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羽生4回転サルコー「"なんか、あったな"みたいな。自分の感覚の中でミスではない」

[ 2022年2月9日 05:30 ]

北京五輪第5日 フィギュアスケート男子SP ( 2022年2月8日 首都体育館 )

演技を前に気持ちを高める羽生(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

【羽生に聞く】

――SPを終えて。
「もう、しょうがないなって感じ。自分の中でミスがなかった感じなので、僕が一番ふわふわしている」

――冒頭の4回転サルコーの回転が抜けた。
「踏み切りの直前に自分の(ジャンプでできた)穴ではなく、他のスケーターの穴が存在していて"がこっ"とはまってしまった。跳びにいってはいるけど、頭が体のことを防衛してしまった」

――サルコーの後はどんな気持ちで滑ったのか?
「"なんか、あったな"みたいな。自分の感覚の中でミスではないので、あれは。だから、気持ちを切らさずにプログラムとして成り立っていたように思っている」

――ここは五輪という強い気持ちはあったか?
「もちろんあった。いつもと違う空気感もあった。でも凄くいい集中状態で、何一つほころびのない状態だった。だからこそ今凄く、ミスの原因を探すと整理がつかないですね」

――SP2日前に現地入りした理由は?
「自分自身、長く(会場に)いればいるほど、だれてくる。あまり長いと気合が入りすぎて、疲れちゃうのもある。団体戦のメンバー発表があった時点で、ギリギリにしようということを決めた」

――フリーでクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑むか。
「やります。とても難しいジャンプだと分かっているが、全てに集中しないといけない」

――フリーはどんな「天と地と」を見せたいか?
「氷に引っかからないように(笑い)。一日一善だけじゃなくて、一日十善ぐらいしなきゃいけないのかな。演技に関しては凄く自信がある状態で来られている。とにかく、まだ時間はある。このSPが終わった後の時間を有効に活用しながら、皆さんの思いを受け取りつつ、完成されたものにしたい」

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