4月 2017
日置の里の春
2017年4月11日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
日置にある三つの古刹に春、
宮津側からまず妙圓寺
IMG_0254みょうえん寺
世屋・野間ガラシャ街道にはいって、金剛心院
IMG_0312こんごう
さらに進んで禅海寺
かわらずに在り続ける、大変なことなんだけれどそれだけに価値あることなんだと古木、巨木はかたるようです。
後ろに世屋の山を背負い宮津湾に臨む広々とした扇状地には、巨木を擁する十分なキャパ。日置一本モクレン。
いっぱいいっぱいに育ちきった古木、春に咲く花たちの伸びやかな美しさにおいて、宮津随一の里は日置でしょう!家が建て込んでくるとこうは置いておいてもらえません。
野間街道と伊根筒川街道の合流点分岐点にあたる日置の春、なかなか通り過ぎるには惜しい里ですよ。
「菜の花の 盛りに一夜 啼く(ァ)」一茶
2017年4月10日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
桜、古民家、空は薄く青、そして菜の花
IMG_0210長島亭
春てんこ盛りじゃないですか。
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さすがに丹後郷土資料館のされることです。
さて、菜の花の向こうに回れば、天橋立。
丹後も野の春の主役は菜の花。なので菜の花季題の俳句は、つみ重なって大山塊!
ふるさとの訛にもどる花菜径 栗山妙子
雨に暮るゝ日を菜の花のさかり哉 松岡青蘿
近づけば菜の花の黄の密ならず 山本歩禅
菜の花を身うちにつけてなく蛙 李由 二 月 月別句集「韻塞」
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菜の花は下より枯れてゆくを知る 対馬康子 吾亦紅
いちめんの菜の花といふ明るさよ 行方克巳
寺田寅彦さんも。「野に老て菜の花のみは見飽かざる 」
芥川龍之介さんも。「菜の花は雨によごれぬ育ちかな 」
芭蕉さんも。「菜畠に花見顔なる雀哉」
もちろん蕪村さんは、「菜の花や月は東に日は西に」
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では、一茶さんは?
もちろん詠んでらっしゃいます。
「菜の花の盛りに一夜啼く(ァ)」
でも、えーーーぇですよ、さすがにいっささんのサプライズ。
さて、(ァ)には里山のある生き物が入ります。
では (ァ)に入る生き物とは四択でお答え下さい
《 おけら・ たにし・ カエル・ まむし》
正解は二番(たにし)!
これは、一茶さんのおふざけかというとそうではなく、よく詠まれています。
□しろいしかく(ァ)啼いて土臭き春の夕べかな 保吉
□しろいしかく 鳴く(ァ)きかんともなく聞く夜かな 保吉
□しろいしかく (ァ)なく夜は淋しいに蚤ひとつ 撫節
タニシは啼く!私も半信半疑です。昔の人の聴力を現代人は失ってしまったのか、ほんとに啼くのなら上世屋でなら聞くことが可能かもしれません、調査して頂けませんか。「菜の花」の時期ですから、今、今ですよ。
ガラシャお手植え一本桜!
2017年4月8日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
一本桜は、もともと一本ではなかったんですで、(ほうほう)
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昔は四本あったんですで、(ほう)
松尾のお百姓、へえきっつぁんいうただが、子どもを授かったのを喜んで、一人生まれるたびに、元気に育てよと一本ずつうえなったんだ。兄弟はみんなで四人、だから四本兄弟桜だったんですで。(ほうほう)
昔、いうのは、丹後を一色さんが治めとんなころ。そのころは戦国時代ということでなぁ、細川さんが信長さんから丹後をもらいなってなあ、ほで京都のほうから跡取りとその嫁さんを伴ってなあ、跡取りの名前は忠興、若嫁さんの名は玉さんちゅうたらしい(ほほう)
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ここは海からようみえるところだ、舞鶴にも田辺城という城をもっとんなったでしょっちゅうこっちはみとんなって、ようめだつ三角形の山がある、神ごとの山に違いない、岳さんのことだわなあ、のぼってみたいものじゃということできとくれたんだ
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ええ景色だ ほめとくれたんだ、桜もええ いうて。(ほうほう)
ところが四本ある あれは一本がええ、。
やっぱりゆうさい言う人はわびの心のある人だ。三本は切れ!いいなっただ。(ほんまにぃ)
ところが、子どもが生まれた記念だもんにそんな見てくれのことで植えとらへんわなぁ 切れ言われて悲しいで、。でも殿さんがいいなったことだぁなあ、切らんなんわな、泣く泣くきっただって。(ほうほ)
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殿さんいうのはいつでも人のことはかんがえんもんだ、ほでもまあ、一本になって景色はようなった、なんせ宮津の桜が終わってもええ桜がある、忠興さんも玉さんつれて花見に来なっただって。舞鶴もみえようがなぁ、ここがわしらの国だ、いうてよろこびなっただ、(ほうほう)
それにいなあ桜が遅いだけあってここは夏涼しいところだろうが、ちょっと行ったところに味土野ちゅうところがあって修験の山がある。そこでいまでいうたら避暑だわなあ、そういうことでいきなっただで。(へえぇ)
そこへきて本能寺の変だろ、ゆうさいさんとただおきさん、たまさんをおいとくわけにはいかん、どこへ隠そうと言うことになったただけど、ありゃあにわかにおもいついたもんだにゃあ、こういうことがあって馴れたところだったで、味土野、あそこならまあええだろう言うことになっだだあなあ、
玉さんは、それから大阪へいきなって、ガラシャいうキリシタンになんなったいうことだ。玉さん、なんべんもこことおんなったのはほんまだ、そうだで、この桜、「ガラシャ桜」なんだで。(へぇえ!)
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一本桜にカメラを向けていたら、おばあさんが畦にちょこんとすわっとンなって、そのおばあさんがはなしておくれたことです。
そういうことだったんだなあ、とあらためて桜と海をみて、ええ話おおきに、と礼を言おうとおもって振り返ったら、おばあさんはいませんでした。
!!?!
そうかぁ、おばあさんは、兄弟桜の語り部だったんだ、そうなら、どうだろう、
「とのさんの細川さんは、この景色に桜は邪魔になる、みんな切ってしまえと命令したので兄弟桜はいったんはなくなってしまった、ということにしたららどうだろう、ほしてな、へいきっつぁんのこどもは兵隊にかり出されてみんな帰ってこなかった、その思い出桜を切らされた悲しみはふかかった。それなのに、一本桜があるのはな、こうするんだ、玉さんが復縁を認められて味土野から出るときに、へいきっつぁんの気持ちはよおぉわかった、義父とはいえむごいことをしてしもうた、お詫びに私が一本植えさせてもらうといってお手植えをしておいておくれたんだ、それを村の人たちは大事に大事に守り続けて、いまそれがみられる、だからこの桜はガラシャお手植え一本桜ということにしたら」とおもいました。
さて、2017年春、四月8日の状況。
つぼみまだ固し、咲くのにはあと一週間はかかるかも。
募集・今福の滝から赤岩山へ登ろう!!
2017年4月7日 in トピックス, 上宮津・杉山ガイド部会, 山, 歩く・ガイドウオーク・トレッキング by miyazuet | No comments
今福の滝〜ダイラ道〜赤岩山へ 早春の花を見ながら、ダイラ道からは天橋立を眺めて・・・
概要 | 天然スギと早春に咲くタムシバ、ヒュウガミズキ、ダンコウバイなどなど白や黄色い花が迎えてくれます。 | |||
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実施 | 4月12日(水) 午前9時〜午後4時頃 | |||
所要時間 | 約7時間程度 | |||
集合場所 | 午前9時 喜多駅 | |||
受入人数 | 最少催行2人 | |||
参加料金 | 600円(ガイド料、傷害保険、パンフレット等) | |||
持ち物 | 水筒、雨具、防寒着 山歩きできる服装と靴 | |||
お申込先 | 宮津市エコツーリズム推進協議会 上宮津杉山ガイド部会 久古直子 電話・fax 0772-22-4739 |
■しかく集合場所
丹後鉄道 喜多駅
「希望に生きよう」
2017年4月6日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
奇跡だ、
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桜の咲く前に 上世屋の畑に 緑の野菜があること、
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しかも、その畑の耕されたのは、25年ぶりであること
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シシ垣もしないのにイノシシにも掘り返されず鹿にも食べられずに生育していること
IMG_9762高原バス
「希望に生きよう!」
それはむなしい励ましでなかったのだ。
IMG_1271なのはな
大変貴重なミッションをはたしてくれたことにおくる感謝の言葉をどう表したらいいのだろう!
、、、、
とまあそんな気持ちて春を迎えております。グレートサンクス、今井由一さま!
さて、「希望」に生きることが、感謝の表し方ですよね、、、。
ちょっと回りくどくなりますが、メールで、オリンピックをひかえ、農水省が今年を「オーガニック元年」と位置付けて取り組みを始めている、とつぎのような農林水産省生産局農業環境対策課の話を添えて送られてきました。
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「はじめよう!オーガニックライフ」セミナー =食べ物が私たちをつくる=
私達がやろうとしていることはとってもラディカルです。私達は、食べたものからできている。これは、健康の話だけではありません。そうではありません。 「早い、安い、簡単」に価値を見る文化が世の中を覆っている。食べ物や、食べ方と一緒に体に取り込み、消化してきた大切なものがそっくりそのまま失われていっている。そういう話です。 大急ぎで食べ物を飲み込み、もっと多くを求めることが良いとされ、安い食べ物が好まれ、愛はスマフォで手に入ると思うようになってしまった。 そのすべてが、私たちの五感から、自然を、世界を、遠ざけています。しかし、繰り返しますが、私達は、食べたものからできているのです。
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キーワードはこの話の中に、あるようにおもいます。
とくに「私たちの五感から、自然を、世界を、遠ざけています」という言葉。
としたら、そこに応えられるのがエコツーリズム。
五感で、自然を感じ世界を認識しようとした俳句に働いていただきますよ。
募集・早春の杉山を歩こう!!
2017年4月5日 in トピックス, 上宮津・杉山ガイド部会, 山, 歩く・ガイドウオーク・トレッキング by miyazuet | No comments
早春に咲く花と里山、天橋立の眺望を満喫する
概要 | 天然スギと早春に咲くヒュウガミズキ、ダンコウバイ、キンキマメザクラなどなど黄色い花が迎えてくれます。 | |||
---|---|---|---|---|
実施 | 4月9日(日) 午前9時〜午後3時頃 | |||
所要時間 | 約6時間程度 | |||
集合場所 | 午前9時 旧大江山スキー場駐車場 | |||
受入人数 | 最少催行2人 | |||
参加料金 | 600円(ガイド料、傷害保険、パンフレット等) | |||
持ち物 | 水筒、雨具、防寒着 山歩きできる服装と靴 | |||
お申込先 | 宮津市エコツーリズム推進協議会 上宮津杉山ガイド部会 久古直子 電話・fax 0772-22-4739 |
■しかく集合場所 大きな地図で見る
観音堂の雪解滝
2017年4月4日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
看板のぶつくさ
2017年4月2日 in 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
仲良うしょうきゃあ!
「なんやきしょくわりいなあ!」
そうつめたせんといてぇなあ!
ちょっとやってみたかっただっけ!
「なんやいな」
聞いてくれるか?
「まあいうてみいな」
あんな、わからんのや。ここは日本の里100や生物多様性保全上重要里地里山500に選定されたところやろ、それは環境省や森林協会・朝日新聞などが認めた大きな価値なのや。それなのに、その価値を示す「言葉」、お客さんとつなぐ看板や標識、それがあるか、無いやろ。その制作設置は誰がするんや、どうもわからん。
「!!!」
あんたらでやるんや、いうんならやるでぇ、お金もひねりだすでぇ、ほだけど、筋が違うような気もする、環境省や森林協会・朝日新聞への申請はだれがしたんや。そこがこんなもったいないことをしているのは無責任きわまりない、、、どっかがせんなんことを手を抜いているような気がするんで、
日本の里100や生物多様性保全上重要里地里山500に選定されている里なのに、休みの日でもガラシャ街道世屋谷線を登ってくるのは、軽トラックばっかり。ありえんやろ、どう思うえ?どうだゃあ、、。
「わからんでもない!」
ところで四月、この世屋バス、せや谷の奥、木子まで走るようになったやろ IMG_9353
「うむ」 新入生の通学の足を保障することと住民の足の確保、そして観光にも活用可能ということでなぁ。 IMG_8969
それだけに、第三者への目を意識して、お客さん第一にいろいろ知恵を出し、新しい価値創りをして、いっしょに汗かくことが必要やわなあ!けど、今までの図式、構図ではいかんようになった、 地域の振興とかいうてもむずかしなって、ほんまに、、、ぶつくさぶつくさ ユーシー?
日置モクレンと花美世屋河津サクラと
2017年4月2日 in 未分類 by yasuda | No comments
宮津で花見、ちょっとまだ早いじゃないかとおもうでしょ、いえいえ、充分です!
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まず、モクレン、日置で見られます、伊根街道日置交差点から、世屋谷ガラシャ街道(※(注記)新規命名!)に入ってまもなく左手。空いっぱいに白い星が咲き誇っています。
一抱えはゆうにある巨木で祭り衣装の若者のように男っぷりがよくて、花美世屋の里に婿さんに来てほしいと思うぐらい。
というのが、花美世屋には、ええ娘が咲いているのです。
河津桜。早咲きの種類で色目が濃く早春の里山のアイドルです。
かわいい子どもたちが上世屋体験の記念に植えてくれました。
世屋谷ガラシャ街道を登ること約八キロで花美世屋。
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日置のモクレンと花美世屋の里の河津桜と。似合いの夫婦になるとおもいませんか?!
杉山林道に春が・・・
2017年4月2日 in 上宮津・杉山ガイド部会, 山, 歩く・ガイドウオーク・トレッキング by matsumoto | No comments
良いお天気になってきたので・・・4月5日に杉山ガイドの会研修がありますが林道の雪の状況はどうなのか?様子見に行って来ました。
茶屋ガ成るからの展望
4月1日良く晴れて展望も抜群でした。
ミツマタの花
林道入ってすぐにミツマタの花が出迎えてくれます。
林道入ってい10分ぐらい・・・いつも最後まで雪が残るところで林道全体に雪が・・・(この写真は帰りに移したものです)
茶屋ガ成る手前の展望所
茶屋ガ成る手前にも雪が・・・
茶屋ガ成るからの展望
今日はここで帰ります。林道入り口から20分余り。途中に2〜3か所雪があり車では入れません。(4月1日現在)
5日水曜日に再度訪れますので詳しくは後日・・・