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高梨沙羅 2大会連続のメダル獲得ならず...金最有力候補クラマー不在の"混戦"惜しくも4位

[ 2022年2月5日 21:38 ]

北京五輪第2日・女子個人ノーマルヒル ( 2022年2月5日 国家ジャンプセンター )

<北京五輪女子ジャンプノーマルヒル>1回目のジャンプで全体5位につけた高梨沙羅(AP)
Photo By AP

北京五輪ノルディックスキー・ジャンプの女子個人ノーマルヒルは5日、張家口の国家ジャンプセンターで行われ、女子のエース高梨沙羅(25=クラレ)が1回目98・5メートルで全体5位、2回目は100メートルと記録を伸ばすも全体4位に終わり表彰台に届かず。18年平昌の銅メダルに続く2大会連続のメダル獲得とはならなかった。

W杯で圧倒的な強さを見せ"メダル確実"とされた14年ソチは、まさかの4位に沈み目に涙を浮かべた。高梨自身、「心はかなり不安定だった」と振り返る。続く18年平昌では銅メダルを獲得したが悔し涙を流し、「これではトップで戦えない」とリセット。ゼロからジャンプを見直した。過去2度の五輪は高梨を大きく成長させた。「今はゆとりを持って挑戦できる」。一喜一憂せずに3度目の夢舞台に臨んだ。

今季W杯6勝で金メダル最有力候補だったマリタ・クラマー(オーストリア)が新型コロナ陽性で欠場。本番直前には「誰が勝ってもおかしくない。目指すところは金メダル。4年間かけて変わってきた姿を見ていただけるように、頑張りたい」と懸けてきた思いの全てをぶつける覚悟を口にしていた。

女子ジャンプ界の歴史を塗り替えてきた25歳のレジェンドは1回目、K点越え(95メートル)となる98・5メートルのジャンプで108・7点を獲得。全体5位で迎えた2回目は100メートルと記録を伸ばし合計224・1点で4人を残し暫定1位に浮上するも、後続に抜かれ4位に終わり2大会連続のメダル獲得を逃した。

他の日本勢では高梨と同じ3度目の五輪となる伊藤有希(27=土屋ホーム)が13位、勢藤優花(24=北海道ハイテクAC)が14位、岩渕香里(28=北野建設)が18位に終わった。

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