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岩渕、涙の5位 日本勢スロープスタイル最高順位更新も...メダルちらつき「滑りに集中できなかった」

[ 2022年2月7日 05:30 ]

北京冬季五輪第3日・女子スロープスタイル ( 2022年2月6日 雲頂スキー公園 )

5位に終わった岩渕(AP)
Photo By AP

岩渕麗楽(20=バートン)が5位に入り、14年ソチ大会から採用されたスロープスタイル(SS)では男女通じて日本勢最高順位を更新した。4年前は14位と決勝進出を逃したSSで進化を示し、同4位でメダルまであと一歩だったビッグエア(BA、予選14日、決勝15日)へ弾みを付けた。冬季五輪の日本女子最年少メダル記録の更新が期待された村瀬心椛(ここも、17=ムラサキスポーツ)は10位だった。

メダル圏内まで4・12点。4年前もわずかな差でヒロインになりきれなかった岩渕だけに、日本勢としてSS最高順位を更新しても、全く達成感はなかった。「あとちょっとでメダルだなと思ったら、考え過ぎてうまく滑りに集中できなかった」。2本目を終えて4位。ラスト1本は最後のジャンプでバックサイドからのダブルコーク1260に挑戦したが、スピードに乗り切れず、回転しきる前に斜面にぶつかって転倒。「少し自分にがっかりしている。重圧が凄くて、楽しい気持ちよりも自分を追い込んでしまうことの方が多かった」と悔し涙を流した。

ただ、チャンスはもう一度ある。W杯で通算6勝を挙げているBAこそが本命種目。「自分の滑りに集中したい」。その名前のように、麗しく楽しく北京の大空を飛ぶ。

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スポーツの2022年2月7日のニュース

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