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ハーフパイプで現役引退表明のショーン・ホワイトが挙げる思い出の勝負は18年平昌の平野歩夢との死闘

[ 2022年2月5日 18:36 ]

ショーン・ホワイト(AP)
Photo By AP

スノーボード男子ハーフパイプで3つの五輪金メダルを獲得したショーン・ホワイト(35=米国)は5日、北京五輪を最後に現役を引退する意向を表明した。これまでも北京が最後の五輪になると話していたが「これが最後の大会になる」と競技生活そのものから退くことを明言。ホワイトは北京が5回目の五輪出場で06年トリノ、10年バンクーバー、18年平昌で金メダルに輝いた。

北京五輪公式サイトによれば、ハーフパイプ史上最高の選手と言われるホワイトが一番の思い出に挙げたのが平昌五輪での平野歩夢との死闘。「前回の五輪のことには触れなければ」と語ったという。

決勝2回目に平野歩夢が縦2回転、横4回転の「ダブルコーク1440(DC14)」を連続で決め、ホワイトをかわして首位に浮上。最終滑走の絶対王者は2回目に同じ連続技を投入して失敗したが、最後の最後となった3回目で成功し、逆転金メダルに輝いた。ハーフパイプ史上最高の名勝負として語り継がれる戦いとなり、ホワイトは「最後のランを残した最後のライダーで、成功したことがなかった技を決めて勝った。あれほどプレッシャーがかかる場面で遺産として残るパフォーマンスだった」と自画自賛。現役最後となる今大会は衰えも指摘されているが、11日の決勝では初の金メダルを目指す平野歩夢とのライバル対決に加え、レジェンドの現役ラストランも大きな注目を集めることになりそうだ。

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