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1回転半から140年...羽生結弦、10日フリーで4回転半初成功を

[ 2022年2月9日 13:44 ]

北京五輪第6日 ( 2022年2月9日 )

<北京五輪・フィギュア>決意に満ちた表情の羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

フィギュアスケート男子で3連覇が懸かる羽生結弦(ANA)が、10日のフリーでクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の人類初成功を目指している。

この日の公式練習では「天と地と」を流しての滑走で4回転半の着氷が乱れ、他に回転の抜けや転倒もあった。

現地に入る前の練習でも「まだ成功していないです」と明かし、現地入り後もクリーンに降りていない。8位だった8日のSP後は「みなさんの思いを受け取りつつ、完成されたものにしたい」とフリーへの意気込みを口にしていた。

6種類のジャンプの中で唯一、前向きに踏み切るアクセル。このジャンプが誕生したのは、1882年。オーストリア・ウィーンの国際大会で、スピードスケートの靴をはいたアクセル・パウルセン(ノルウェー)が初めて成功したとされ、その名がジャンプの名称となっている。

その後、1948年にディック・バトン(米国)がダブルアクセル(2回転半)に成功し、78年にバーン・テイラー(カナダ)がトリプルアクセル(3回転半)を跳んだ。

1回転半の誕生から140年。北京で羽生が4回転半に挑む。パウルセンの母国・ノルウェーのインガ・ニーマハル駐日大使は、スポニチに「スターである羽生結弦選手の4回転アクセルが見事、成功することを祈っています」と期待を込めたメッセージを寄せている。

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