[フレーム]

横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

災害ボランティア受付1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、全国から大勢のボランティアが被災地に駆けつけ、災害ボランティアとして参加していました。これを機会に多くの方々がボランティアに関心を持つようなったことから「ボランティア元年」と呼ぶそうです。
ニュースで知っただけの状況を、後に見学的に伺い意見交換させていただいただけなのに、秋田から関心を持って訪問してくれたことが嬉しいと言ってくれた方々、付き合いはその瞬間で終わっていることに後ろめたさを感じる今日の日です。
もはやおこがましく畏れ多い存在の方々です。
当時の知り合いがボランティア活動に出かけておりました。
情けなく、傍観者の自分を振り返るばかりです。

災害の無いことを改めて願っています。

R4業務報告会20221230 (2) R4業務報告会20221230_0001
オンラインで業務報告会がありました。
本日の業務報告会、ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。
発表後の「このような機会ををいただきありがとうございました。」の真っ直ぐな言葉に、ノルマ発表ではない姿勢を感じ取り、嬉しくなります。

ぱあとなあ拠点:楽しい雰囲気の中で職員も児童も成長されていくプロセスが感じられました。
この雰囲気を大切に更なる飛躍・成長を期待します。若さと元気、羨ましかったです。

愛光園:今よりも、これから。やれないからではなくやりたいからと心を動かすこと、そんな気持ちがあればこそ、前を向きやれることを増やしてきたのでしょう。成長には動機があって、この成長が法人の発展につながって行くかと頼もしかったです。"魅せましょ、法人の底力"メッセージ、皆さんが受け止めたと思います。

平成園:これは業務外、制度外と関わらない事は簡単です。
何とかしたいの気持ちが周囲を突き動かすのでしょうか。
様々な機関をや団体を巻き込む前のめりさ(前傾姿勢)、こうしたバイタリティが社福の使命と思わせる取り組みでした。

桜おかだ:地域に桜おかだを根付かせ、定着できるようする仕掛けが微笑ましいです。大きく言えば小規模多機能事業所の文化が見て取れ、地域密着型に相応しいツールを創出したかなとの感想です。
単発ではなく通年してボランティアや地域・ご家族の関心を引き寄せるなんて素晴らしい活動です。

幸寿苑:スライドにあったイラストは手作りでしょうか。惹き付けました。「よくぞ、事業所が、ここまで関わった。
介入し続けた」。 結果は継続的支援を実践してきたことに尽きるかと拍手です。そして、地域課題を地域ケア会議をはじめとする場で"見える化"させ、その可視化は今後の地域づくりの課題に繋げた成果と思います。

いさみが岡:専門職の発表、聞き応えありました。嬉しかった言葉、「制限するために食べるものではない」と聴いたように思います。在宅にあって施設にないものは自由、施設にあって在宅に無いものは制限。
かつてそう指摘された時代がありました。よく「その人らしさ」を大切にしてケアしたいとか耳にしますが、「その人らしさ」と「わがまま」は受け取り方ではは似ているように思われ、この辺の塩梅が「自由と制限」の関係にみえたりですが、投げかけになったようでセンスがあります。

と、先ずは一方的な感想です。

職員の皆さんは、少人数で10月と11月に先進地研修を行っています。

10月は、青森県は観光農園アグリの里です。
社会福祉法人「誠友会」が開設した農園です。
この農園は障がい者の方々の就労に積極的で知られています。
販売コーナーには地域の農家さんから採れたて新鮮野菜の出品があったり、通年収穫できるイチゴ園に南国の雰囲気に包まれた熱帯果樹園(バナナやパパイヤ、マンゴーなど)があるなど、楽しく過ごせる園なのです。
もちろん、レストランもあり、足湯のコーナーに小動物とのふれあいがあったりします。何度訪問しても、販売の果物や野菜同様にいつも新鮮な印象です。
そして、人たらしの理事長(苫米地義之)さんのお話しが魅了するんですねぇ。
詳しくは、福祉新聞の記事を貼っておきます。
アグリの里福祉新聞20221230 (2)






11月は、広島県庄原市の社会福祉法人「優輝福祉会」でした。
1990年代からお付き合いをいただいている熊原保さんが理事長の法人です。
機会があれば是非職員の皆さまに訪問をと思っていましたが、念願が叶いました。
直に触れ、お話しを伺い、心を揺り起こされるような場面が必要と、申し出でをしました。
熊原さん中国新聞 (2)

しわしわの画像でごめんなさい。




法人横断的構成で、自拠点だけでなく幅広い関心で経営に興味を持つ。
ご利用者とそのご家族、職員とその家族、関係する方々はじめ地域の方々に魅力のある場となりファンになってもらう。
それが経営の大前提、訪問の狙いは地域に魅力のある場を創出するヒントを見つける。
などと言えば負担感の押しつけになりそうですが、大きな魅力に溢れる社福の実践力にふれ、苦しさよりも「楽しい実践」としての取り組みを学んだかと思います。

愛光園感謝祭120221104 愛光園感謝祭120221104_0003愛光園はお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えようと文化の日、感謝祭を開催でした。
40年の歴史を刻んできましたが、来春から移転して新たな一歩を踏み出すことから、愛光園の歴史に功労のあった方々に感謝状と記念品を贈呈させていただきました。
文化の日受賞

記念品、担当者は相当に悩んだみたいです。


さて、ご挨拶です。

冬支度を前に何かとご多忙のところ、長年お世話をいただきました皆さま方にお集まりいただき、このような行事を開催できますこと、大変光栄に存じます。ご利用者、職員そして役員を代表しまして、厚くお礼申し上げます。
雄勝トンネルに13号線バイパスの完成を間近に控えた昭和56年に愛光園建設が始まり、翌年2月1日、あたり一面が真っ白な雪景色、まさにこれからの歴史を新しいノートに書きこむような初日を迎えました。あれから40年、様々なドラマを紡いで不惑の年を迎えました。不惑の年に決意したのが市内両神への移転です。
社会福祉入居施設の環境は自然環境の豊かさも重要でしょうが、市街地への移行、いわゆる地域移行が求められ、住まいの在り方が重要視されております。40年前の相部屋生活環境からプライバシー重視の住環境づくりに感染症予防対応ともなる個室化は時代の要請でした。こうした背景があって数々の思い出のあるこの地域からの移転を決意いたしましたこと、今日この場で謹んでご報告申し上げます。
関わってくださった皆さまもそれぞれに、感慨と共に惜別の念を強く抱いては、こみ上げる思い出も様々おありで、哀惜の念も深いものがあると推察します。
41年前のこの時期、建設中のこの場はぬかるんでドロドロ、開設に間に合うのかしらの不安を余所に、きれいな整備がなされ、40年の風雪もびくとしない頑強な施設で、寺沢段の上で快適な生活を過ごさしていただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
誰かの役に立つ姿勢を教えてくださったボランティアの皆さま、悪天候でも食料や日用品を安定的に供給されてはお客様本位を伝えてくださった商店の皆さま、ご利用者職員に声をかけてくださり地域の一員として受け入れ見守り続けてくださった寺沢の皆さま、3代にわたり体調を見守ってくださった菅先生、安全な土地の地主であります金澤理事長さんの階行塾の皆さま、不安ながらも期待を寄せてくださったご家族の皆さま、 数えきれないほどの多くの方々のお世話になり、温かな眼差しを寄せていただいたことに、深く感謝申し上げます。
どうか、移転となります愛光園に対しましても、引き続きご支援とご指導をお願い申し上げますと共に、皆さま方の更なるご健勝とご発展をご祈念申し上げまして、結びといたします。
本日は誠にありがとうございました。

コロナの影響を受け業務報告会及び法人内研修会は業務報告会をオンラインで開催することとし、研修会は中止となりました。

研修会は「元気が出る福祉・介護セミナー」との共催で外部講師が依頼済みでした。特に、昨年40周年を迎えながらも、コロナ禍にあり記念の行事など出来なかったこともあり、何とか実現したかったのですが、コロナに勝てませんでした。
現在、障害サービス一元化のもと「愛光園」の移転を含む「ぱあとなあ増築」を計画し、地域移行に住まいや就労サービスの充実、安定経営と基盤強化を目指し工事中です。

研修の狙いは、前述した一元化に高齢部門も加え、人口減少下での人材確保・定着・育成などの人財による基盤強化が重要と計画しました。
でも計画中止を逆手に、講師の事業所を数人で訪問してみてはとなり、今月は青森県の「観光農園アグリの里おいらせ」を、来月は広島県の「優輝福祉会」の訪問を計画したところです。

魅力の創出、楽しい実践を触れたい、そんな気持ちがメラメラです。

ひまわり会との出会い、会員の皆さまと夢の共有。
先ずは自宅から通って働ける場が欲しい。
一人暮らしが出来る住まい、そこに支援が届けば可能でないか。
日中の支援があれば施設入居だけが選択肢ではなくなる。
人と人の出会いを創りたい。
などと、話しは展開されました。
喫茶ふれあいではパンの試作が始まりました。

法人はどう向き合ったらいいのか。
市町村合併の協議中にあり、広域的視点で法人の将来を描く時期なのかしら。
愛光園、平成園は町依存の整備計画がスタート。
自立した法人の姿を議論しました。
ぼんやりとしていた方向性を、きちんとした理念を掲げ社会福祉法人の使命を明確にするんだ!と相成りました。

議論はするが進まず、結局は理念の骨子、いやほとんどを、当時の平成園施設長補佐が今の"響存"とそれを補足する考え方を明文化したのでした。

この理念の具現化こそぱあとなあの整備でした。
通って働く→就労支援
出会いの大切さ→喫茶と軽食を生活交流スペースに創出。
自立した生活の場→キッチン・風呂付広々個室の福祉ホーム
重度の方の通いの場→愛光園のノウハウで通所型の療護施設
その他、諸々詰め込んで構成されました。

諸々はまた機会を見て書かせてもらうべ。

本日、雄勝地区民生委員の方々がボランティアで建物外周の清掃や草刈りでした。
暑い中、大変ありがとうございました。
活動は当法人の「愛光園」「ぬくもりの里たてやま」「平成園」の雄勝地区にある施設をローティションで行ってくれています。

久しぶりにご挨拶をさせていただいては、建物の傷み具合、出来て何年かしら、誕生の生い立ち(地域説明会や地域の要望に用地の確保など)などについて、話しが及びました。

今年度、愛光園の移転とぱあとなあのリニューアルが進行中です。
人に歴史あり、法人に歴史あり、そしてぱあとなあに歴史あり、なんて考えてしまいました。
雄勝地区から旧市内に事業所を置く。なぜ隣の町から市内へ来るのと思われたでしょう。
その背景がある訳です。

平成15年頃、順個室やリビングを囲む環境へと大規模改修した平成園に子ども達の活動の場を求めてきたグループがおりました。
聞けば放課後や週末の子ども達の居場所、その子ども達には様々な障害があるので、確保に苦労していると話されました。
大規模改修による地域向けの各種介護予防活動スペースを確保していたことから、ここで良かったら使ってくださいと話しは進みます。
障害の子と家族からなる「ひまわり会」との出会いでした。
拠点が出来、ビーズによる携帯ストラップやコースター造りが会の活動でした。
それ以外にも時間があれば玄関脇のカウンターを「喫茶ふれ愛」と命名し、ボランテイアで運営してくださり面会や会議、見学などで訪問される方々に珈琲を提供してくださいました。
拠点があれば活動は定着、持続性が生まれ、会の目的も見えてきます。
ニーズの把握といえば、きれいすぎるかもしれませんが、そんな雰囲気でした。
支援学校卒業後の居場所、大人に向かって就労や通いの場が見えてきました。
親も老後を思えば、子の社会参加が願いです。
「喫茶ふれ愛」的場、作品造りの場、一緒になって考えて欲しいと、あなた方に力になって欲しいと訴えられました。

活動の場を安請け合いし、火災報知器は作動する、突然車に向かって外に飛び出すは、そんな子どもの行動をよく知らないで受け入れしたこと、専門的な支援が必要であることに気づくのでした。

私たちが話し合っていることを形にしたい、ぱあとなあへの一歩でした。

話しが長く今日はこの辺、また後日。

昨日は思いやりメッセージの選考会に入れていただきました。
法人全体の取り組みまでには至っておらず、平成園拠点が位置する雄勝地区、そこの小中学校地区と介護専攻科の児童・学生に呼びかけ作品が寄せられています。

きっかけは福井県坂井市の一筆啓上日本一短い手紙と旧二ツ井町のきみまち坂恋文コンテストを模倣し、こんなことをやってみたいでした。
ただ、第1回は短文よりも視覚に飛び込む絵画が良いとの意見が占め実施するも、誰でも参加しやすいのはやっぱり短文ではと二回目から今の形になりました。
地域の思いやりの声を聴きたいと地域に呼びかけ、高齢の方まで作品を寄せてくださった時期がありました。絵画を入れて今年で19回目かなあ、続いています。

作品ですが、お母さんやおばちゃんへの食事や洗濯などへの感謝。お父さんやおじいちゃんには仕事や外出などへの感謝、兄弟姉妹に友人には遊びや勉強などの感謝、そして先生への感謝などが綴られています。

私の推しは亡くなった祖父(祖母かな?)のお墓を感謝を込めて磨く内容、疲れと痛みの訴えに自分(孫)の出番とマッサージしようとする作品でした。
どちらも思いやりが感じれたけど、後者は選外だったのかな。

思いやりを伝える機会を創りたかったこと、続いています。

そして心洗われる隠居がおりましたとさ。

法人は愛光園の地域移行とぱあとなの事業強化を目指して、障がい事業の統合を進めています。
愛光園は個室化と三つの生活単位、いわゆるユニット的環境を整備し、ぱあとなあは就労支援の充実強化を掲げています。
高齢の各拠点は認知症ケアに有効な生活単位や小規模多機能型事業の深化を追求します。
今年度目指す方向です。

しかし初っ端からコロナ感染の不安とクラスター発生でした。
不安と背中合わせの日々が続きます。
感染の拡大は恐怖です。

さて、仙台育英高校野球部が甲子園大会で優勝、監督のインタビューには感動でした。
「青春って凄く蜜」と言うあの名言です。
高校生のストレスは半端ではない、そうだと思います。
楽しいはずの時期に入学式や卒業式も行えず、行事なんてとてもとても無理の時代です。

介護です。
ふれあいは大事、介護は相手の体と密着して、食事は会話を楽しみながら・・・。

地域です。
ぼちぼち夏祭りなどの行事が復活しているようです。
そこには慎重な感染対策、予防があります。

戻ります。
事業目標を進めモチベーションを上げようと相応しい講師陣を招聘し、日程調整しながら法人内研修会を企画したのは2ケ月前で予定は10月最終日でした。
そろそろ決断の時期。
ほぼ全員の考えは時期尚早、リスクが心配でした。
だからオンライン研修を検討、対面はごく少数に、参加者の距離に(2メートル以上)配慮・・・。
でもオンライン環境、環境づくりの機材と人、対面参加者の検討・・・。

止めることは簡単だが行うのは難しい。
どこかで聞いた言葉が浮かびます。

マズローのヒューマンニーズ階層区分が浮かびます。
基礎部分と言うのでしょうか、生理的欲求や安全の欲求が。
臨場感伴う集団、親密な他者の存在との連帯、意見交換から自分の承認、そして生まれる目指す姿に近づきたいという欲求の獲得にどう努めようかしら、ねっ。
制限、抑制生活の解除は不透明です。

履歴書に読書が好きと書いてあります。
その方に、介護は入浴・排泄・食事のいわゆる三大介護の充実だよねと、と敢えて同調を求める。
そしたら、自分は本が好きで登場する人物の背景や考え方を思いながら読むのが好きだと。だから、介護する上でもどんな生活や歩みをされてきたか理解することが介護の前提だと思います。人を良く知ってこそ充実の介護につながるかと思います、と。
素敵だねえ。

ユニットケアさらに意地悪く、ユニットケアを知っている?ハード・ソフトの特徴は?
話しの中より、生活を共にする馴染みの関係からご利用者の気持ちを汲み取れたりご利用者が自らの気持ちを伝えられたりするハード・ソフトの環境ではないでしょうか、答えられる。
個室にするとかユニットで食事をつくっているは手段であって、皆の会話する場所や食事の美味しそうな香りが漂う場所へ行きたくなるような、そして手は動かずとも炊事や掃除をしている人との時間の共有を目指す生活の環境づくりかな、そんな会話を持つことが出来ました

ユニットケアへの思いをみんなと強く語り合っていた時代、思えば平成10年頃かしら。
尊厳の言葉が強く打ち出され、武田さん、宮島さん、小山さん、熊原さん、米谷さんなどの影響を強く受け、当時の私たち職員は熱く語り合っていたなあと、はるか昔を懐かしんでしまいました。

こんな時間があってユニットケアや小規模多機能にサテライトへの挑戦になったんですよね。

地元出身の学生さんが減少、介護・社会福祉の学科に進学する若者もさらに減少、最近は実習や見学等の訪問は法人全体でも年間5人に達していないかと。
こんな状況下、インターンシップを希望された地元外の学生さんがおりました。
嬉しいですね、学生から映る当法人の姿を聞くことができますから。

きっかけは知人を介してですから、縁とは有り難いものです。
4年生ですから就職も控えて広く様々な法人・事業所の特徴や活動の実際を勉強されています。
学校に書類を送りホームページで案内する当法人の姿は古く、今やオンライン面接で理解し合う姿であること知るのでした。
面接リモート
魅力や売りが映像で具現化されるSNSの活用が面接のさらに手前にあることも知り、発信力の重要性を痛感するのです。

さて、学ぼうという明確な目的がある学生はいいですね、単位のためとか学校の指導ではなく、自らのの意思、主体性が眩いほどに輝きを放ちます。

昨日は法人内定時監査でした。
エアコンに頼らず窓を開け、密を避け、新鮮な空気を取り入れ、清々しい環境にあります。
オニヤンマ (2)サッシを見遣るとオニヤンマの姿です。
我々の生態系にも関心を持て!そう言っているのでしょうか。

開かれた窓からはトンボも参加する定時監査でした。
これって多様性でしょうか。
皆さんが監査中、お前は何をしているのだ?
いやいや、寛容な姿でありましょうよ。

騒々しいコロナ禍を思えば、のどかな空気感はありがたいよな。

子どもと同世代、とても頼りになる主任が今までのキャリアを越えて飛び込んだのが羽後町田代にある"阿専"という古民家レストランでした。
私が耳にしてから5年、仲間にその時がきたら応援して欲しいと募る思いをずっと充電していました。
地元の活性化に燃えての揺るぎない決意がありました。
古民家彼女が飛び込んだレストランは「農家民宿」でもあります。

明日火曜日のNHK秋田「ニュースこまち」(午後6:10〜7:00)で、詳細時間は不明ですが特集コーナー『秋田ひとモノガタリ』をご覧下さい。
残念ながら彼女の出番は無いようですが、店主の方が紹介されます。

豪雨、記録的大雨、線状降水帯と被害の様子、そして終息どころか増え続けるコロナ感染のニュース、明るい話題が聞こえてきません。

祭りそんな中、招待や案内は控えながらもわいのわいのと準備、各拠点が夏祭りを迎えています。
今日は平成園です。
職員の子ども参観日にあわせた日程、可愛い訪問者が盛り上げてくれることでしょう。
そして、各種屋台にみんなでの盆踊りなどに加え、打ち上げ花火も予定とか。
以前より規模は縮小だけど、こうしたみんなでふれあって楽しむ機会はやはり必要ですよね。

七夕の飾り付け、短冊には穏やかな日常が願いです。

【独自】公表義務なく国も未集計介護施設の死亡事故数、自治体の6割が非公表・・・
この見出しは今日の読売新聞でした。
ヤフーのコメント蘭、賑やかです。

事故に遭いたい人、事故を起こしたい人、事故を願う人、そんな人はいません。
事故を起こす環境を責めているのか、事故につながる機能低下を責めているのか、誰かを責めているよう感じるのは気持ちが曲がっているからでしょうか。
歩ける人、咽せない人、自分をよく理解している人はご利用しないし・・・。

安全に安全に、安心を安心を、生き生きと活き活きと、悩みながら萎縮しないように。

現場は事故報告と今後の対策を家族や行政に報告・提出し、行政はそれを点検し、減らそうと取り組んでいるのに。
数字を見て人を見ない、結果を見て取り組みを見ない、そんなふうにならなければ良いですが。
記者さんもみんなが良くなればの思いでしょう。

毎日、暑いです。
汗だくの職員、涼しげなご利用者、仲良く過ごしています。

いよいよ介護ロボット導入による実証に着手し、
1見守り機器等を活用した夜間見守り
2介護ロボットの活用
3介護助手の活用
4介護事業者等からの提案手法
と言う4つの実証テーマが設定されています。
5日の社会保障審議会介護給付費分科会で示されました。

4の提案型調査には特養2施設を含む17施設の取り組みを実証し、目的は次期介護報酬改定議論に向けたエビデンス収集にあります。12は40施設で、3は20施設が参加されます。やり甲斐も責任も大きいでしょうね。

職員の配置基準や報酬のあり方などに、エビデンスと言う御旗を掲げては、財政や労働人口の減少に寄り添っていくのでしょうか。
効果は否定しませんが、配置緩和に報酬引き下げが主目的ですから厳しいです。

2024年:報酬改定
2025年:全団塊世代が後期高齢者
2040年:現役世代の急激な減少
と続きます。

厳かな神事、祭典に参加しました。
この地で過ごした40年の歴史と重みを祝詞から感じます。
移転を決意した今、これからの40年へのイメージを膨らませます。
40年前を知る世代とこれからの40年を創っていく世代、どんな40年後かを目に出来る世代に期待です。
光陰矢の如しですよ。

昭和56年5月27日、法人認可の日でした。
はい、41歳です。
まだ熟年とまでは至ってませんが、随分と歳を重ねましたわ。

日本海中部地震から39年が経過しました。
一年経過した愛光園が、理事長と監査員から指導を受けていた時間です。
爽やかな天候でしたが、心はひたすら緊張していた法人内監査の日、まもなくお昼という頃でした。
突然、大きな揺れがやってきました。
と同時に園長は廊下に飛び出し適切な避難指示を出してくれました。
職員みんなが車いすの方を次から次へと園庭に避難誘導、避難後も不安な時間が続きます。
その場は激しい揺れの怖さでしたが、しばらくして知った被害の大きさこそが災害の恐怖でした。
災害に感染症など、予期せぬ場面への対応が求められる世の中です。
避難所立ち上げ




運動会 選手さて、今日は平成園で快晴のもと屋外で運動会でした。
選手宣誓に始まりパン食い競争、玉入れ、借り物競走、職員参加リレーに続き賞状授与となり大いに盛り上がったそうです。
そうですって言う表現が自分でもいやらしいと感じますが、全く観に行っていませんでした。
ご利用者として招待いただいてましたが、照れもあって会議に逃げ込んでいました。
その代わり、得意科目の昼食だけはすっかり参加しました。
厨房職員の心のこもったメニュー、お品書きは写真でご覧ください。
20220526_123430~2 20220526_123821~2
田植えの時期、地域の生活風土にばっちりの「ほうの葉ごはん」に「小豆汁」が懐かしく嬉しくなります。


この3年間は行事は縮小、ふれあいが大事と指導されながら人流抑止で対面や食事中の会話は禁止(黙食)のお達し的雰囲気にありました。
ここから解放された訳じゃございませんが、感染対策に腐心しながら開催したのでしょう。

運動会、夏祭り、敬老行事、忘年会などの季節のアクセント、それに向かい日常を過ごしていました。
少しずつ取り戻していくことが出来るのでしょうか。

さあ、準備も後かたづけもなく、ただただごちそうさまでした。
感染症も災害もない、穏やかな日が続きますように。

法人内の新型コロナウイルスは現段階で感染者はおらず落ち着いています。
関係者の皆さまには随分とご心配を、そしてご迷惑をおかけしました。
こんな時におかげで学習できたとか技術や知識が身に付いたとの表現はおかしいですが、確かに我が事として取り組んだ経験は大きいものがありました。
仕事だから頑張るのは当然だではなく、有事になれば別次元の力を発揮してくれる職員の皆さんに感謝です。
頼もしくありがたいです。
未経験の向き合わねばならない現実、そこから逃げることは出来ません。
正しく恐れること、正確な基礎知識や最新の情報などに触れ共通認識を持つこと。
そして何よりも自分の健康を大事にすることでしょうか。
専門性の自覚、感染症は職場にも自宅にも地域にも持ち込まない、拡げない、持ち出さない、それが大切な人(ご利用者と家族など)を護ることになると改めて気付きました。
目的に向けた知識と技術、日常の心構えなど、振り返る場となりました。

全国社会福祉法人経営者協議会高齢者福祉事業経営セミナー、やたらと長い研修名称の中身が4月5日発行の福祉新聞に短く掲載されていました。

(偉そうにすみませんが)このブログ、今年2月5日で触れたことに関連しますが、経営協もICT(情報通信技術)を活用して人員配置基準を緩和する動きに対し、安易な介護報酬の切り下げにならないよう断固反対し、必要な対応を行うと話しをされたそうです。
高齢者福祉事業経営委員長の発言です。
そして委員長は、ICT活用による業務改善や生産性向上の成果は、介護の質の向上や介護職員の働きやすさにつなげるべきだと協調されたそうです。
良いねえ。上から目線だったらお許し下さい。
共感しているのです。
加えて、利用者視点で多機能化で頼りにされている高齢者向け住宅との差別化、おそらくは社会福祉法人らしい全人的支援の実践を強調されたのではないでしょうか。
受講していないので、何とも言えませんけど。

セミナーの講義はLIFE(科学的介護情報システム)の解説があったそうです。
高野龍昭東洋大準教授は、LIFEの目的はデーターを集めて介護サービスを標準化すること、事業所のサービスの質の比較、評価が出来ることと説明し、賛否はともかく対応しないといけないと加えたそうです。
さらに、LIFEで集めている情報はADLや口腔・栄養など心身機能面だけで、心理社会的側面や生活の質などは入っていないことを問題視したそうです。
やるべきことをやって疑問は疑問、その課題についてきちんと向き合って、サービスの受け手が幸せと実感できれば良ですね。
データー収集だけでは幸せにも、その方の存在が発揮されることにもつながらないでしょうから。
この辺の説明や実証はこれからでしょうか。
しかし、数年振りに福祉新聞を拝読しました。
やはり、見ておくべき、業界の世情を知ることが出来ます。

蛇足です。
3月15日・29日発行紙の2面に福祉の学び舎7がありました。
我が母校が上下2回に渡り載っていたのです(どうだい)。
そして、新聞の発行日を過去に遡っていくと、他校は上中下と3回の紹介なのですね。
この回数の違いが今日の我が実力の不足さと、またしても責任転嫁でした。

さあ、新年度のスタート。
ご利用者、職員が気持ちも新たにと臨んだ矢先、ご利用者が体調不良となり、新型コロナウイルスの陽性が判明致しました。保健所の指導に基づき、対応・対策を行ってきましたが、以後、ご利用者・職員に広がり、クラスター発生となってしまいました。
4日以降は新たな感染者もなく、落ち着きを見せてきましたが、不安でいっぱいです。

ご利用者様、ご家族様、ご関係者様にはご心配とご迷惑をおかけしておりますが、どうかご理解とご協力を賜ります。

みなさん、療養生活、辛いだろうな。
お見舞い申し上げますと共に、早期の回復をお祈りします。

退職辞令一緒に歩んできた仲間が、退職を迎えました。
いつまでも見送る立場、居残る身、申し訳なく恥じ入っています。

措置から介護保険・自立支援へ、障害者総合支援法、その間在宅サービスの充実を掲げ事業展開をし、そして指定管理に法人合併を経て今の状況に推移してきました。

仲間の皆さんとは事業安定期から激動の時代を一緒に過ごしてきました。
地域縮小、人口減少と厳しい時代も一緒に迎えてきました。
共に歩んできた仲間は、法人理念を言語化し、行動に移し、職員の目標となり、育成への功績が大でした。

規模が大きくなり職員も働き方も多様化した今、同じ方向に向かう意識、考えや気持ちの方向、価値観を共有化しながら歩んで来た仲間の退職は寂しいです。

これからの人生に新たな夢を持って進む皆さんに感謝です。
健康に留意され、さらに若々しくなってのご活躍、お祈りいたします。

ありがとうございました。
退職花束

高校卒業式が済み別れの季節を迎えています。
就職、進学などで地元を離れる若者も相当数おられるはず。
そんな矢先に3.11がよみがえる大きな揺れ、何かと不安にさせます。
コロナ禍で行動制限が続き、やっと緩和かと思えば地震で新幹線の運休は長引くみたいで、新幹線で共に出掛け引越しの手伝いをと考えていた方々も、大幅な予定変更を余儀なくされていることでしょう。

自然災害、感染症、そして戦争・・・予防で対応し頑張るのに比べ、防げるのに人が引き起こす悲惨な場面・・・募金だけの自分です。
被災
戦争難民の高齢者や障害の方々、身寄りのない子どもたち、どんな場所でどんな暮らしの支援となるのでしょうか。

無情にも話しは変わります。
当市は合併時55,000人超の人口でしたが、本年1月時点で42,300人程に減少しています。
そして65歳以上人口は16,500人から17,100人と微増です。
高齢化率は29.8%から40.5%(うち75歳以上が54%)に上昇です。
65歳以上人口は間もなく減少に向かうとされますが、75歳以上の人口は増える、いわゆる病気や介護の確率が高まる世代が増加します。
一方、現状の15〜65歳の生産年齢人口18,700人程は、今後も減少が進んで労働力不足が地域全体の大きな課題であります。

状況は国が示す2040年問題が今の当市であり、そんな先進地で当法人の役割が試されます。
人生100年時代と謳う今日、人手不足にあっても事業の継続へと、巣立つ若者たちのようにキラキラと輝いて向かいたいものです。

65歳以上の皆さま ワクチン公的機関よりご案内をいただくのは税の納入、健康診断、そしてこの一年間はワクチン接種でしょうか。
高齢者施設でお世話になっている65歳以上の私、皆さまのおかげで3回目を終えました。

ニュースは毎日の感染者数で、危機感や警戒を呼びかけております。

さて、今のところ、腕の重さがあり上がりにくいですが、大きな副反応、私にはありません。
2回目接種は、寝込みましたからほっとしています。

ご利用者さん、職員さんはどうでしょうかね。

昨日はハッピーバレンタインデーとか。
もちろん全く無縁です。
と、ところが・・・・・・・・・・・・・・・・う、嬉し〜〜〜〜い。
バレンタインデー 女の子 手作りクッキー
職員さんのお嬢さん(小学校一年生)から、手作りクッキーがあったのです。
嬉しいもんですね。
ありがとう、しろまるしろまるちゃん。

クローズアップ現代の翌日、2月1日の読売新聞でした。
介護職員の配置基準緩和へ...ロボット活用など条件、新年度に実証事業の見出しです。
(読売新聞)
テレビの翌日、早速のニュースです。人手不足が深刻な介護施設にICT活用等を条件に、配置基準を緩和する方向で検討に入り、2022年度に実証事業を実施。
最新機器の導入による業務の効率化や基準見直しに伴う職員の負担増などを検証するとありました。

そして、政府の規制改革推進会議の作業部会で、来週にも方針を説明。
そこに制度が定める職員の配置基準緩和にふれています。

配置基準見直しの背景に人材不足をあげ、65歳以上の高齢人口がピークを迎える2040年度には、介護職員を2019年度の211万人からさらに69万人増やさなければ追いつかないとされ、効率化が急務となっていると説明です。

実証事業では、現場で実際に見守りセンサーや介護ロボットなどICTを活用した場合に、どれぐらいの業務の効率化につながるかを数値化。その上で、配置基準を緩和した場合に入居者の安全確保に問題が生じないかや、職員の負担増がどの程度になるかなど、影響を調べる。清掃など補助的な仕事を担う介護助手を活用した場合の効果も検証する。とあります。
実施する施設や検証内容は厚労省が公募し、3月にも決定する。特別養護老人ホームなどで1フロアを担当する職員数を減らして業務を実施したり、ICTの活用で業務ごとにかかった時間の変化を調べたりすることなどを想定している。となり、記事は更に続き、実証事業のデータを踏まえ、例えば「入居者10人に対し職員3人(3・3人に1人)」や「入居者7人に対し職員2人(3・5人に1人)」など、配置基準よりも少ない人数で介護を担うことが可能かを検討する。実施時期については、24年度の介護報酬改定に向けて、できるだけ早い時期に結論を出したい考えだと、なります。えっ!えっ!えぇ〜っ。
厚労省の担当者は「介護現場の業務効率化と介護職員の働きやすさを両立しつつ、介護の質を高めるための仕組みを模索したい」としている、なのです。

この記事内容で「そうだ!」と声を出したのは、配置基準の以下の説明です。
だいやまーく配置基準=介護保険サービスの対象施設は、入居者3人に対し、介護職員か看護師1人以上の配置が求められている。国の定める基準だが、実際には多くの特別養護老人ホームでは入居者2人に対し、職員1人と基準よりも多い配置になっている。

ここですよね。
デジタル化は利用者の快適性や職員の労力軽減につなげても、国が報酬設定にある配置基準は平均ではなく最低基準ですよね。
最低基準を下げることが目的ではなく、快適生活と過酷な業務の軽減が目的であり、看取りケアや認知症介護をみれば、報酬は全国実態の配置に合わせ、設備は促進する方向ではと考えますが。全国平均だってスタンダードではなく、これを引き下げようとする人たちは他人事なのかもです。
人手不足ありきの出発には、いささか悲しい気持ちになってしまいます。

それとネット上で知ったのですが、日本経済新聞、昨年12月21日の「1人で4人介護 可能に」が業界内で大きな話題となっているとか。
記事では「20日の規制改革推進会議で内閣府が改革を提起した。現行基準を見直し、(介護者)1人で介護施設の入所者4人に対応できるようにする案を軸に調整する」と。
これを受け「古い規制を見直して生産性を向上することで、費用の膨張を抑える重要性は高まっている」と結び、既定路線かのごとくに報じているんだとか。

財源・負担の在り方、人手不足など、課題は確かに大変だとは思いますが・・・。
そして処遇改善とデジダル化を進めるなら、政治パフォーマンス的処遇改善より、根っこの本体報酬をアップすることが先でないのかなあ。

先月25日のクローズアップ現代、武田和典さんからの案内メールで知り、視聴しました。

最新技術で老後は安心!? "デジタル介護"最前線
AI搭載のロボットが夜の介護施設を巡回し、高齢者の睡眠の深さやトイレのタイミングをセンサーが自動で検知して職員に知らせる。
高齢化で介護現場の人手不足が深刻化する中、業務の効率化などを目的に国も推進する「デジタル介護」。
先進的に取り組む施設では、睡眠の質が向上するなど介護を受ける人の生活改善につながることも明らかになりつつある。
しかし、デジタル機器への抵抗感や制度的な課題からなかなか普及が進まないという現実も。
利用者本位のデジタル化を模索する最前線からの報告。
と番組紹介でした。

介護現場のデジタル化に取り組む茨城県大子町の様子が紹介されます。
太子町は高齢化率が45%を超え、介護現場では深刻な人手不足に悩んでいると。
地域の特別養護老人ホームに併設するデイサービスは、人手不足で休止へ。
人手不足解消にデジタル化導入試みるも、なかなか進まないのが現状。

訪問介護事業所ではデジタル機器活用で事務作業の効率化を検討。
手書きによる介護記録の負担解消に、デジタル機器導入はコストが課題となる。
データ入力用タブレットの費用は1台約10万円、スタッフ全員分となると出費が嵩むし、慣れないデジタル機器の取り扱いに戸惑いが多いのだ。

また、介護施設ではベッドの下に敷く見守りセンサーを試験的に導入する。
利用者の動きや日々の睡眠パターンから起きる時間を予測し事前に予告するが、デジタル機器に不慣れなベテラン職員にはタブレットの設定がうまくできず、使いこなせなかった。

デジタル化とその使用方法への声も紹介される。
介護する側とされる側、直接触れ合う時間の減少に利用者は安心できず、介護の質を問う意見があがっている。

施設はメーカーの担当者から使い方を学ぶ。
使ってみると、利用者の行動が把握しやすくなる成果が感じられた。

今日の番組は、デジタル化導入には、ためらいや抵抗もあったりするだろうが、安心や快適性などの目的に向かい、きちんとした使用方法に基づけば、利用者に職員にも、そして人手不足の事業所にも、効果が期待できる、そんなところでしょうか。

祝 花束昭和57年2月1日開設の愛光園、本日40歳を迎えました。
本日は雪の多い中、今までお世話になった方々や関係されてきたたくさんの方々にお集まりいただき、お祝いの席を設けさせていただきました。
とても和やかに、そして華やいだ空気に包まれまして、今までの歩みを振り返りながら、楽しく過ごしたのでありました。

と言う場面はコロナ禍にあっては望めそうもなく、ご利用と職員で、お誕生日をお祝いしました(と思います)。

法人広報紙「響存」には、40周年記念の特集号として、元旦発行をしております。
この号、人気が高く、先日増刷して希望された方にお渡ししたのですが、早くも手元には皆無です。
読みたい方は、ホームページアップ雄勝なごみ会広報までお待ち願います。
発行から一ヶ月、まだアップされておらず、不安ですが・・・。

山崎史郎さんの「人口戦略法案」を購入しました。
人出不足の話しをしていたことからの興味でした。
「人口」減少を止める方策はあるのか、大きなテーマです。
元厚労省キャリアの方の著書ですから。

まだ、50ページも進んおりませんが、衝撃的です。
人口減少は出生数の減少によって引き起こされるので、最初に減り始めるのが「年少人口(0〜14歳)」で、次に減りだすのが「生産年齢人口(15〜64歳)」、最後に「老年人口(65歳以上)」と言う順との記載がありました。
新たに労働に参加する若者が年々大幅に減ってく一方で、相対的に人口が多い中高年層が順次リタイアしていけば、人出不足が深刻化していく、とあります。
労働力の深刻な問題、今の当地がこの状況です。

周辺事業所の年齢構成、多分半数は50代以上でしょう。
だから10数年経過したら、リタイア組が続出です。
現状の中核病院ですら医師・看護師不足で縮小の連続。
介護・医療だけが労働力不足ではないけど、地域包括ケアの姿、2040年を思いながら、地域に安心はあるのか、暗くなってしまいます。

いつまでも元気に健康では素敵だがリタイアできない世代、祖父母や親世代の負担が重い世代。
持続可能な社会、SDGsの文字を耳にし目にしては、すべての人に健康と福祉をってね。
予想できた事態に危機感が足りなかったと、今更です。

それでも地域の安心を考えて社会福祉法人は歩んで行かないと、ねっ。

今日も人手不足の状況についてです。
どこの業界もそうでしょうが雇用継続の方々に助けていただき、今後は退職年齢引き上げで確保する体制をされていくのでしょうか。
労働力が絶対的に足りず、高齢者人口だけは変わらない過疎地は都会に先立っての深刻状態です。

働き方もますます多様になっていくでしょうか。
働く人の体力と技術、質もあります。
多様な人、多様な働き方への寛容さも求められます。

団塊の世代が牽引してきた時代、そこに続いた世代、緩やかに下降しながら40代後半の団塊ジュニアへの移行期、けどその後の世代が急激な下降線です。
そして8050問題ではありませんが、親と同居の中年世代に独身が多い地域、未婚者と共に人口減少に過疎は拍車化ですか。
こうして、年代構成の先細りは果てしなく続き、長寿(高齢化率)が進む地域になるのでしょうか。

一方、制度は「介護の社会化」を唱えながら、限られた財源やサービス量を配分するために、生活保護のように扶養者(介護協力者)を捜し追うのかと、家族介護の復活かと不安になります。

核家族と単身化、8050世帯、地域社会の薄まり(だんだんと高齢と老化で交流希薄化)、自動車免許証返上、拡がった生活圏域からこぼれてしまう、心配です。

地域で子どもや若者がいないことに気づきながら、今までは変わりなく暮らして来られた。けどそれは、まだ同世代と暮らし交流出来ていたからで、ある日気づいたら周りに誰もいないことになっている、そんな不安を感じます。

さあ、負担世代が高齢者だけになり、病気になる人が多ければ健康保険料が、要介護者が増えては介護保険料(負担)も高くなる。楽観的になれるのか、危機感を持って予測した対策を考えるのか。
サービスは利用する人がいるから高くなる。なら、利用するな。そんな社会になってしまってはいけませんからね。

制度あって、保険料あって、建物があって、人手が無く、選ばれし人だけが利用している、そんな姿が外の雪のようにちらつくんですなあ、これが。
さてと、ポジティブな話題はないかしらん、だな。

このままだと、求人テクニックとか魅力あるホームページづくりの講習に踊らされるだけかしら。

今や介護の社会化は多くの方々に受け入れられ、この法人が誕生した措置の時代との認識は大きく異なりました。
でも、介護保険制度となって誰もが必要なときに必要なサービスを受けられるようになったと勘違いしていないでしょうか。
制度が定着しサービス量も増え、在宅か入居を選択しながら老後の過ごし方を考えるなどと言うのは、厳しい現実に目を向けていないのかもしれませんよ。

地域の縮小化、人口の減少に気づくことなく、一見すると過ごしやすく車社会で広がった生活圏域は、医療・行政・金融(農協・郵便局・銀行など)・教育・警察(駐在所や交番)機関などが集約され、全ては自己責任となり、判断や活動能力等に課題を抱える方々には、安心や安全は厳しい時代の到来になっているやもしれません。

2040年を視野におく地域包括ケアシステムを穿った見方をすると、限られた事業所、不足する介護職員に頼られないから健康寿命の大切さを説いているのか、財源の問題なのか、もっと正直にインパクトある危機感を持って説明することが大切でしょう。
その説明は、国か、身近な行政か、学者か、誰なんでしょうか。
数年先の(近い将来)当事者や、そこに関わりのある方々には、介護従事者不足への意識が希薄のように感じます。

自分たちはこの制度が定着し、どんどん良い方向に向かうので安心という考えが強いのではないでしょうか。でも、こうした考えは、人手不足をやり過ごし、今後、危機が深まるなかで、誰しもが厳しい現実に目を向けなければならなくなるでしょう。
だから、誰が危機感の説明をするのでしょうか。

えっ!事業所だって!(そ、そんな・・・)

とにもかくにも、介護職員の不足に危機感を持てなかったつけが、どう影響してくるのか。
一法人の課題ではなく、法人連携の在り方や行政関与の在り方が(指導監督の次元より、法人支援の方法を打ち出さないと消滅の危機に瀕するので)、地域のこととして問われていると考えます。
どういう社会に住みたいか、どんな介護の社会化なのか、どういうサービスにしたいのか、心構えと覚悟に基づくその価値観はどうでしょうか。今までの介護観(価値観)に新しい価値観を作る時期かと思えます。
さあ、今日は意味不明な真面目さがありました。

これからの縮小社会に、どう進んで行ったら良いのやら、誰か教えてください。

遅ればせながら、寒中お見舞い申し上げます。
今年は年賀状を出しそびれ、先週うちに到着できるよう、寒中お見舞いで失礼させていただきました。
R4寒中お見舞い20220118 (2)
言葉の訛りや耳のなまり(?)を記していますが、私自身の体の鈍りに雪国の空の鉛色も凄いですね。
でも、聞き違えありませんか。
新しい資本主義が新しいシフォンケーキに聞こえてきませんか。
私だけですか。
そうですか。
すみません。

いま、どこの業界も人手不足が言われています。
こんなに役に立っているやり甲斐のある仕事なのに、人口減少、人材が不足です。
サービスを受けたい人はたくさんいるのに、制度はあるのに、建物もあるのに、人がいません。

どうなるんでしょうか、介護は。

紅白歌合戦も終わり、今年もホント残り少なくっています。
皆さま、と言ってもこれを見ている方は皆無ですから、独り言みたいなものですけど、良いお年をお迎えください。

法人内の各拠点も、制限はあるものの面会も出来ていますし、忘年会(事業所によってはクリスマス会)に餅つきで御供え餅の準備、お正月飾りなど、例年の師走が戻ってきています。

そして、雪もいつも通りだいぶ積もってきました。
あっという間の積雪です。
新年は雪道に気をつけながらのスタートですね。
夜勤、早番、遅番など、年中無休の事業所。
皆さん、ありがとうございます。
今年もお世話になりました。

このページのトップヘ

traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /