみです.
と言うか,まず骨休めのために温泉に行きたーいっ!!!
誰か一緒に、、、っていうか俺を連れ出して >_<)/
まー,理解してくれる人と行かないといけませけどねー(同じところで20分も30分も撮影してちゃねぇ--;)
さてさて,楽器に自転車そしてカメラと絶対に共存してはいけないシリーズが整ってまいりました.
このままでは懐は底抜けです(;_;)
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/Manfrottoスタンド固定/ISO2500,SS2s/野外/22:00曇り&霧)
とうとう,手に入れました!
・Nikon Df シルバー(レンズキット)
・OLYMPUS E-M5 シルバー(USED:ボディー + M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R BLK)
購入するほんの2週間前まで何をどうチョイスするのか右往左往していました.
最後の最後までE-M1(OM-D)にしたい願望があったせいかもしれないのですが・・・
結局,悩みに悩んだ挙句のデジタル一眼レフNikon DfとミラーレスのOLYMPUS E-M5(中古)の選択になりました.
ちなみに,2台のカメラ購入はイベントに合わせての事だったのですが,レンズをそろえるお金がないというお財布事情により...だったりします(苦笑)
カメラ使用者であればお分かりの通り目的に沿ったレンズをそろえるのって本体を買うよりはるかに出費が大きいんです.
また,今回の目的ではスピードと明るさの要求されるライブハウス撮影に近似している現場でかつ,レンズ交換をするタイミングもないこと等が相まっての苦肉の策でした.
※(注記)未だに当日のレンズチョイスを迷い中TT(Dfはメインだが漢の標準レンズ1本撮りで行くぜ!)OM-DはF2.8辺りの望遠系ズームが欲しいのですがね...高くてorz
検討当初,Nikonはマーク外だったので色々迷いました.
最終的にDfにした理由は2014年現在型落ちにはなりましたが上位モデルのD4(2012年フラグシップモデル)エンジンを搭載していたことが大きいです.
加えてあのデザインとコンパクトさが追い打ちをかけた感じですね.
OLYMPUSはずっと憧れていましたのでOM-Dシリーズは絶対にと思っていたのですが,E-M1が候補から外れた時点でいったんクローズ.
その後,もろもろの事情で再浮上してお財布と相談の結果,E-M5(中古で筐体&レンズ&アクセサリで約3.6k)が自動的に決まった感じです.
市場がデジタル主流となった現在ではフィルム一眼レフ時代の名残はほとんどありません.
一眼はCanon(キヤノン←CM等の発音は違いますけどヤは大文字),Nikon,Pentax等が業界をリードし,ミラーレスではPanasonic,SONY,OLYMPUS等が主に名を連ねるようになりました(入れ替わりがしょっちゅうあるので記載時現在としておきます)
過去遺産があったりする方にとってはレンズ互換(メカニカルマウンタだけではなく電装部分の制約も含む)の問題もありますからメーカーは重要でしょうけれど,私のように遺産の全くないユーザーにとってはメーカーなんて特に問題にはなりません.
※(注記)業界ではレンズマウンタ互換の統一化という動きがだいぶ前からあるとは言われていますが特にNikon等はイメージセンサーとレンズ間距離が他社と大きく異なるのでなかなか難しそうです
そこで,色々調べてみたんです.
一旦は〜党と呼ばれるマニア・オタク層な人たちの話を一気に排除してできる限りどのメーカーも均等に位置した条件で何を選ぶのが自分にいいのかを考えるネタを探しました.
そうすると,面白いことにほとんど切り分けできない状態になるんです.
それだけ,国内カメラ業界は高水準の技術力を持っているんだろうと推測します.
これは車業界や楽器業界と全く同じだと思いますね.
そこで視点を変えて自分が初心者に楽器を勧めるときに何をポイントにするだろうかと考えなおしました.
DSC_0411
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/ハンディング/ISO320/屋外/13:00曇り)
答えは簡単です.
できる限り多くの予算を準備し中途半端なモデルを買わない事.
そうしたら業界問わず同じだと確信できるコメントが沢山でてきました.
雑誌やネットを見てもプロアマ問わず「初心者でいられるのは最初だけ」,「ハマれば次が欲しくなる」という言葉が多く目につきます.
私は楽器においてものすごく恵まれていましたからハッキリと何を意味しているのかわかります.
幼少期にYAMAHA Electone HS-5と同社アップライトピアノが鎮座し小学時代はEL-87
中学時代はEL-900にCHELMERのクラリネットそしてEOS B2000.
過去最大に機材をそろえていた高校時代にはEL-900mにMOTIF7等,そして最も高額楽器を買った大学時代はS90ESにminiMoogVOYAGER,etc...
PB090010
撮影:E-M5(14-42mm F3.5-5.6Gレンズ/ハンディング/ART:クロスプロセス/部屋撮り/蛍光灯光源???lux)
使っていた楽器のほとんどがクラス上位モデルでした.
昔から,そこだけクローズアップされて『ボンボンはこれだから』って苦笑されるんですけどね.
一応,補足しておきますけど家は一般の家庭よりはるかに貧乏でした.
お金の使いどころは親の思想一つで変わると思いますね.
家の親は子供に子供にっていう両親でしたから母親も親父も当時は酒こそ飲みましたが趣味も持たずに必要経費以外(というか,衣食住の必要部分も自分たちの分は相当削っていた)のお金を使っているところを見たことはありません.
私はお金には恵まれてませんでしたが親に恵まれた環境だったとつくづく思います.
家の親がどう考えて上位モデルを買ってくれたかまではわかりませんけど,エントリーモデルを使っても技術力が上がればスペックを要求するようになり次なる出費が増えることは手を取るようにわかりますから良選択だったと言えます(どのくらい続くかわからないという不安要素を取り除けばの話ですけどね...)
一眼でもミラーレスでもレンズ脱着式のカメラは一貫してレンズの載せ替えに楽しさやそこから出る発見,そして出費があると思います.
と,言うことは初期投資を頑張って以後オプション購入に費やすべきなのではないだろうか?
そう考えたわけです.
残念ながら,腕やセンスがついていくかは現段階ではわかりませんけどね.
以上の理由を踏まえてファースト機は初心者にはセンサーを持て余すほどのD4エンジンを積んだDfになりました.
D4Sが出た現在ではありますが型落ちと言えど新品のD4はやはり相当高額ですのでお得ですね.
デザイン然り操作性然りDfはシニア層(失礼,マニア層?)や出戻りをターゲットにした商品と言えるのでしょう.
故に,オールドニッコールレンズを装着しても違和感が出ないヴィンテージ然とした風貌も魅力の一つですね.
ただ,状態の良いオールドニッコールレンズは人気があるモデルになると相当高額かつ手に入りにくいですから私のような新規ユーザーは最新モデルを買うのが吉なんでしょうね.
10本のそれなりレンズを買うのであれば1本の高級レンズだろうという話もありますし...
それでも,ヴィンテージデザインなDfでオールドレンズの発掘をするという楽しみもそれはそれで粋でしょう?
アナログシンセやオールドシンセ好きな私にとってはこういう悩みも楽しみの一つですね.
その割には高い買い物と言われればそうかもしれませんケド(^^;
DSC_0546
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/ハンディング/ISO640/山中/16:00曇り)
レンズ互換マウンタの自由度が高いCanonや他社製品という選択もあったでしょうけど結局,互換マウンタは意外と高いですし,制約も個々にありますのであまり気にせずNikonを選んじゃいました.
クイックなマニュアルコントロールで被写体と長い時間かけて対話する撮影のが私には向いている気がしたというのも相まってますね.
PCMシンセだろうがFMシンセだろうが未だに「アナログシンセバリにツマミ配置しておいてよ!」って思う人ですから,こればっかりは仕方がないんです(爆)
DSC_0481
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/Manfrottoスタンド固定/ISO400/山中/15:00曇り)
尚,セカンド機をNikonにそろえなかったのは図体の大きな一眼を2台も3台も(もう次を買う心配かよ><;)買うつもりがなかった事が大きく関係しています.
レンズ互換の利く同社モデル(または同マウントモデル)でそろえるのが本来は筋なんでしょうけどね.
残念ながら2台とも触れてまだ日が浅く全然使いこなせていません.
何よりもここ数ヶ月はT'sの活動が盛んだったので忙しすぎて触っている時間がありませんでしたしね.
この後はT'sもお休みになる予定ですし,ここいらで少しカメラ修行の旅にでも出ようかななんて思ってみたり・・・
ま,まだまだ他の締切と要相談が続きますので本腰で向かえませんけどTT
一応,文章の要所要所に張り付けた写真は初心者ならではと言われてしまいそうな雑なもので申し訳ありませんが,DfまたはE-M5で時間がないなりに撮影したものを縮小リサイズしたものです.
もっともっと修行しないといけないですね...
DSC_0316
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/ハンディング/ISO320/屋外テント内/12:00曇り)
カメラを持って愛車(ブリジストンANCORね^^;)にまたがってのヒルクライム&ダウンヒルする日も遠い未来じゃなくなりそうです.
思い描いた当時はO-MDで想定していたのでE-M5メインで行きますけどね〜(軽いし!)
とか思ったら急に山へ登りたくなってきました(爆)
こういう衝動もカメラを手にしたからならではと捉えるべきですかね?
これからのカメラライフが楽しみです.
と言うか,まず骨休めのために温泉に行きたーいっ!!!
誰か一緒に、、、っていうか俺を連れ出して >_<)/
まー,理解してくれる人と行かないといけませけどねー(同じところで20分も30分も撮影してちゃねぇ--;)
さてさて,楽器に自転車そしてカメラと絶対に共存してはいけないシリーズが整ってまいりました.
このままでは懐は底抜けです(;_;)
DSC_0636
撮影:Nikon Df(50mmF1.8Gレンズ/Manfrottoスタンド固定/ISO2500,SS2s/野外/22:00曇り&霧)
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November 10, 2014
11月上旬,私用で実家に帰省した際に珍しく部屋を少しお片付け.
StudioT'sLABにミキサーがない(PA準備のため現在Tom持ち出し中)事をいいことにLDプレーヤを引っ張り出して動かしてみました.
モデル:Pioneer LD-S9
機種としてはLD生産後期のエントリーモデルみたいなもの.
三菱製のニジマナイザーを採用したモデルでオリジナル映像をやんわりと滲ませる(ボケさせる)事でノイズを押さえて出力するというのを売りにしていたらしいです.
くっきり映像でシャープさを追求する現在の思想からは考えられないでしょうけどブラウン管や画素数が少ないプロジェクターが全盛期だった当時では画期的な技術だったのだと思います.
幾分古いものですので,さすがにモーターもピックアップもギリギリ食いつないでいる感があり,唯一実家に残っているYAT安心宇宙旅行(←マニアックでしょ?知ってる?桂さん・・・^^;)のLDを入れるも何度も吐き出されてしまいました.
やっと映っても回しはじめは伸びたVHS状態で色も映像も安定しませんでしたが15分もすると安定の再生に.
(まるでヴィンテージアナログシンセみたい><;)
回路もあったまって(フルアナログ回路ではないでしょうからまやかしですけど)モーターも映像エンジンもそれなりにちゃんと動いていそうでした.
4時間分くらい適当に回してみましたが普通に動いていましたね.
(頭文字D読みながらだったから細かい映像は見てないけど...ディスク入れ替えるとピックアップ精度の低下か出だしは不調なままだった)
残念ながら,今やCVBS(コンポジット映像信号の事で黄色いRCAプラグで挿すあれね)での接続は液晶TVに申し訳程度についたアップコンバータで無理やり映していますので画はひどいものです.
マニアの中にはLDを存続させるために3管式プロジェクターを所有し続けている方もいらっしゃるとか。。。
頭が下がりますけど,ディジタルハイサンプリングしてエフェクトでボケさせるじゃダメなんですかね?
尚,LD-S9にはコンポーネント(規格でいえばD端子と同等でY,B-Y,R-Y3つに分割した信号をアナログ伝送する方式)がありませんのでコンポジットかS端子の選択になります.
昔はよく輝度信号と色信号を合成して送るコンポジット(信号ラインが1本しかないので)より分離したまま送るS端子(信号に使えるラインが複数ある)のがきれいになるとかいう売り文句が流行った頃もありますが,ほとんどまやかしなんです.
理論的には合成波を受け側のTVで分離しなおして映すコンポーネントより分離したままの信号をそのまま映すS端子のがいいに決まっているのですが,LDやVHSの制作現場では収録の際にコンポーネント(合成波)で収録しているものもあるため結局プレーヤ側が合成波を分離して送ったり,ひどいプレーヤでは映像は全てコンポーネントで処理しコンポーネント端子から分離回路に入ってS端子に出力する名ばかりS端子も存在するんですよ.
これではプレーヤや映像ソースによってS端子の恩恵が受けられるものとコンポーネントで送るよりもはるかに劣化してしまうものとが混在している事になるんですね.
LDはもともと映像マニア向けに高画質を掲げて出た技術ですから高級機であればそれなりに考えられて設計されていますが,汎用機に関しては保障ありませんので私はほとんどコンポーネントがなければCVBSにしちゃいます.
大体,自宅で普通につなぐレベルは短距離ですからノイズもほとんど乗らないでしょうね.
もちろん,StudioT'sLABにS端子もD端子もコンポーネント端子も各種ケーブル全てを完備してはいますので本気で映像を追いこんでみたいと思えば複数試すとは思いますけど私個人としては,ただ見れればイイ派なので記録するとかではなない限り特別考えませんね.
(だから,StudioT'sLABって何屋さんだよ...)
ちなみに,LD持っていると言う話をすると年齢サバ読んでいるんじゃないかって言われます.
確かに同世代とLDやベータ(βマックス)の話をしても『・・・?』って顔されますし...
ま,実際おっさんなんで自分も知らないうちにサバ読んでいるのかもしれませんね(笑)
LDに限らず化石のようなオールドゲーム機(MSXをはじめ,PCエンジン,ファミコン+ディスクシステム,セガサターン,他...)も各種取り揃えております(苦笑)
※(注記)プチ情報:Blu-Ray vs HD-DVDが記憶に新しいメディア紛争ですけど,VHS vs βの時でも新メディアが一気に紛争するときは大抵,理論的な記録方式の精度とか寿命とか玄人な話よりも記録時間が長いという単純な理由が最も有力でした.
もちろんLDなんていう高価なおもちゃ,リアルタイムに買えるわけないですよ.
だってLDって自分じゃ記録できないから単にプレーヤじゃないですか?
当時も,映像分野ではマニア向けとされていましたしDVDへの置き換えが動き出したころには通信カラオケ用のコンテンツで食いつないでいたと聞きます(吉幾三氏の『おら東京さ行くだ』でも,一部のver.で『レザーディスクは化けもんだ』って歌ってますよね)
私は数年前にジャンクで叩き売りされていたのを破格(本体価格:1,000円...TT)で引き取って調整したんです.
今後の維持を考えると動くうちに手放すのも手なんですけどね.
まだ,見きれていないLDもあるし(っていうかYATだけしか持ってないけど・・・)
ま,調整できる間は大切に持っていようと思います.
もう代替え部品はとっくにないのでメカニカル(メカトロ含む)部品が壊れたらお終いですけどね.
取り留めないですが家のLDのお話でしたマル
StudioT'sLABにミキサーがない(PA準備のため現在Tom持ち出し中)事をいいことにLDプレーヤを引っ張り出して動かしてみました.
モデル:Pioneer LD-S9
機種としてはLD生産後期のエントリーモデルみたいなもの.
三菱製のニジマナイザーを採用したモデルでオリジナル映像をやんわりと滲ませる(ボケさせる)事でノイズを押さえて出力するというのを売りにしていたらしいです.
くっきり映像でシャープさを追求する現在の思想からは考えられないでしょうけどブラウン管や画素数が少ないプロジェクターが全盛期だった当時では画期的な技術だったのだと思います.
[フレーム]
幾分古いものですので,さすがにモーターもピックアップもギリギリ食いつないでいる感があり,唯一実家に残っているYAT安心宇宙旅行(←マニアックでしょ?知ってる?桂さん・・・^^;)のLDを入れるも何度も吐き出されてしまいました.
やっと映っても回しはじめは伸びたVHS状態で色も映像も安定しませんでしたが15分もすると安定の再生に.
(まるでヴィンテージアナログシンセみたい><;)
回路もあったまって(フルアナログ回路ではないでしょうからまやかしですけど)モーターも映像エンジンもそれなりにちゃんと動いていそうでした.
4時間分くらい適当に回してみましたが普通に動いていましたね.
(頭文字D読みながらだったから細かい映像は見てないけど...ディスク入れ替えるとピックアップ精度の低下か出だしは不調なままだった)
残念ながら,今やCVBS(コンポジット映像信号の事で黄色いRCAプラグで挿すあれね)での接続は液晶TVに申し訳程度についたアップコンバータで無理やり映していますので画はひどいものです.
マニアの中にはLDを存続させるために3管式プロジェクターを所有し続けている方もいらっしゃるとか。。。
頭が下がりますけど,ディジタルハイサンプリングしてエフェクトでボケさせるじゃダメなんですかね?
[フレーム]
尚,LD-S9にはコンポーネント(規格でいえばD端子と同等でY,B-Y,R-Y3つに分割した信号をアナログ伝送する方式)がありませんのでコンポジットかS端子の選択になります.
昔はよく輝度信号と色信号を合成して送るコンポジット(信号ラインが1本しかないので)より分離したまま送るS端子(信号に使えるラインが複数ある)のがきれいになるとかいう売り文句が流行った頃もありますが,ほとんどまやかしなんです.
理論的には合成波を受け側のTVで分離しなおして映すコンポーネントより分離したままの信号をそのまま映すS端子のがいいに決まっているのですが,LDやVHSの制作現場では収録の際にコンポーネント(合成波)で収録しているものもあるため結局プレーヤ側が合成波を分離して送ったり,ひどいプレーヤでは映像は全てコンポーネントで処理しコンポーネント端子から分離回路に入ってS端子に出力する名ばかりS端子も存在するんですよ.
これではプレーヤや映像ソースによってS端子の恩恵が受けられるものとコンポーネントで送るよりもはるかに劣化してしまうものとが混在している事になるんですね.
[フレーム]
LDはもともと映像マニア向けに高画質を掲げて出た技術ですから高級機であればそれなりに考えられて設計されていますが,汎用機に関しては保障ありませんので私はほとんどコンポーネントがなければCVBSにしちゃいます.
大体,自宅で普通につなぐレベルは短距離ですからノイズもほとんど乗らないでしょうね.
もちろん,StudioT'sLABにS端子もD端子もコンポーネント端子も各種ケーブル全てを完備してはいますので本気で映像を追いこんでみたいと思えば複数試すとは思いますけど私個人としては,ただ見れればイイ派なので記録するとかではなない限り特別考えませんね.
(だから,StudioT'sLABって何屋さんだよ...)
ちなみに,LD持っていると言う話をすると年齢サバ読んでいるんじゃないかって言われます.
確かに同世代とLDやベータ(βマックス)の話をしても『・・・?』って顔されますし...
ま,実際おっさんなんで自分も知らないうちにサバ読んでいるのかもしれませんね(笑)
LDに限らず化石のようなオールドゲーム機(MSXをはじめ,PCエンジン,ファミコン+ディスクシステム,セガサターン,他...)も各種取り揃えております(苦笑)
※(注記)プチ情報:Blu-Ray vs HD-DVDが記憶に新しいメディア紛争ですけど,VHS vs βの時でも新メディアが一気に紛争するときは大抵,理論的な記録方式の精度とか寿命とか玄人な話よりも記録時間が長いという単純な理由が最も有力でした.
[フレーム]
もちろんLDなんていう高価なおもちゃ,リアルタイムに買えるわけないですよ.
だってLDって自分じゃ記録できないから単にプレーヤじゃないですか?
当時も,映像分野ではマニア向けとされていましたしDVDへの置き換えが動き出したころには通信カラオケ用のコンテンツで食いつないでいたと聞きます(吉幾三氏の『おら東京さ行くだ』でも,一部のver.で『レザーディスクは化けもんだ』って歌ってますよね)
私は数年前にジャンクで叩き売りされていたのを破格(本体価格:1,000円...TT)で引き取って調整したんです.
今後の維持を考えると動くうちに手放すのも手なんですけどね.
まだ,見きれていないLDもあるし(っていうかYATだけしか持ってないけど・・・)
ま,調整できる間は大切に持っていようと思います.
もう代替え部品はとっくにないのでメカニカル(メカトロ含む)部品が壊れたらお終いですけどね.
取り留めないですが家のLDのお話でしたマル
October 18, 2014
カメラやミラーレス,コンデジ等を持っている人ならわかると思いますがケーブルを挿せば各種カメラはTV等外部機器に出力できるんです.
撮った映像はもちろんですが待機モードが使えるモデルであれば今現在写している映像をモニタリングできるんです.
高校時代にバンドのDVD作ったときはminiDVカムのこの機能を使ってTVでモニタリングしながらカメラマンレス撮影をしました.
ディジタルと来ると映像信号を出力する際はHDMIになる事が圧倒的に多いわけですね.
単に映像を出すだけであればHDMIをTVに接続すればよいのですが,その映像をカメラのメモリに録画するのではなく外部レコーダに録画したいと考えると厄介です.
HDCP(HDMIの通信データに付随するディジタルコンテンツ用プロテクション規格)の問題がついて回るHDMIは基本的に記録できる機器がほとんど選択できません.
カメラの出力端子の場合はフィールドが限られますからHDCPは関係ありませんがHDMI入力で録画ができる機材は一部のオーディオマニア向け高級レコーダになることが多いため野外は基,自宅であってもそう簡単には導入できませんよね.
業務用でのディジタル出力は基本的にSDIによる転送が昔からの主流ですが,コンシューマ向けのカメラには目的も全く異なることから搭載されていることはまずありません.
そうなるとHDMI以外に出力する方法は内部回路で無理やりダウンコンバートされたアナログ端子で保存する他ないことになってしまいます.
それではせっかくの解像度感やアスペクト比等もグチャグチャになってしまい昨今の映像現場で使用できる映像を残すことはできません.
一般の方たちはPCのPCIeポートにHDMI入力のついたキャプチャー用ビデオボードを増設するなどして取り込んでいるケースが多いようです.
これでは家電レコーダ同様に使える場所が限られてしまいます.
そこで登場するのがフィールドレコーディング用のモバイルムービーレコーダなのです.
私が勝手に命名していますけど,こんなややこしい書き方しかできないのにはわけがあります.
この分野はそれほど目立って出てきていないんです.
先に書いた通りの理由から保護コンテンツ視聴がメインの一般ユーザーは使い道がないからなんです.
故に,専用機材として高額になります.
例えるならミラーレスカメラと同等かそれ以上の値段が普及モデルの値段になってしまうんです.
そこで色々調べてみたところすばらしいモデルがありました.
現在,老舗ATOMOS社よりなんと3万円台で出ているんですよ.
ATOMNJS001 ProResレコーダー Ninja Star
上位モデルのNinja2をコンシューマ向けにダウングレードしたようなモデルです.
HDMIを録画するというだけですごい機材なのにこの安さ!
一応,記録メディアがまだまだ高い(64GBで2万程度?)ので上位モデルのNinja2と値段差は決して大きいわけではないのですがこれは朗報だと思いました.
持ち出しとしては手間もかかりますからムービーやミラーレス等を持っているならそれが一番だと思います.
ムービーの保存領域だけではどうしても録画しきれないだとか,一眼レフカメラで長時間動画撮影したい等の需要に見事にマッチしたモデルだと思います.
ただし,カメラにおけるHDMI出力映像は各種メーカーがどこまで画作りをこだわっているかわかりません.
(基本おまけ機能でしょうから)
まずは,お持ちのモニタで録画映像をPC経由等で確認し色味や細部の違いを頭に叩き込みつつ,店頭デモ機で同じ映像を録画させて再確認する等して導入するのが間違いないのではないかとは思いますね.
いずれにせよ個人的に今後もNinjaシリーズの発展を期待します.
撮った映像はもちろんですが待機モードが使えるモデルであれば今現在写している映像をモニタリングできるんです.
高校時代にバンドのDVD作ったときはminiDVカムのこの機能を使ってTVでモニタリングしながらカメラマンレス撮影をしました.
[フレーム]
ですが,時代は変わり現在は内部処理がFullディジタルです.ディジタルと来ると映像信号を出力する際はHDMIになる事が圧倒的に多いわけですね.
単に映像を出すだけであればHDMIをTVに接続すればよいのですが,その映像をカメラのメモリに録画するのではなく外部レコーダに録画したいと考えると厄介です.
HDCP(HDMIの通信データに付随するディジタルコンテンツ用プロテクション規格)の問題がついて回るHDMIは基本的に記録できる機器がほとんど選択できません.
カメラの出力端子の場合はフィールドが限られますからHDCPは関係ありませんがHDMI入力で録画ができる機材は一部のオーディオマニア向け高級レコーダになることが多いため野外は基,自宅であってもそう簡単には導入できませんよね.
業務用でのディジタル出力は基本的にSDIによる転送が昔からの主流ですが,コンシューマ向けのカメラには目的も全く異なることから搭載されていることはまずありません.
そうなるとHDMI以外に出力する方法は内部回路で無理やりダウンコンバートされたアナログ端子で保存する他ないことになってしまいます.
それではせっかくの解像度感やアスペクト比等もグチャグチャになってしまい昨今の映像現場で使用できる映像を残すことはできません.
一般の方たちはPCのPCIeポートにHDMI入力のついたキャプチャー用ビデオボードを増設するなどして取り込んでいるケースが多いようです.
これでは家電レコーダ同様に使える場所が限られてしまいます.
そこで登場するのがフィールドレコーディング用のモバイルムービーレコーダなのです.
私が勝手に命名していますけど,こんなややこしい書き方しかできないのにはわけがあります.
この分野はそれほど目立って出てきていないんです.
先に書いた通りの理由から保護コンテンツ視聴がメインの一般ユーザーは使い道がないからなんです.
故に,専用機材として高額になります.
例えるならミラーレスカメラと同等かそれ以上の値段が普及モデルの値段になってしまうんです.
そこで色々調べてみたところすばらしいモデルがありました.
現在,老舗ATOMOS社よりなんと3万円台で出ているんですよ.
ATOMNJS001 ProResレコーダー Ninja Star
上位モデルのNinja2をコンシューマ向けにダウングレードしたようなモデルです.
[フレーム]
モニタリング機能等無駄を一切省き色々な制限こそあるもののHDMI信号をCFastカード(1.0規格)にディジタル記録(録画)できるんです.HDMIを録画するというだけですごい機材なのにこの安さ!
一応,記録メディアがまだまだ高い(64GBで2万程度?)ので上位モデルのNinja2と値段差は決して大きいわけではないのですがこれは朗報だと思いました.
持ち出しとしては手間もかかりますからムービーやミラーレス等を持っているならそれが一番だと思います.
ムービーの保存領域だけではどうしても録画しきれないだとか,一眼レフカメラで長時間動画撮影したい等の需要に見事にマッチしたモデルだと思います.
ただし,カメラにおけるHDMI出力映像は各種メーカーがどこまで画作りをこだわっているかわかりません.
(基本おまけ機能でしょうから)
まずは,お持ちのモニタで録画映像をPC経由等で確認し色味や細部の違いを頭に叩き込みつつ,店頭デモ機で同じ映像を録画させて再確認する等して導入するのが間違いないのではないかとは思いますね.
いずれにせよ個人的に今後もNinjaシリーズの発展を期待します.
October 09, 2014
ハードディスクのイレース作業を合間隙間にやってます.
あ,僕がっていうより旧型のPC-AT互換機がですけどね.
DBANっていう有名なLinux系ハードディスクイレースソフトを使用して勝手にやってもらっているのですがセキュリティー強化のために全セクタに乱数や0xFFを書き込んだりするため時間が容赦なくかかります.
最大350Wの電源が載ったマシンでの施行ですがもちろん,ほとんど電気は食っていません.
ただ,そうは言っても数日間つけっぱなしなのでできる限り早く終わらせたいと思い素晴らしいものを手に入れました.
旧型PC-AT互換機にはSATAポートはもちろんPCI-eポートもついていません.
ましてやオンボードのUSBは2.0かどうかも怪しい...
そこで導入したのがPCIボードにSATAをつなぐことができるボードです.
こういうニッチな商品あるんですね!
で,その転送速度がどのくらいになるのかをざっくり計算してみました.
仕様では1.5Gbpsと書いてあります.
1.5ギガビットパーセックですから1秒間に1.5ギガビットの転送ということになります...
して,1.5Gbitってなんじゃい
数字を大きく見せるために面倒な表記をしていますが,簡単に言うと18MB/s程度ということになります.
ただ,あくまで理論値ですのでUSB2.0が480Mbpsのところ実測で30Mbpsしか出ないことがある等,色々な要因で書き込み速度や読み込み速度は遅くなります.
仮にUSB2.0で1秒間で2MB読み書きできたと想定して2TB(1750GB程度)のハードディスクで896,000秒(約14,933分⇒約249時間⇒10.4日)ということになります.
これが,PCI-SATAで仮に3倍増しだとしたら3.5日で終わることになるわけですね!
処理は一定ですが,必ずしも消費電力は一定ではないかもしれません.
なのでこちらもざっくり100Wを常に消費したと仮定して計算すると100(W)×ばつ1(Hour)=100Whで100(W)×ばつ24(Hour)×ばつ3.5(day)=8.4kwhになります.
中部電力での概算で8.4k(Wh)×ばつ27.97円ですから計235円程度ということになります.
逆に言えば3倍(10.4日かかった場合)で約700円ですね.
同等のHDDまたはSSDを9個イレースすると3,996円(定価8%税込)のボードの元が取れます.
また,1つ辺り6.9日の節約になりますのでトータル93.6日かかるところが21日で終わることになりPCも占有されずに済む時間が短くなりますね.
時は金なりです.
新たなパーツに悪戦苦闘する可能性はゼロではありませんので一様には言えませんがざっくり計算でもある程度吟味して上手にイレースしましょう.
あ,僕がっていうより旧型のPC-AT互換機がですけどね.
DBANっていう有名なLinux系ハードディスクイレースソフトを使用して勝手にやってもらっているのですがセキュリティー強化のために全セクタに乱数や0xFFを書き込んだりするため時間が容赦なくかかります.
最大350Wの電源が載ったマシンでの施行ですがもちろん,ほとんど電気は食っていません.
ただ,そうは言っても数日間つけっぱなしなのでできる限り早く終わらせたいと思い素晴らしいものを手に入れました.
[フレーム]
旧型PC-AT互換機にはSATAポートはもちろんPCI-eポートもついていません.
ましてやオンボードのUSBは2.0かどうかも怪しい...
そこで導入したのがPCIボードにSATAをつなぐことができるボードです.
こういうニッチな商品あるんですね!
[フレーム]
で,その転送速度がどのくらいになるのかをざっくり計算してみました.
仕様では1.5Gbpsと書いてあります.
1.5ギガビットパーセックですから1秒間に1.5ギガビットの転送ということになります...
して,1.5Gbitってなんじゃい
数字を大きく見せるために面倒な表記をしていますが,簡単に言うと18MB/s程度ということになります.
[フレーム]
ただ,あくまで理論値ですのでUSB2.0が480Mbpsのところ実測で30Mbpsしか出ないことがある等,色々な要因で書き込み速度や読み込み速度は遅くなります.
仮にUSB2.0で1秒間で2MB読み書きできたと想定して2TB(1750GB程度)のハードディスクで896,000秒(約14,933分⇒約249時間⇒10.4日)ということになります.
これが,PCI-SATAで仮に3倍増しだとしたら3.5日で終わることになるわけですね!
処理は一定ですが,必ずしも消費電力は一定ではないかもしれません.
なのでこちらもざっくり100Wを常に消費したと仮定して計算すると100(W)×ばつ1(Hour)=100Whで100(W)×ばつ24(Hour)×ばつ3.5(day)=8.4kwhになります.
中部電力での概算で8.4k(Wh)×ばつ27.97円ですから計235円程度ということになります.
逆に言えば3倍(10.4日かかった場合)で約700円ですね.
同等のHDDまたはSSDを9個イレースすると3,996円(定価8%税込)のボードの元が取れます.
また,1つ辺り6.9日の節約になりますのでトータル93.6日かかるところが21日で終わることになりPCも占有されずに済む時間が短くなりますね.
時は金なりです.
新たなパーツに悪戦苦闘する可能性はゼロではありませんので一様には言えませんがざっくり計算でもある程度吟味して上手にイレースしましょう.
September 29, 2014
制作スペースに新しいパーツを増やしました.
いや,数的には減った...ですかね?
一目瞭然.
キーボードが1つとマウスが1つなくなったのです.
2台のPCがある作業机なので,今まではキーボード2つとマウス(DAWマシンはトラックボールですが)が1つずつあったんですけど前々から打開案を探っていて,とうとう脱出できたわけであります.
意外と考えることがあって大変でした.
ネットワークでマウスとキーボードのシステムを共有するMouse Without Borders(Microsoft系)というソフトやInput DirectorまたSynergy(MacやLinuxでも共有できる)等のフリーソフトがあります.
これはシステム上でマスターPCからスレーブマシンへと情報を渡す仕組みでスマフォやタブレット等をコントロールしたりするのに便利と言われたものなのです.
リモートデスクトップの簡易版とでも考えればよいでしょうね.
私の環境ではどちらか1台のPCしか付けない場合があるためNGでした.
もちろん,リモートデスクトップも考えましたが,DAWマシンは基幹ネットワークから外れているのと真横にあるPCを重いVPNで操作するという煩わしさはちょっと...
ハードウェアではUSBケーブルをつないで同じように共有するKB-USB-LINK3やBSKM202があります.
上のハード版ですね.
こちらもグッと来たのですが,あくまでマスター/スレーブの関係が付いて回るので同じくNG.
で,結局まわりまわってハードスイッチタイプ.
私が中学校とか高校時代にも流行ったんです.
PS/2キーボード・マウスとモニターを1つずつで切り替えるハードスイッチタイプの切替器.
VGAの切り替えだったらPC98よりも前の世代からありましたよね!
まーCRTを2台も3台も置けませんから家にも2個くらいありましたよ.
VGAケーブルが無駄に高くて意外とお金がかかったはず(Tomが買ったから値段知らない)
それと同じようなものでUSBの切替機です.
ファイルの共有ができる近代的なシステムに比べると今さらこんなアナログなと思われるかもしれませんが,1台しか使わないときも使えて2台の時も使えるのでこれしかなかったんです.
え?なぜ今まで悩んでいたのかって?
いやー私のメインコントローラはLogicoolのUnifyingレシーバータイプなのでBluetoothの認証みたいにネゴシエーションでこけるんじゃないかという懸念事項があったんですよ.
価格.comに似たような書き込みがいくつかあって人柱にならずにすんだわけです.
いい時代になりましたね.
昔は『コレいけるんじゃないか?』と思ったらまずやってみるしかなかったですからね〜
幾度となく人柱やりましたよ〜NGな事なんて日常茶飯事でした(最近は仕様書とか読み漁ったりメーカーに問い合わせたりと試すまでに時間がかかるようになったので無駄はなくなりましたけど)
無事使えております.
モニター切り替えのタイミングくらいでほとんど切り替わるので何も困ってません.
リアルデスクトップもすっきりして感動です.
これで,心置きなくペンタブレットが置けそうです(マテ
ちなみに,先ほど書いたようにネット上では既に使用した人たちの情報が沢山ありました.
この手の商品に限って言えば,憶測なのか勝手にハードスイッチでバスラインをブッツリ切り替えているイメージで書いている人が多くて"動作不具合"に対してものすごくそっけなく"ありえない"と言っている方も目立ちますが,何故その結論になったのかが知りたいですね.
分解する気はないのでおそらくですけど,誤作動防止等をするためにほとんどが接続を入れ替えてるためのIC(HUBかなにか?)を内臓させているんじゃないかと思います.
なので,仕様では電源供給タイプの機器に限定(突入電流制限の都合だと思います.ハードディスクでも外付けアダプタで動かしている方いるかもしれませんが壊れてもメーカーに文句言えませんから気を付けてくださいね)したり,Bluetoothのマウスとかだと認証でこけてしまうようなことがメーカーページのFAQに載っていたりしています(だからなかなか導入できなかったんだよーTT)
確かに,USBはユーザーが好きな時に差し込んでOSによっては好きな時に抜くことができるようになっていましたけど,それは電源が落ちると同時にICの電源を適正に処理したり通信を正常に終わらせるような命令が受け手側か出し側(または中継器)で行うからでしょう.
通信面で簡単に言ってしまえばディジタル通信も会話と同じです.電話で『〜帰りま』・・・でぷっつり切れちゃったら聞いている側は帰るのか帰らないのかわかりません.
前後の話から受け手側が勝手に補完して「『これからまっすぐ』って言ってたから帰るんだろうな」と補正できる範囲であればいいでしょうけど前に『今日は』しか言っていなかったら普段『今日は帰る』か『今日は帰らない』しか言わない人だったらどちらかわかりませんよね?
ディジタル通信では決められたルールの範囲でしか補正できませんので感情的な補完はできませんが近いことがいえると考えてよいでしょう.
通信中に電源が落とされたら動き続けて変な動作をされるより止まるのが確実ですね.さっきの電話の例でいえば『帰りまーーーーー』って最後の音の後,切れなかったら「...うるさいわ!」って下手すれば受け手側がキレちゃいます(爆)
通信エラーが起きて切れたのならプツっと切れて無音になるかプープー(不通音)って鳴れば「あぁ(電源か電波が途切れて)切れちゃった」ってなるでしょう?
マウスなら『右へ、右へ、右へ、...』と言っている間に抜かれたら抜かれた瞬間に『右へ、み、、、(止まれ!)』と止めてしまうか『右へ、み、、、』一定時間待って通信が来ないので受け側が『じゃ止めるわ』と止めてしまうかですね.
こんな感じで,考えると単純にぶつっと切っちゃうと誤作動の元になりかねないわけです.
(正確にはUSBのIC入力ポートが浮いてに不定な電圧が発生したときHi/Low誤認識して『帰り、%ш○しろまるИЮтЗ*』等のような意味不明な情報が入り込んでしまうような状態になりえるということ)
仮に通信は(Vista以外のXP以降であればOS側で割り込み抜き差しを許しているので)どうにかなるとしても電源配給されて動く機器で下手気にそれをやっちゃうと変な電圧がかかって機器が壊れちゃうかもしれません(実際はUSBの場合こっちのが可能性高いです)
数千円の切替機で数万円のUSBデバイスが壊れたとか,大切なデータが消えたなんてクレームが多発したらメーカーも大赤字ですから当然守るための回路を仕込むでしょうね.
私なんか,それこそ底辺の学校出てますからハッキリ言います!
少なくとも今これを読んでくれているあなたと学力レベルでいえば比較できないくらいのアホでバカです.
でも,少し考えれば色々な可能性を考察することくらいできます.
たとえ考察内容が,正しくても間違っていてもこういう可能性が出てくれば単にメーカーを叩くことはできません(これは多くの評論家にも言えることです)
結局,こういうこと言うと批判者の避難みたいに聞こえていけないのですが,皆さんも技術的なことは知っておくべきだと思いますよ.
大学の同級生にも『エンドユーザーにとってはしったこっちゃない』って言う人もいるので一様には言えないと自覚していますが,少なくともPCもスマフォも何でも便利な部分だけをうのみに使っている人にとってはブラックボックスが多すぎますから,メーカーだって全てのユーザーにおける環境での動作保障なんてできっこありませんし想定するのも困難なんです.
それに対して『できないなら出すな』とおっしゃる方もいらっしゃるようですが作ってくれるメーカーがなかったら便利にならないんです.
特に,こういうニッチな産業はお金につながるほど儲けられないと思いますよ.
頭ごなしに不評をするのではなく少しは感謝しつつ,"どういう環境で,どのようにつかって,何ができて何ができなかったのか"をしっかりと情報提供しましょう.
それこそ,シャンプーした後のペットを電子レンジに入れて亡くしてしまい『メーカーがペットを入れてはいけないと書かなかったのが悪い』とか言って裁判で勝訴してしまったどっかの自由な国のおばさんと言ってる事は同じだと思います.
えーと,電子レンジで血液が沸騰するとか電磁波は生命に危険を及ぼさないのか?とか一瞬でも考えられなかったんですかね?
無知ほど味方の少ないものはありません(上の事例は勝訴していますけど多くの人たちを敵に回したというか呆れさせたかと、、、ハッキリ書きませんけど...ねぇ^^;)
使っている機械の基礎知識や技術情報くらいは自分で勉強しましょう.
『わからない』って言うのは簡単です.言う前に少しは努力しないと誰も教えてはくれません.
だって,基礎知識がないとどこから教えたら伝わるかわからないでしょう?
パソコンなんて特にそうです.
オペレータが「マウスでアイコンをダブルクリックしてください」といって電話の向こうで画面にマウスを押しつけて「何にもおきませんけど・・・」じゃ,はたから見たら軽いコントですけど先進まないでしょうから(苦笑)
脱線しちゃいましたけど技術に逆行しつつも地味に作業効率アップへとつないでおります.
あーでも出そうで出なくて,もうどうでもよくなりつつあるMac miniが本当に出たら,またメインPCが変わっちゃうのでシステム入れ替えで大変かも.
でも,Windows自体手放せない(ソフト的な理由で)ので基本2台体制は変えないつもりです.
私の部屋の環境は以下の通り
Main(StudioT'sLABのDAW専用備品)
Windows7 64bit
Core i7 3.4GHz
メモリ ×ばつ3(Dual bootじゃないの)
SSD 128GB
[主なソフト]
Cubase7
Wavelab8
各種VSTプラグインソフト
Sub(ネットワークと映像処理)
CuadCore 2.8GHz
メモリ ×ばつ2(Dual bootだけど32bitなので700MB程度は仮想ドライブ化)
↓ドライブは用途に合わせて切り替え↓
SSD 256GB
[主なソフト]
Windows7 32bit(マザボの制約で仕方なく)
Adobe CS4 ProductionPremium(MASTER COLLECTIONは買えなかった...これだって泣きながら買った><)
Poser7
コミPo!
CAD系フリーソフト等
SSD 128GB
[主なソフト]
WindowsXP 32bit(基幹ネットから切り離して使用)
Cubase7 32bit
SOL2(SMF作成専用)
DAW系フリーソフト等
高校時代から映像と音声のソフトは絶対に一緒のOS下に置かないがセオリーなので今でも2台必須.
実際,当時はドライバやらソフトの干渉やらで不具合多発したんです.
今でも,AdobeのPremiaとDAW系ソフトはやはり干渉します.
プラグインとか相互に使えるものもあるので一緒に入れられたらなぁと思うことはあるんですけど...
もとより重いソフトで2つ同時に立ち上げられないので仕方なく分けちゃってます.
TomからStudioT'sマシンを借りるまではサブPCで全部やってたんですよ〜
すごいでしょ?え?イメージつかめないって?
もう,面倒ったらありゃしないですよー
映像とDAWは相変わらずドライブで分けていたので
Adobeの入ったハードディスク側の映像と音声分離してサブのHDDにデータを置いたら電源切ってハードディスク切り替えて立ち上げ
Wavelab立ち上げて音声データのマスタリングをしなおしてまたサブHDDにデータを置いたら電源切ってハードディスク切り替えて立ち上げ
Premia立ち上げて貼り付けて...不具合箇所が見つかるとまた電源切って―.
ね?(爆)
しかも,ハード共有でも2台のPCじゃない?
だからね無駄に同じOSを2つ持ってた...
最初のころは1台で全部やってたから複数ライセンス版のOSなんて買わなかったし,Adobe買うまではまさか干渉するなんて思ってもいなかったから...
現状,本当はネット専用でタブレットPCを持ってSubPCも基幹ネットから外してしまいたいんだけど,そこまでの資金がないのでWindows7のOSソフトを買い増して今のシステムを維持しています.
パソコンやアプリケーションソフトをちゃんと理解して上手に使っていくって意外と大変なんですよ.
誰でしょうね?
パーソナルコンピューターって名前つけっちゃったの...
確かに,ワードプロセッサからすればパーソナルでしょうけど
実際は多目的に使うコツがいるんですよね
ちなみに,昔のパソコンも今の私のPCに使っている仕組みみたいな事していたんですよ.
ワープロやるときはワープロ専用基板を載せて
表計算をやるときは表計算専用基板を載せ替えて
そのうちソフト化されても外側のハードは同じまま中身を用途に合わせて入れ替える手法でした.
私から言わせれば今も昔も根本的には変わっていないと思います.
『古臭い』と吐き捨てる前に昔の技術の良き部分を理解して利便性のいいものは再利用する.
やっぱり,これにつきますb
いや,数的には減った...ですかね?
新規制作デスク
After
After
旧制作デスク
Before
Before
一目瞭然.
キーボードが1つとマウスが1つなくなったのです.
2台のPCがある作業机なので,今まではキーボード2つとマウス(DAWマシンはトラックボールですが)が1つずつあったんですけど前々から打開案を探っていて,とうとう脱出できたわけであります.
意外と考えることがあって大変でした.
ネットワークでマウスとキーボードのシステムを共有するMouse Without Borders(Microsoft系)というソフトやInput DirectorまたSynergy(MacやLinuxでも共有できる)等のフリーソフトがあります.
これはシステム上でマスターPCからスレーブマシンへと情報を渡す仕組みでスマフォやタブレット等をコントロールしたりするのに便利と言われたものなのです.
リモートデスクトップの簡易版とでも考えればよいでしょうね.
私の環境ではどちらか1台のPCしか付けない場合があるためNGでした.
もちろん,リモートデスクトップも考えましたが,DAWマシンは基幹ネットワークから外れているのと真横にあるPCを重いVPNで操作するという煩わしさはちょっと...
ハードウェアではUSBケーブルをつないで同じように共有するKB-USB-LINK3やBSKM202があります.
上のハード版ですね.
こちらもグッと来たのですが,あくまでマスター/スレーブの関係が付いて回るので同じくNG.
で,結局まわりまわってハードスイッチタイプ.
[フレーム]
私が中学校とか高校時代にも流行ったんです.
PS/2キーボード・マウスとモニターを1つずつで切り替えるハードスイッチタイプの切替器.
VGAの切り替えだったらPC98よりも前の世代からありましたよね!
まーCRTを2台も3台も置けませんから家にも2個くらいありましたよ.
VGAケーブルが無駄に高くて意外とお金がかかったはず(Tomが買ったから値段知らない)
それと同じようなものでUSBの切替機です.
ファイルの共有ができる近代的なシステムに比べると今さらこんなアナログなと思われるかもしれませんが,1台しか使わないときも使えて2台の時も使えるのでこれしかなかったんです.
え?なぜ今まで悩んでいたのかって?
いやー私のメインコントローラはLogicoolのUnifyingレシーバータイプなのでBluetoothの認証みたいにネゴシエーションでこけるんじゃないかという懸念事項があったんですよ.
価格.comに似たような書き込みがいくつかあって人柱にならずにすんだわけです.
いい時代になりましたね.
昔は『コレいけるんじゃないか?』と思ったらまずやってみるしかなかったですからね〜
幾度となく人柱やりましたよ〜NGな事なんて日常茶飯事でした(最近は仕様書とか読み漁ったりメーカーに問い合わせたりと試すまでに時間がかかるようになったので無駄はなくなりましたけど)
無事使えております.
モニター切り替えのタイミングくらいでほとんど切り替わるので何も困ってません.
リアルデスクトップもすっきりして感動です.
これで,心置きなくペンタブレットが置けそうです(マテ
ちなみに,先ほど書いたようにネット上では既に使用した人たちの情報が沢山ありました.
この手の商品に限って言えば,憶測なのか勝手にハードスイッチでバスラインをブッツリ切り替えているイメージで書いている人が多くて"動作不具合"に対してものすごくそっけなく"ありえない"と言っている方も目立ちますが,何故その結論になったのかが知りたいですね.
分解する気はないのでおそらくですけど,誤作動防止等をするためにほとんどが接続を入れ替えてるためのIC(HUBかなにか?)を内臓させているんじゃないかと思います.
なので,仕様では電源供給タイプの機器に限定(突入電流制限の都合だと思います.ハードディスクでも外付けアダプタで動かしている方いるかもしれませんが壊れてもメーカーに文句言えませんから気を付けてくださいね)したり,Bluetoothのマウスとかだと認証でこけてしまうようなことがメーカーページのFAQに載っていたりしています(だからなかなか導入できなかったんだよーTT)
確かに,USBはユーザーが好きな時に差し込んでOSによっては好きな時に抜くことができるようになっていましたけど,それは電源が落ちると同時にICの電源を適正に処理したり通信を正常に終わらせるような命令が受け手側か出し側(または中継器)で行うからでしょう.
通信面で簡単に言ってしまえばディジタル通信も会話と同じです.電話で『〜帰りま』・・・でぷっつり切れちゃったら聞いている側は帰るのか帰らないのかわかりません.
前後の話から受け手側が勝手に補完して「『これからまっすぐ』って言ってたから帰るんだろうな」と補正できる範囲であればいいでしょうけど前に『今日は』しか言っていなかったら普段『今日は帰る』か『今日は帰らない』しか言わない人だったらどちらかわかりませんよね?
ディジタル通信では決められたルールの範囲でしか補正できませんので感情的な補完はできませんが近いことがいえると考えてよいでしょう.
通信中に電源が落とされたら動き続けて変な動作をされるより止まるのが確実ですね.さっきの電話の例でいえば『帰りまーーーーー』って最後の音の後,切れなかったら「...うるさいわ!」って下手すれば受け手側がキレちゃいます(爆)
通信エラーが起きて切れたのならプツっと切れて無音になるかプープー(不通音)って鳴れば「あぁ(電源か電波が途切れて)切れちゃった」ってなるでしょう?
マウスなら『右へ、右へ、右へ、...』と言っている間に抜かれたら抜かれた瞬間に『右へ、み、、、(止まれ!)』と止めてしまうか『右へ、み、、、』一定時間待って通信が来ないので受け側が『じゃ止めるわ』と止めてしまうかですね.
こんな感じで,考えると単純にぶつっと切っちゃうと誤作動の元になりかねないわけです.
(正確にはUSBのIC入力ポートが浮いてに不定な電圧が発生したときHi/Low誤認識して『帰り、%ш○しろまるИЮтЗ*』等のような意味不明な情報が入り込んでしまうような状態になりえるということ)
仮に通信は(Vista以外のXP以降であればOS側で割り込み抜き差しを許しているので)どうにかなるとしても電源配給されて動く機器で下手気にそれをやっちゃうと変な電圧がかかって機器が壊れちゃうかもしれません(実際はUSBの場合こっちのが可能性高いです)
数千円の切替機で数万円のUSBデバイスが壊れたとか,大切なデータが消えたなんてクレームが多発したらメーカーも大赤字ですから当然守るための回路を仕込むでしょうね.
私なんか,それこそ底辺の学校出てますからハッキリ言います!
少なくとも今これを読んでくれているあなたと学力レベルでいえば比較できないくらいのアホでバカです.
でも,少し考えれば色々な可能性を考察することくらいできます.
たとえ考察内容が,正しくても間違っていてもこういう可能性が出てくれば単にメーカーを叩くことはできません(これは多くの評論家にも言えることです)
結局,こういうこと言うと批判者の避難みたいに聞こえていけないのですが,皆さんも技術的なことは知っておくべきだと思いますよ.
大学の同級生にも『エンドユーザーにとってはしったこっちゃない』って言う人もいるので一様には言えないと自覚していますが,少なくともPCもスマフォも何でも便利な部分だけをうのみに使っている人にとってはブラックボックスが多すぎますから,メーカーだって全てのユーザーにおける環境での動作保障なんてできっこありませんし想定するのも困難なんです.
それに対して『できないなら出すな』とおっしゃる方もいらっしゃるようですが作ってくれるメーカーがなかったら便利にならないんです.
特に,こういうニッチな産業はお金につながるほど儲けられないと思いますよ.
頭ごなしに不評をするのではなく少しは感謝しつつ,"どういう環境で,どのようにつかって,何ができて何ができなかったのか"をしっかりと情報提供しましょう.
それこそ,シャンプーした後のペットを電子レンジに入れて亡くしてしまい『メーカーがペットを入れてはいけないと書かなかったのが悪い』とか言って裁判で勝訴してしまったどっかの自由な国のおばさんと言ってる事は同じだと思います.
えーと,電子レンジで血液が沸騰するとか電磁波は生命に危険を及ぼさないのか?とか一瞬でも考えられなかったんですかね?
無知ほど味方の少ないものはありません(上の事例は勝訴していますけど多くの人たちを敵に回したというか呆れさせたかと、、、ハッキリ書きませんけど...ねぇ^^;)
使っている機械の基礎知識や技術情報くらいは自分で勉強しましょう.
『わからない』って言うのは簡単です.言う前に少しは努力しないと誰も教えてはくれません.
だって,基礎知識がないとどこから教えたら伝わるかわからないでしょう?
パソコンなんて特にそうです.
オペレータが「マウスでアイコンをダブルクリックしてください」といって電話の向こうで画面にマウスを押しつけて「何にもおきませんけど・・・」じゃ,はたから見たら軽いコントですけど先進まないでしょうから(苦笑)
脱線しちゃいましたけど技術に逆行しつつも地味に作業効率アップへとつないでおります.
あーでも出そうで出なくて,もうどうでもよくなりつつあるMac miniが本当に出たら,またメインPCが変わっちゃうのでシステム入れ替えで大変かも.
でも,Windows自体手放せない(ソフト的な理由で)ので基本2台体制は変えないつもりです.
私の部屋の環境は以下の通り
Main(StudioT'sLABのDAW専用備品)
Windows7 64bit
Core i7 3.4GHz
メモリ ×ばつ3(Dual bootじゃないの)
SSD 128GB
[主なソフト]
Cubase7
Wavelab8
各種VSTプラグインソフト
Sub(ネットワークと映像処理)
CuadCore 2.8GHz
メモリ ×ばつ2(Dual bootだけど32bitなので700MB程度は仮想ドライブ化)
↓ドライブは用途に合わせて切り替え↓
SSD 256GB
[主なソフト]
Windows7 32bit(マザボの制約で仕方なく)
Adobe CS4 ProductionPremium(MASTER COLLECTIONは買えなかった...これだって泣きながら買った><)
Poser7
コミPo!
CAD系フリーソフト等
SSD 128GB
[主なソフト]
WindowsXP 32bit(基幹ネットから切り離して使用)
Cubase7 32bit
SOL2(SMF作成専用)
DAW系フリーソフト等
高校時代から映像と音声のソフトは絶対に一緒のOS下に置かないがセオリーなので今でも2台必須.
実際,当時はドライバやらソフトの干渉やらで不具合多発したんです.
今でも,AdobeのPremiaとDAW系ソフトはやはり干渉します.
プラグインとか相互に使えるものもあるので一緒に入れられたらなぁと思うことはあるんですけど...
もとより重いソフトで2つ同時に立ち上げられないので仕方なく分けちゃってます.
TomからStudioT'sマシンを借りるまではサブPCで全部やってたんですよ〜
すごいでしょ?え?イメージつかめないって?
もう,面倒ったらありゃしないですよー
映像とDAWは相変わらずドライブで分けていたので
Adobeの入ったハードディスク側の映像と音声分離してサブのHDDにデータを置いたら電源切ってハードディスク切り替えて立ち上げ
Wavelab立ち上げて音声データのマスタリングをしなおしてまたサブHDDにデータを置いたら電源切ってハードディスク切り替えて立ち上げ
Premia立ち上げて貼り付けて...不具合箇所が見つかるとまた電源切って―.
ね?(爆)
しかも,ハード共有でも2台のPCじゃない?
だからね無駄に同じOSを2つ持ってた...
最初のころは1台で全部やってたから複数ライセンス版のOSなんて買わなかったし,Adobe買うまではまさか干渉するなんて思ってもいなかったから...
現状,本当はネット専用でタブレットPCを持ってSubPCも基幹ネットから外してしまいたいんだけど,そこまでの資金がないのでWindows7のOSソフトを買い増して今のシステムを維持しています.
パソコンやアプリケーションソフトをちゃんと理解して上手に使っていくって意外と大変なんですよ.
誰でしょうね?
パーソナルコンピューターって名前つけっちゃったの...
確かに,ワードプロセッサからすればパーソナルでしょうけど
実際は多目的に使うコツがいるんですよね
ちなみに,昔のパソコンも今の私のPCに使っている仕組みみたいな事していたんですよ.
ワープロやるときはワープロ専用基板を載せて
表計算をやるときは表計算専用基板を載せ替えて
そのうちソフト化されても外側のハードは同じまま中身を用途に合わせて入れ替える手法でした.
私から言わせれば今も昔も根本的には変わっていないと思います.
『古臭い』と吐き捨てる前に昔の技術の良き部分を理解して利便性のいいものは再利用する.
やっぱり,これにつきますb
September 09, 2014
音つくりと回路(PA)の知識を両立できる人はおそらく世の中に一握りだろう.
私はその狭き門を目指している.
そんな私が久しぶりに太鼓判を押したい書籍がある.
と,いうことで今回紹介するのはこれだ!
岩上 直樹著『世界で一台のオリジナル・アナログシンセを作る 達人と作るアナログ・シンセサイザー自作入門』.
なんちゃって回路屋の私が読んでも結構なヴォリュームがあり,非常に"かゆいところに手が届く"書籍だと思う.
アナログシンセサイザーを自作するという起点から回路や音の加工を学ぶことができる.
個人的には10年前に出会っていたかった本かもしれない.
ただし,読むためには以下の条件が必要.
・回路図が何となく読めること
・わからない事を自分で調べ上げることができる人
なぜ,こんなことを書いたのか読んだ人や実際に作っている人ならなんとなくわかると思う.
まず,回路ですが当然ながら決して簡単ではない.
理科で習った『電池で豆電球が付く』程度ではもちろんアナログシンセが作れないことは容易にわかるかと思う.
その点について「自分には敷居が高いな」と一瞬でもあきらめた方は手を出すべきではない.
向上心がなければその後の難題も乗り越えられないとはっきり言えるからである.
とは言え,DIYをしようと思う人に向上心がない人はいないと思うので大丈夫だろう.
私は知識ゼロから現場で回路設計を叩き込まれた身ということもあり本書内回路図は理解できる範疇.
一応,PA機器を扱っている方でダイヤグラムを読める方でも多分いけるんじゃないかと思う.
なぜかというと,非常にわかりやすく簡潔的にそれぞれの要素において回路や電気またシンセサイザーによる音つくり等々基本的な部分は説明されているからである.
表紙などからは一切わからないが,土井先生と鈴木すずちゃんというキャラクタが出てきて疑問を解決しながら各項目をこなしていくという今時らしい書き方がされているから専門書のようなお堅い本が苦手な方でも読めるはずだ.
また,回路がわからなくて部品選定ができない人にも安心な部品リストとプリント基板用の基板図が載っているのもありがたい.
ただし,あくまでプリント基板の作成方法などはカットされているので,ここも"自分で調べて作る!"という好奇心旺盛な方でなければいけない.
ちなみに,基板サイズ的には残念ながらiModelaの1枚基板では作れないものもある,1枚のプリント基板を2回以上に分けて作成するなどの工夫が必要であるため,おそらく慣れてしまえば感光キットをそろえて作るのが楽なのではないかと想定する.
コスト的には...似たり寄ったりだろう.
[ポイント1]
冒頭でサクッと説明されているメインパネルの作成部分は文字やデザインをOHPシートにプリンターでプリントして作成したものをアルミパネルとアクリルパネルの間に挟むことで実現.
アルミ板に転写する手法を取り上げることが多い部分だが敷居は高い上ミスが許されない.
その点をうまくクリアしている点は非常にGood.
ただ,私はメカ屋ではないため穴あけとかは得意ではないのだが,本書ではテーパーリーマーなどを用いて手作業で開口する雰囲気で載っている.
工具にお金をかけられるのであれば電動ドリルとドリルスタンドを使うとよいだろう.
もちろん,ズレるのも自作ならではの味ではあるのだが...
[ポイント2]
回路部分の説明もナイスな計らいがされている.
個人的に評価したいのはやはり回路図のどの部分がどの要素なのかを資格で囲っている図と,その一つ一つを回路の観点と音の観点から簡潔的に説明しているところである.
意外と,これらの文献でヴォリュームにより犠牲にされてしまうことが多い部分でクローズアップされている点は最高である.
PA屋を目指していて,でもブロックダイヤグラムが読めない人でも本書をさらっと読み切ったころにはそれが途端に子供じみた記号に見えてくるかもしれない.
もちろん,サラッと読めるヴォリュームではないのだが...
[ポイント3]
シンセ部分は当然本書のメインともなる内容なので必要不可欠なわけだが,本書には音を加工する部分にイコライザ,フェーズシフタ,レゾネータ,またリングモジュレータ等の回路も載っているのである.
もちろん,インピーダンス調整すればギターやベース用のエフェクターにすることもできるという点では歪系が大半のエフェクタ自作本を買うよりも断然お得である.
[ポイント4]
ゲートディレイやアナログステップシーケンサの回路が載っているのも粋な計らいだ.
残念ながら詳しい説明までは至っていないが,このヴォリュームの本誌に掲載されているということ自体十二分である.
個人的にこのアナログシーケンス部分を改造してアナログライクなMIDIシーケンサを作ってみたいと思った(ま,A/D変換のあるPICならアナログ回路を使わずしてMIDI化できると大学時代のレポートメモに残っているんだが)
[ポイント5]
サラッと最後に出てくる校正ツール.
実はMIDI/CV変換機である.これは今時ではあるのだが素晴らしいことだ.
ただし,注意が必要で本誌では唯一マイコンを使用している箇所であるのだがメイン回路ではない分かプログラム部分がバッサリと記載されていない(著者の公開するページにて完成プログラムはDL可能)
あくまで,アナログシンセサイザーというくくりにこだわったからだと思うわけではあるのだが,個人的にはその部分を載せておいてくれるとMIDI機器制作にもおすすめできる本として大々的に謳えたので残念である.
以上が本誌のアピールポイントではないかと思う.
実際にこれをなぞって作るというとそれ相応の時間とパワーが必要になるはずなので是非とも中学生や高校生,学生諸君に実践してもらいたい.
昼間は勉強,夜はバイト,寝る前と休みの日にアナログシンセつくり!
なんて贅沢な過ごし方だ.
ちなみに,私は学生時代から時間があったためしがない.
ぼーっとしている時間が一瞬あってもすぐにやれ制作だ,音つくりだ,課題だ,バイトだ―.
遊ぶ時間が有り余るほどある他の学生が非常にズルく思えたこともある.
もし,時間があったらランドナーで旅したいとか,カメラを持って色々なものを記録したいとかフィールドレコーダもって環境音等をサンプリングしたいとか,アナログシンセサイザー作りたいとか色々考えたものだ(授業中とかに...マテ
一言でいえば好奇心旺盛で向上心の塊とも見える時分だったわけだが,取り分け勉学だけは興味がなかった.
だからこそ,私は特殊な部類の人種だと自覚はしていたつもりである.
当時の私から言わせるとモノがあふれた時代を生きる現代人は向上心が低い.
もちろん,自分もその一人ではあるのだが(社会人になってからもシンセ改造したり,いろんな楽器自分で作ろうとしているけど何か?)
私は高校時代自作アナログシンセにあこがれて回路もわからないくせにアナログシンセの特集が組まれた20年も昔のトランジスタ技術を買い集めて所有感に浸っていた(コラッ
いや,結局当時は電気の"て"の字もない弱小高校に通う中の下あたりの頭が非常に悪い生徒だったため,代替え部品を選定することから躓いてしまったのである(今でも全巻持っている)
出来合いモノのキットを探したり(海外には多数存在したが当時は英語が食わず嫌いだったため...いや今でもだが,あきらめた)と,徐々に楽することを考え結局ソフトシンセやプラグインボードのPLG-150ANで自分をごまかしてしまったわけだ.
最近では,デアゴスティーニとかデノプランとか学研とか部品がすべてキット化された雑誌が創刊されている.
いい時代になったなと思うし,大学時代に私も実際世話になったわけだが,週刊シリーズなんて全巻分の値段を計算すると愕然とする.
私が当時買ったのは車型のロボット(RealRobot:リアルロボット)を組み立てるもので,プログラマブルな仕様に当時おもちゃ大好きプログラマーを目指していた私は惹かれて創刊号からずっと買い続けた.
完成はさせたのだが,同じように組み立てた他の消費者の中には途中で飽きて放棄した方もたくさんいたようで,後半は採算が合わず増刊が難しくなったのか当初の計画とは仕様が変更されたりと非常に悔しい思いをした.
私と同じく甘えた人がたくさんいたに違いないと思うのと,やはり子供向けに仕様が考えられていたことから「話が違うじゃないか!」と思った大人がたくさんいたからなのだろう.
その気持ちは私も同じでキットの内容に甘えてしまい特別研究するでもなく完成はさせたものの後半は組み立て意欲が失われるほどの状態...結局,2年後にはより高機能の2足歩行ロボを作るキットに替りコミュニティも特別盛り上がりきらずにクローズ...後に残ったのはブラックボックスを背負った完成品と20万を超える金額を払っていたのだという事実だけになった.
正直,当時のプログラマブル2足歩行ロボットが同額で買えたのを考えるとキットなんて買わなければよかったと思った.
実際,その時は全く中身を理解せずについてきた基板を組むだけだったから回路も内部プログラムも全く学習できなかったしDIY的作る楽しみというよりプラモデル的組み立てる楽しみだったことは言うまでもない.
ちなみに,今でも持っている(押入れの奥底で眠っているが...)
大学に寄付しようかと思ったがあの学校の学生じゃ多分回路を逆ハックしてマイコン内プログラムを自分で作り変えてまでして研究するような学生は10年に1人出てくればいいレベルだろうと思ってやめた(実際,我が研究室に昔作られたと思われるキットものの色々な機器があったわけだが,引き継がれなかったものは棚の奥でひっそりと眠っているだけだった)
一言でいえば,キットは手軽でいいことはいいのだが,一般向けに作られている分だけに情報公開に限界がある.
そのキットがどのような理由でその回路になり,どのような理由でそのプログラムになり結果どのような動作をするのかという肝心な部分は見えてこない.
その点,自分で1から作ることができるようにまとめられたこの本のような存在は非常に意味があると思う.
もちろん,10年後に同じ部品が存在している保証はない.
DDRの世界等,コストとスピード競争がすごすぎて製品設計が終わった頃には4Mやら代替えやらが当たり前のように出てくるような部品も現在はたくさんある(本書内で扱っている部品でそこまで短命なものはないと思うが)
部品の代替えにはそれ相応の知識と経験がないと相当な時間が浪費されてしまうだろうからそれまでの間は使える本なんじゃないかと思う.
もちろん,『過去のトランジスタ技術を買い集めて作るんだ』という人を止めるつもりはないがどちらも持っている私は断然本書を参考にしてしまうだろう.
〜最後に〜
私がこの本を購入したきっかけを簡単に書いておく.
...とか,でかいこと言ったけど実際は特にない.
昔,志して挫折したアナログシンセ作りを懐かしんで買ったというのが80%くらいを占めていて,後の20%が自分の今持っているPAや電気電子の知識を再確認するのにちょうどよい内容だったということ.
そう,私は決して根っからの回路屋でもPA屋でもない.
あくまでアマチュアシンセ使いであり,アマチュア演奏なので全ての起点は音楽や音が先行しているのである.
それぞれの知識を頭の中でぶつけ合い,結果理論的に結びつくところを見つけては深く学習していくというスタンスなので絶対的な基礎知識が本職の人に比べて圧倒的に少ないのだ.
その点をモーラするのに必要な参考書類は全部集めれば方向性がバラバラな電気専門書,電子専門書,数学専門書に物理専門書,そして音楽専門書が連なってしまう.
もはや収集が付かないのである.
そんな私にとって最もわかりやすいアナログシンセという素材を用いた電気電子回路の書物というのは飛び切り好材料というわけである.
何とも面倒くさい生命体だ。。。
おかげで,現在改造継続中のPCMシンセ(元はYAMAHAのS30とUW500なんだけど...あれ?バラしちゃっていいのかなこれ)で疑問に思った点も,ざっくりと解決してきていたわけだが本書で確実性が増した(結局,間違ってとらえていたところはなかったんだが)
色々な方法,色々な方向性からアクションを起こせばこの本の無限の楽しみ方使い方があると私は思うのである.
是非とも,これからプロを目指すPA屋のたまごやシンセ使いのたまごである皆にも読んでもらえたらうれしい.
もちろん,回路がわかり現場でも電気を起点に支持が出せる人に育ってくれれば最高である.
私はその狭き門を目指している.
そんな私が久しぶりに太鼓判を押したい書籍がある.
と,いうことで今回紹介するのはこれだ!
[フレーム]
岩上 直樹著『世界で一台のオリジナル・アナログシンセを作る 達人と作るアナログ・シンセサイザー自作入門』.
なんちゃって回路屋の私が読んでも結構なヴォリュームがあり,非常に"かゆいところに手が届く"書籍だと思う.
アナログシンセサイザーを自作するという起点から回路や音の加工を学ぶことができる.
個人的には10年前に出会っていたかった本かもしれない.
ただし,読むためには以下の条件が必要.
・回路図が何となく読めること
・わからない事を自分で調べ上げることができる人
なぜ,こんなことを書いたのか読んだ人や実際に作っている人ならなんとなくわかると思う.
まず,回路ですが当然ながら決して簡単ではない.
理科で習った『電池で豆電球が付く』程度ではもちろんアナログシンセが作れないことは容易にわかるかと思う.
その点について「自分には敷居が高いな」と一瞬でもあきらめた方は手を出すべきではない.
向上心がなければその後の難題も乗り越えられないとはっきり言えるからである.
とは言え,DIYをしようと思う人に向上心がない人はいないと思うので大丈夫だろう.
私は知識ゼロから現場で回路設計を叩き込まれた身ということもあり本書内回路図は理解できる範疇.
一応,PA機器を扱っている方でダイヤグラムを読める方でも多分いけるんじゃないかと思う.
なぜかというと,非常にわかりやすく簡潔的にそれぞれの要素において回路や電気またシンセサイザーによる音つくり等々基本的な部分は説明されているからである.
表紙などからは一切わからないが,土井先生と鈴木すずちゃんというキャラクタが出てきて疑問を解決しながら各項目をこなしていくという今時らしい書き方がされているから専門書のようなお堅い本が苦手な方でも読めるはずだ.
また,回路がわからなくて部品選定ができない人にも安心な部品リストとプリント基板用の基板図が載っているのもありがたい.
ただし,あくまでプリント基板の作成方法などはカットされているので,ここも"自分で調べて作る!"という好奇心旺盛な方でなければいけない.
ちなみに,基板サイズ的には残念ながらiModelaの1枚基板では作れないものもある,1枚のプリント基板を2回以上に分けて作成するなどの工夫が必要であるため,おそらく慣れてしまえば感光キットをそろえて作るのが楽なのではないかと想定する.
コスト的には...似たり寄ったりだろう.
[ポイント1]
冒頭でサクッと説明されているメインパネルの作成部分は文字やデザインをOHPシートにプリンターでプリントして作成したものをアルミパネルとアクリルパネルの間に挟むことで実現.
アルミ板に転写する手法を取り上げることが多い部分だが敷居は高い上ミスが許されない.
その点をうまくクリアしている点は非常にGood.
ただ,私はメカ屋ではないため穴あけとかは得意ではないのだが,本書ではテーパーリーマーなどを用いて手作業で開口する雰囲気で載っている.
工具にお金をかけられるのであれば電動ドリルとドリルスタンドを使うとよいだろう.
もちろん,ズレるのも自作ならではの味ではあるのだが...
[ポイント2]
回路部分の説明もナイスな計らいがされている.
個人的に評価したいのはやはり回路図のどの部分がどの要素なのかを資格で囲っている図と,その一つ一つを回路の観点と音の観点から簡潔的に説明しているところである.
意外と,これらの文献でヴォリュームにより犠牲にされてしまうことが多い部分でクローズアップされている点は最高である.
PA屋を目指していて,でもブロックダイヤグラムが読めない人でも本書をさらっと読み切ったころにはそれが途端に子供じみた記号に見えてくるかもしれない.
もちろん,サラッと読めるヴォリュームではないのだが...
[ポイント3]
シンセ部分は当然本書のメインともなる内容なので必要不可欠なわけだが,本書には音を加工する部分にイコライザ,フェーズシフタ,レゾネータ,またリングモジュレータ等の回路も載っているのである.
もちろん,インピーダンス調整すればギターやベース用のエフェクターにすることもできるという点では歪系が大半のエフェクタ自作本を買うよりも断然お得である.
[ポイント4]
ゲートディレイやアナログステップシーケンサの回路が載っているのも粋な計らいだ.
残念ながら詳しい説明までは至っていないが,このヴォリュームの本誌に掲載されているということ自体十二分である.
個人的にこのアナログシーケンス部分を改造してアナログライクなMIDIシーケンサを作ってみたいと思った(ま,A/D変換のあるPICならアナログ回路を使わずしてMIDI化できると大学時代のレポートメモに残っているんだが)
[ポイント5]
サラッと最後に出てくる校正ツール.
実はMIDI/CV変換機である.これは今時ではあるのだが素晴らしいことだ.
ただし,注意が必要で本誌では唯一マイコンを使用している箇所であるのだがメイン回路ではない分かプログラム部分がバッサリと記載されていない(著者の公開するページにて完成プログラムはDL可能)
あくまで,アナログシンセサイザーというくくりにこだわったからだと思うわけではあるのだが,個人的にはその部分を載せておいてくれるとMIDI機器制作にもおすすめできる本として大々的に謳えたので残念である.
以上が本誌のアピールポイントではないかと思う.
実際にこれをなぞって作るというとそれ相応の時間とパワーが必要になるはずなので是非とも中学生や高校生,学生諸君に実践してもらいたい.
昼間は勉強,夜はバイト,寝る前と休みの日にアナログシンセつくり!
なんて贅沢な過ごし方だ.
ちなみに,私は学生時代から時間があったためしがない.
ぼーっとしている時間が一瞬あってもすぐにやれ制作だ,音つくりだ,課題だ,バイトだ―.
遊ぶ時間が有り余るほどある他の学生が非常にズルく思えたこともある.
もし,時間があったらランドナーで旅したいとか,カメラを持って色々なものを記録したいとかフィールドレコーダもって環境音等をサンプリングしたいとか,アナログシンセサイザー作りたいとか色々考えたものだ(授業中とかに...マテ
一言でいえば好奇心旺盛で向上心の塊とも見える時分だったわけだが,取り分け勉学だけは興味がなかった.
だからこそ,私は特殊な部類の人種だと自覚はしていたつもりである.
当時の私から言わせるとモノがあふれた時代を生きる現代人は向上心が低い.
もちろん,自分もその一人ではあるのだが(社会人になってからもシンセ改造したり,いろんな楽器自分で作ろうとしているけど何か?)
私は高校時代自作アナログシンセにあこがれて回路もわからないくせにアナログシンセの特集が組まれた20年も昔のトランジスタ技術を買い集めて所有感に浸っていた(コラッ
いや,結局当時は電気の"て"の字もない弱小高校に通う中の下あたりの頭が非常に悪い生徒だったため,代替え部品を選定することから躓いてしまったのである(今でも全巻持っている)
出来合いモノのキットを探したり(海外には多数存在したが当時は英語が食わず嫌いだったため...いや今でもだが,あきらめた)と,徐々に楽することを考え結局ソフトシンセやプラグインボードのPLG-150ANで自分をごまかしてしまったわけだ.
最近では,デアゴスティーニとかデノプランとか学研とか部品がすべてキット化された雑誌が創刊されている.
いい時代になったなと思うし,大学時代に私も実際世話になったわけだが,週刊シリーズなんて全巻分の値段を計算すると愕然とする.
私が当時買ったのは車型のロボット(RealRobot:リアルロボット)を組み立てるもので,プログラマブルな仕様に当時おもちゃ大好きプログラマーを目指していた私は惹かれて創刊号からずっと買い続けた.
完成はさせたのだが,同じように組み立てた他の消費者の中には途中で飽きて放棄した方もたくさんいたようで,後半は採算が合わず増刊が難しくなったのか当初の計画とは仕様が変更されたりと非常に悔しい思いをした.
私と同じく甘えた人がたくさんいたに違いないと思うのと,やはり子供向けに仕様が考えられていたことから「話が違うじゃないか!」と思った大人がたくさんいたからなのだろう.
その気持ちは私も同じでキットの内容に甘えてしまい特別研究するでもなく完成はさせたものの後半は組み立て意欲が失われるほどの状態...結局,2年後にはより高機能の2足歩行ロボを作るキットに替りコミュニティも特別盛り上がりきらずにクローズ...後に残ったのはブラックボックスを背負った完成品と20万を超える金額を払っていたのだという事実だけになった.
正直,当時のプログラマブル2足歩行ロボットが同額で買えたのを考えるとキットなんて買わなければよかったと思った.
実際,その時は全く中身を理解せずについてきた基板を組むだけだったから回路も内部プログラムも全く学習できなかったしDIY的作る楽しみというよりプラモデル的組み立てる楽しみだったことは言うまでもない.
ちなみに,今でも持っている(押入れの奥底で眠っているが...)
大学に寄付しようかと思ったがあの学校の学生じゃ多分回路を逆ハックしてマイコン内プログラムを自分で作り変えてまでして研究するような学生は10年に1人出てくればいいレベルだろうと思ってやめた(実際,我が研究室に昔作られたと思われるキットものの色々な機器があったわけだが,引き継がれなかったものは棚の奥でひっそりと眠っているだけだった)
[フレーム]
一言でいえば,キットは手軽でいいことはいいのだが,一般向けに作られている分だけに情報公開に限界がある.
そのキットがどのような理由でその回路になり,どのような理由でそのプログラムになり結果どのような動作をするのかという肝心な部分は見えてこない.
その点,自分で1から作ることができるようにまとめられたこの本のような存在は非常に意味があると思う.
もちろん,10年後に同じ部品が存在している保証はない.
DDRの世界等,コストとスピード競争がすごすぎて製品設計が終わった頃には4Mやら代替えやらが当たり前のように出てくるような部品も現在はたくさんある(本書内で扱っている部品でそこまで短命なものはないと思うが)
部品の代替えにはそれ相応の知識と経験がないと相当な時間が浪費されてしまうだろうからそれまでの間は使える本なんじゃないかと思う.
もちろん,『過去のトランジスタ技術を買い集めて作るんだ』という人を止めるつもりはないがどちらも持っている私は断然本書を参考にしてしまうだろう.
〜最後に〜
私がこの本を購入したきっかけを簡単に書いておく.
...とか,でかいこと言ったけど実際は特にない.
昔,志して挫折したアナログシンセ作りを懐かしんで買ったというのが80%くらいを占めていて,後の20%が自分の今持っているPAや電気電子の知識を再確認するのにちょうどよい内容だったということ.
そう,私は決して根っからの回路屋でもPA屋でもない.
あくまでアマチュアシンセ使いであり,アマチュア演奏なので全ての起点は音楽や音が先行しているのである.
それぞれの知識を頭の中でぶつけ合い,結果理論的に結びつくところを見つけては深く学習していくというスタンスなので絶対的な基礎知識が本職の人に比べて圧倒的に少ないのだ.
その点をモーラするのに必要な参考書類は全部集めれば方向性がバラバラな電気専門書,電子専門書,数学専門書に物理専門書,そして音楽専門書が連なってしまう.
もはや収集が付かないのである.
そんな私にとって最もわかりやすいアナログシンセという素材を用いた電気電子回路の書物というのは飛び切り好材料というわけである.
何とも面倒くさい生命体だ。。。
おかげで,現在改造継続中のPCMシンセ(元はYAMAHAのS30とUW500なんだけど...あれ?バラしちゃっていいのかなこれ)で疑問に思った点も,ざっくりと解決してきていたわけだが本書で確実性が増した(結局,間違ってとらえていたところはなかったんだが)
[フレーム]
色々な方法,色々な方向性からアクションを起こせばこの本の無限の楽しみ方使い方があると私は思うのである.
是非とも,これからプロを目指すPA屋のたまごやシンセ使いのたまごである皆にも読んでもらえたらうれしい.
もちろん,回路がわかり現場でも電気を起点に支持が出せる人に育ってくれれば最高である.