August 2019
August 28, 2019
今回はHDD不調のジャンク扱いで仕入れていたEDIROL(Roland)製Visual Synthesizer CG-8のHDDをSSD化したので,その結果をメモ書きしておく.
発売から年月が経てば使われていなくても色々なところに経年劣化の兆候が出るのは致し方がないこと.
個人的なポリシーとして,アフターサポートが自分でできる,またはお抱えの業者がいる範疇の物以外は基本手放すことにしている.
ジャンクで購入したものに関しては,引き取り後に分解修理を実施する事で使われている部品やそれらの劣化具合等からアフターサポートの可否を見極めている.
CG-8に関しては,『HDD不良,起動できない』と言われて破格で買い取ったが
実際にはHDDは正常で,バックアップもEaseUS Todo Backupにて正常に取れた.
また同時に中を開けてビックリのPCベース設計ということで,完全な専用設計品に比べて現象の原因究明に伴い想像がつきやすかった.
なおHDD不良を決定づけていた起動時のエラーメッセージはマザーボードのバックアップ電池がなくなっておりBIOSが起動時に文句を言っていたただけというオチ.
判る人にはなんて事はなく判る現象だが,流石にリサイクルショップの中には工数をかけるだけ無駄と判断するケースと全く手に負えないと判断してしまうケースがあるのだろう.
で,今回HDDを交換したのは単純に発売から10年も経過しており個人的にはHDDの寿命をとうに過ぎていると判断した為である.
<準備したもの>
・変換名人製 SATA-44A(SATA→2.5"IDE変換アダプタ)
・Crucial製 64GB MLCタイプ2.5"SSD
・日立マクセル製 CR20322BS(BIOSバックアップ用電池)※(注記)ついでにサブPCの電池も交換したので2つ入り
SSDは余っていた5年ほど前にメインPCのOS用ドライブとして利用していたお古.
CrystalDiskInfoにて調査したところ97%とまだまだ使えそうだったので最近まで職場でBlackmagicDesign HyperDeckStudioに仮セットしておいたものを結局使わず仕舞だったので回収してきた.
なおCG-8内部の補助記憶に用いられている2.5"HDDは普通にIDE規格と言うことで,どんなにSSD周辺を高級にしたところで『133MB/sの壁』を超えることができないという理由から出費を抑えて修理できればなんでもよいという観点で部品を選定している.
故に本記事を参考にされる場合はSSDや変換基板の型番にこだわる必要は多分ない(保証はしないが・・・)
搭載されていたHDDは富士通製の32GB品.
クローン先のSSD容量はこれを超えてさえいればいいと判断.
クローンにはPCレスクローナの玄人志向製KURO-DACHI/CLONE/U3とSATA-IDE変換のセンチュリー製CROO-ISを使用.
クローン元となるHDDが生きているので,PCレスにクローン化して一度実装したが問題なかった.
ただ一応HDDが壊れた後もリクローンできるようにEaseUS Todo Backupのバックアップデータでも動作できるか確認しておきたかった為,本番用はEaseUS Todo Backupよりクローン化を実施.
また,クローン先が64GB品なので意味のあるなしはおいておいてEaseUS Partition Master(私が使ったのは製品版だがFreeでも多分できる)にてメインドライブの容量を最大まで引き延ばした.
実際に実装した図がこちら.
残念ながら余りものより利用した変換名人製 SATA-44Aが大きすぎたせいで本体内部でお隣に固定されている44pin-40pin変換基板が干渉.
接合部に一番負荷がかからなそうなポジションを探した結果SSDを片側浮かせての実装となった.
幸いガタついて周辺に衝突したりはしなかったので部品変更はせずにこのまま閉じ,ドキドキでの動作確認を実施.
こちらの気も知らないで何事もなかったかのように動くCG-8.
※(注記)VR-3のメインに映っている映像がCG-8の出力パターン
内部容量が倍くらいになったが,果たしてその恩恵を受けられるか否かは不明である.
何はともあれこれにてSSD化は完了.
起動時に聞こえていたHDDメカニカルノイズがなくなり虚しく音を立てているのはFANだけの状態となった.
発熱元はHDDよりもCPUだろうと想定しFANは取り外さずにハネをきれいに掃除したのみだが流石にモーターが消耗しているのかFANもうるさい.
そのうち同サイズのFANも探しておく必要がありそうである.
ライブやイベントで使うことはないので完全に老後の楽しみ用機材だが,これにてSSD化作業完了である.
なお,今回の改良でかかった費用概算は変換基板1,815円,電池165円(単価),SSD(購入当時金額)約9,000の計11,145円也.
SSDの単価が入ると途端に高く感じる.
新品購入の場合はKTV1で用いたmSATAセット辺りでの実施を検討するべきかと思う.
※(注記)本サイトにて公開の内容について,皆さまが改造等を行った際の保証は一切いたしません.自己責任にてお願いいたします.
発売から年月が経てば使われていなくても色々なところに経年劣化の兆候が出るのは致し方がないこと.
個人的なポリシーとして,アフターサポートが自分でできる,またはお抱えの業者がいる範疇の物以外は基本手放すことにしている.
ジャンクで購入したものに関しては,引き取り後に分解修理を実施する事で使われている部品やそれらの劣化具合等からアフターサポートの可否を見極めている.
CG-8に関しては,『HDD不良,起動できない』と言われて破格で買い取ったが
実際にはHDDは正常で,バックアップもEaseUS Todo Backupにて正常に取れた.
また同時に中を開けてビックリのPCベース設計ということで,完全な専用設計品に比べて現象の原因究明に伴い想像がつきやすかった.
なおHDD不良を決定づけていた起動時のエラーメッセージはマザーボードのバックアップ電池がなくなっておりBIOSが起動時に文句を言っていたただけというオチ.
判る人にはなんて事はなく判る現象だが,流石にリサイクルショップの中には工数をかけるだけ無駄と判断するケースと全く手に負えないと判断してしまうケースがあるのだろう.
で,今回HDDを交換したのは単純に発売から10年も経過しており個人的にはHDDの寿命をとうに過ぎていると判断した為である.
<準備したもの>
・変換名人製 SATA-44A(SATA→2.5"IDE変換アダプタ)
・Crucial製 64GB MLCタイプ2.5"SSD
・日立マクセル製 CR20322BS(BIOSバックアップ用電池)※(注記)ついでにサブPCの電池も交換したので2つ入り
SSDは余っていた5年ほど前にメインPCのOS用ドライブとして利用していたお古.
CrystalDiskInfoにて調査したところ97%とまだまだ使えそうだったので最近まで職場でBlackmagicDesign HyperDeckStudioに仮セットしておいたものを結局使わず仕舞だったので回収してきた.
なおCG-8内部の補助記憶に用いられている2.5"HDDは普通にIDE規格と言うことで,どんなにSSD周辺を高級にしたところで『133MB/sの壁』を超えることができないという理由から出費を抑えて修理できればなんでもよいという観点で部品を選定している.
故に本記事を参考にされる場合はSSDや変換基板の型番にこだわる必要は多分ない(保証はしないが・・・)
搭載されていたHDDは富士通製の32GB品.
クローン先のSSD容量はこれを超えてさえいればいいと判断.
クローンにはPCレスクローナの玄人志向製KURO-DACHI/CLONE/U3とSATA-IDE変換のセンチュリー製CROO-ISを使用.
クローン元となるHDDが生きているので,PCレスにクローン化して一度実装したが問題なかった.
ただ一応HDDが壊れた後もリクローンできるようにEaseUS Todo Backupのバックアップデータでも動作できるか確認しておきたかった為,本番用はEaseUS Todo Backupよりクローン化を実施.
また,クローン先が64GB品なので意味のあるなしはおいておいてEaseUS Partition Master(私が使ったのは製品版だがFreeでも多分できる)にてメインドライブの容量を最大まで引き延ばした.
実際に実装した図がこちら.
残念ながら余りものより利用した変換名人製 SATA-44Aが大きすぎたせいで本体内部でお隣に固定されている44pin-40pin変換基板が干渉.
接合部に一番負荷がかからなそうなポジションを探した結果SSDを片側浮かせての実装となった.
幸いガタついて周辺に衝突したりはしなかったので部品変更はせずにこのまま閉じ,ドキドキでの動作確認を実施.
こちらの気も知らないで何事もなかったかのように動くCG-8.
※(注記)VR-3のメインに映っている映像がCG-8の出力パターン
内部容量が倍くらいになったが,果たしてその恩恵を受けられるか否かは不明である.
何はともあれこれにてSSD化は完了.
起動時に聞こえていたHDDメカニカルノイズがなくなり虚しく音を立てているのはFANだけの状態となった.
発熱元はHDDよりもCPUだろうと想定しFANは取り外さずにハネをきれいに掃除したのみだが流石にモーターが消耗しているのかFANもうるさい.
そのうち同サイズのFANも探しておく必要がありそうである.
ライブやイベントで使うことはないので完全に老後の楽しみ用機材だが,これにてSSD化作業完了である.
なお,今回の改良でかかった費用概算は変換基板1,815円,電池165円(単価),SSD(購入当時金額)約9,000の計11,145円也.
SSDの単価が入ると途端に高く感じる.
新品購入の場合はKTV1で用いたmSATAセット辺りでの実施を検討するべきかと思う.
※(注記)本サイトにて公開の内容について,皆さまが改造等を行った際の保証は一切いたしません.自己責任にてお願いいたします.