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羽生結弦、4回転半を入念に調整「明日、頑張ります!」10日に逆襲のフリー

[ 2022年2月9日 12:43 ]

北京五輪第6日 ( 2022年2月9日 )

<北京五輪・フィギュア>練習に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

フィギュアスケート男子で94年ぶりの3連覇が懸かる羽生結弦(ANA)が、本番会場・首都体育館に隣接するサブリンクで10日のフリーを見据えて公式練習を行った。

8日のショートプログラム(SP)は4回転サルコーが1回転となり、95・15点で8位発進。フリーに向けて「一日一善だけじゃなくて、一日十善ぐらいしなきゃいけないのかな」と話していた。

上杉謙信を演じるフリー「天と地と」で目指しているのは、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の人類初成功。この日の曲を流してのスケーティングでは、冒頭に超大技に挑み、鋭く回転したが、着氷が乱れた。

その後は半袖姿になり、4回転半に積極的にアタック。回転の抜けや転倒で成功することはできなかったが、闘志全開で挑み続けた。練習後は「(転倒していたため)足は大丈夫ですか?」と報道陣に問われると左拳を突き上げた後、「ありがとうございます。明日、頑張ります!」と話した。

SP首位のネーサン・チェン(米国)と18・82点差、メダル圏となる3位・宇野昌磨(トヨタ自動車)とは10・75点差でフリーを迎える。羽生は10日午後1時14分(現地時間午後0時14分)に登場。夢舞台に、至高の軍神が降臨する。

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