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高木美帆 得意の1500メートルで銀メダル獲得 世界記録保持者の意地で表彰台は確保

[ 2022年2月7日 18:48 ]

北京五輪第4日 スピードスケート女子1500メートル ( 2022年2月7日 国家スピードスケート館 )

<北京五輪・スピードスケート>女子1500メートル、レースを終え厳しい表情の高木美帆(撮影・小海途 良幹)
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5種目にエントリーし、日本選手団の主将も務める高木美帆(27=日体大職)が女子1500メートルに出場し、銀メダルを獲得した。これで五輪通算メダル数を冬季五輪の日本勢単独最多となる4に伸ばした。

最終15組で登場した高木美は1分53秒72で2着。五輪新記録を出したイレイン・ブストの1分53秒28に及ばず、念願の金メダルはならなかった。レース後はぼう然とした表情で、笑顔はなかった。

競技開始となった5日の3000メートルでは6位に終わったが、得意の1500メートルでは逃さなかった。同種目の世界記録保持者で、1分49秒台の記録を持つ世界で唯一の女子選手。今季ベスト1分49秒99を出すなど、W杯は出場した3戦で3勝。頂点とはいかなかったが、表彰台は逃さなかった。

18年平昌五輪の1500メートルでは、イレイン・ブストに0秒20差及ばず銀メダル。今大会こそ、個人種目での金メダルを狙っている。5日の3000メートルに始まり、この日の1500メートル、さらに500メートル、1000メートル、団体追い抜き(パシュート)に出場予定。5種目は88年カルガリー五輪、92年アルベールビル五輪の橋本聖子らに並ぶ快挙となる。連覇の懸かる団体追い抜きは決勝まで進めば3レースあり、大会13日間で最大7レース滑ることも。体力的には厳しい戦いとなるが、氷上版「鉄の女」は果敢に挑戦するつもりだ。

15歳で出場した10年バンクーバー五輪から12年。14年ソチ五輪では代表落ちの悔しさも味わったが、主将として臨んだ今大会で意地を見せた。

◇高木 美帆(たかぎ・みほ)1500メートルの世界記録保持者。18年平昌大会は団体追い抜きで金メダル、1500メートルで2位、1000メートルで3位。オールラウンドの18年世界選手権総合優勝。20年世界選手権スプリント総合優勝。日体大出、日体大職。27歳。北海道出身。

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