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渡部暁斗無念7位 標高の高さよりも「コースのキツさと走った相手かな」ノルディック複合個人NH

[ 2022年2月9日 21:26 ]

北京五輪ノルディック複合男子個人ノーマルヒル ( 2022年2月9日 )

<北京五輪ノルディック複合>男子個人ノーマルヒルの前半飛躍で9位タイにつけた渡部暁斗(AP)
Photo By AP

北京五輪は9日、ノルディックスキー複合男子個人ノーマルヒルが行われ、5大会連続出場の渡部暁斗(33=北野建設)は前半飛躍で9位タイにつけ、後半距離(10キロ)で順位を上げるも7位。日本勢最高位だったが3大会連続のメダル獲得とはならなかった。

日本勢は暁斗の弟・渡部善斗(30=北野建設)が13位。前半飛躍でトップに立った山本涼太(24=長野日野自動車)は14位。谷地宙(21=早大)は30位に終わった。

レース後には「金メダルを獲った選手ガイガーと一緒に走ってたんで、もう少し上手く走れればメダルもあったなと思うと、ちょっと悔しさもありますけど...ジャンプの悪さからすると、いい走りをして終えれられたかなと思います」とコメント。「コースのキツさと標高の高さというのもあって最後は力が残ってなかったですね」と肩を落とした。

▼渡部暁斗 標高が高いのはジワジワくるが、苦手ではない。そこの問題よりもコースのキツさと走った相手かなと思う。相変わらずいい走りはできた。標高に対しては、そんなに弱くなさそう。もう少しいいジャンプをして、体力を残せれば勝負になる。

▽ノルディック複合 飛躍(ジャンプ)と距離(クロスカントリー)を組み合わせた競技。ジャンプの瞬発力やテクニック、距離の持久力や精神力など総合的な身体能力が求められることから、本場欧州では王者には「キング・オブ・スキー」の称号が与えられる。個人戦では前半飛躍で1回のジャンプを行い、その得点差をタイム差に換算(1点差ごとに4秒)。後半距離は飛躍1位の選手が最初にスタートし、後続の選手は換算されたタイム差によって順にスタート。10キロを走り、ゴール到着順がそのまま最終順位となる。

だいやまーく渡部 暁斗(わたべ・あきと) 1988年(昭63)5月26日、長野県白馬村生まれの33歳。3歳からゲレンデスキーを始め、白馬北小4年からジャンプを始める。白馬中から本格的に複合を始め、白馬高、早大を経て、北野建設所属。五輪には白馬高2年時の06年トリノ、10年バンクーバー、14年ソチ、18年平昌から5大会連続出場。1メートル73、61キロ。

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