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ノルディック複合・渡部暁斗、旗手で気持ち高まった 集大成の金メダルを「獲りにいくのは最後」

[ 2022年2月5日 05:30 ]

北京五輪開会式 ( 2022年2月4日 )

旗手の渡部暁と郷(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

花火や壮大な音楽が会場を盛り上げる中、日本選手団は10番目に登場。ノルディックスキー複合で5大会連続五輪代表の渡部暁斗(33=北野建設)は日の丸の旗を左手で握り、大きく右手を振って、歓声に応えた。

「旗を目の前にした時は緊張感があった。凄く気持ちが引き締まったし、日本代表という気持ちをより強く持って大会に臨める。この気持ちを最高のパフォーマンスにつなげたい」

五輪は14年ソチ、18年平昌の個人ノーマルヒルでともに銀メダルを獲得。17〜18年シーズンにはW杯総合優勝も果たしたが、五輪の金メダルは手にしていない。今回日本選手団の旗手を引き受けたことについて「今まで以上に日本を代表する気持ちを強く持ちたかった。このタイミングで旗手を任されたのは意味がある」と語り、金メダルを狙いにいく。

今季はW杯開幕からジャンプの調子が上がらなかったが、先月個人第11戦(ドイツ・クリンゲンタール)で今季最高の5位となった。「開幕当初はノーチャンスかなと不安は大きかったが、ジャンプも良くなってきた」と五輪に照準を合わせてきた。

20年11月には長男が誕生。「いつやめてもいいと思える大きな出来事」と渡部暁。今回の五輪を一つの区切りとしており、「100%自分のために時間を使って、金メダルを獲りにいくのは最後」。集大成の五輪が幕を開けた。

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