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横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

2008年06月

昨年もいただきましたが、今年も素敵なプレゼントがありました。
土木から建築工事までを担う地元企業、 (株)高嶋組様より手作りの縁台を寄贈していただきました。

椅子寄贈 写真前方は寄贈して下さった高嶋組さんの方々、後方は工房の作品に惹かれて、写真に潜り込んだ面々です。

さて、さっそく玄関に設置、ご利用者や来園者の方々の尻に敷かれることになりました。
仕事で出てきた余った材料だと説明はしてくれるが、気持ちがなければ出来ないこと。
地域社会に貢献しよう、貴重な材料を大切に生かそう、そんな会社の理念と社員の方々の思いが、木のぬくもりを通して伝わってきます。感激です。

大事に、使用させていただきます。
ありがとうございました。

地震お見舞いのメールを本日も頂戴しました。
もちろん、平成園ご一同様宛です。

この度の地震および余震、被害の程いかがでしょうか。
平成園の皆様の安否、そして利用者の方々の精神的不安について心配しているところです。
本来ならば、すぐにでもかけつけて支援すべきところ、メールでの連絡でのお見舞いで失礼させていただきます。
利用者の方々の出身世帯やお身内、そして生まれ育った地の被害に不安を抱かれて、睡眠障害など生じていませんでしょうか。
職員の方々もご苦労されていることと存じます。
湯沢市出身の学生宅も少し被害が出ている様子です。
職員の皆様、そして利用者の方々の安全と安心および健康を祈念いたします。

会津大学短期大学部社会福祉学科 下村教授からいただきました。

余震も減少し、平穏な生活を取り戻しつつあるけど、テレビで見かける被災地の様子はいまや他人事では無くなりました。常に揺れているような気分、車のエンジン音や風が窓を叩く振動音などを地鳴りと勘違いしたり、いまだに恐怖は残ります。余震で眠れなかった直後、不安で眠れなくなってきたこの頃、これが睡眠障害にストレスなんだと気付き始めてきているのかもしれません。もちろん、当園の方々にはそのような症状の方はおりませんが。在宅で過ごす方々には、ジワリジワリと押し寄せてきているのではと、各職員が心して接しているようです。避難先について話題が及んだ会議もあったそうです。町の中心で利便性ある避難場所よりも、大切な自宅が見える場所、見知らぬ人よりも身近な地域の方々と一緒にいたい、そんな声もあったとか。

地震のお見舞い、励まされます。
気にかけていただくこと、関心を持っていただくこと、心強く感じます。
心からお礼申し上げます。ありがとうございます。

羽後町認知症にやさしいネットワーク形成事業、「認知症にやさしい地域づくり」〜認知症を学び地域で支えよう〜認知症サポーター100万人キャラバンだ。
講師はご存知、(社)地域医療振興協会 地域医療研究所 地域医療研修センター 八森 淳 先生である。

先生の話しを伺いながら、地域包括や在介支の存在の大きさを思う。
相談窓口として行政に認知症サポーターもそうだが、地域包括支援センターや在宅介護支援センターの言葉が出てくるのだ。

地域で支えることが大切、地域で取り組むことが大切。認知症にやさしい街はみんなにやさしい街。みんなが誰かのサポーター。住民の気持ちを起こすのだ。

サポーターをサポートするところに、地域包括支援センターや在宅介護支援センターをおき、かかりつけ医や専門機関へのつなぎ役としている。
もちろん、支援センターの力量を信じているのだ。

支援センターの職員にはたまらない、安心できる地域づくりに向け、頑張る気持にいなる。地域包括ケアシステムについて、地域の力を中心とした、医療・保健・福祉が一体となっての継続的・包括的支援体制の魅力に、聞き入ってしまった。

今年度初めての理事会でした。
今年度事業の具体的進め方について協議です。

各委員会の進め方について話題が及びます。
自分の所属する在宅委員会の地域包括支援センター事業検討小委員会について、受諾法人のメリットは?包括支Cと在介支Cの将来性は?なんてな部分に飛び火だ。

役割や目的は理解されているんだろうけど、厳しい経営状態では、霞を食べて生きていくような感じなのかなぁ。

で、また、人材育成についても触れてしまった。
そぉ、介護福祉士養成校との関係についても言及しちゃう。
組織として、実習指導者を積極的に養成し、実習受け入れ機関として取り組むべきとの意見だ。

今週の出来事から影響を受けたことを、決して付け焼刃での物言いをしたのではないけど、説得力に欠ける自分だ。

公益法人かぁ、らしくありたいとみんなが思っているんだろうけど。

介護福祉士養成実習先施設として認識の乏しかったこと、まあ恥ずかしい。
先週、ある方から問い合わせがあった。
「実習受け入れ施設として、法改正と連動した準備はどうか?」
「むっ、むむむ。(何のこっちゃ?)???」
「実習指導者の養成は出来たか。」
「それって、あのぉ〜、つまり、(やはり)むっ、むむむ???」
「経過措置はあるにせよ、養成校にしろ、施設にしろ喫緊の課題だよな。」
「んっ、ん、ん、ん。あぁ、ハイ。」

養成校の悩み、事業所の悩み、抱える悩みと目的は一緒なはずだ。
介護福祉士の養成にある。
良い人材を育成する側とその人材を求める側。

就職希望者は欲しいけど、実習受け入れは別でやってよ、これではあまりに身勝手だ。
事業所側だって職員を研修に送り出し、指導者に相応しい知識を持ち帰ってきたらば財産のはずだ。本来持ち合わせておきたい知識や技術なはずだ。自身を振り返るのに貴重な場になるはずだ。今年度こそ、職員を派遣したい。準備不足を恥じる。

本日、養成校関係の方々がお見えになり、相談がありました。
きちんと応えていかないと、将来が不安だ。

県内107センターのうち、96センターが加入する協議会、本日は総会だ。
包括・在介支ともに予算の乏しい中、会費を納めて会員になって下さっているみなさんに感謝です。
協議会として何が出来るか、厳しい予算状態にありながらも会員継続をして下さっているのだから、力量が試される。厳しいし、難しい。

協議会は、同じ目的を持つ者の集合体。地域生活の安全・安心のために、それぞれが情報交換し、自センターの活動や発展、方向性の参考としたり、力量形成や人材育成に繋げられる様な会でありたいと思っている。だからこそ、会員支援の場面として、総会時の他圏域との交流やセミナー・研修は重要となる。

かく言うも、総会で顔を合わせても、互いの顔が分かるような関係性も無くなっては、この数年の各センター内での人事異動もあってか、経験を財産とした貴重な情報も得ることが出来ない様子。もったいないやら、すまないやら、、、、。

でも、総会終了後のセミナーは、地域包括ケアシステムの拠点機関として各センターが一層意欲的になるのに充分な内容だったはず。
自分の場合は、専ら行う公益事業の担い手が支援センターだと、何度も諭され気分で拝聴していた訳だ。で、まあ、包括Cの受諾はともかく、法人は公益性の部分をやはり積極的に担うべきだろうとの確認になるんだな、これが。そんなところから、入所施設が地域連係機能を持つことの意義や大切さを痛感するのだ。病院のMSWには点数が付いていない、経営者の理解が左右するとなるが、我々の業界もさてさて、、、。

本日の講師、高橋紘士先生のお話しを伺い、WHYから出発し、それを地域の課題にし、話題として議論して、地域を変えるぐらいの姿勢を、参加者は持ったようだ。シリアスな事柄、そんな問題への対応こそ、地域包括Cに在介支Cであり、ソーシャルワーカーなんだべな。

身体が過剰に反応する。
今日の午後からは頻繁に余震なのだ。
さてさて、不安と恐怖は増す一方だが、地震速報についての職員評価は辛い。
何でこんなに揺れても震度1なんだ! 変だ、今のは2はあるはず。
そしてまた揺れると、今度は1だな、速報と照合しては、うんまあまあ合っていると言う具合だ。

ところで本日は、頭上に割れ物や重たい物・ハサミなどは置かないことをあらためて確認だ。
そして相談員に質問が来る。
「連絡網ですが、どの程度でしたら報告なんでしょうか」
「どんなに深夜でもかまわないから、心配なときはいつでもどうかお願いします」と。
で、相談員は続ける。
「介護度5でなくても、介護度1でもかまわない。不安なときは電話下さい。」
まわりは、気づいている。介護度ではなく震度であることを。
でも相談員は続ける。何度も言うけれど、連絡は介護度ではなく、、、、、。
職員は耳を傾ける。何度も顔を見合せながら、震度だよなと、アイコンタクトだ。

相談員はいつでも平常心だ。
頼もしい、、、。

怖い余震には、これぐらいのゆとりでのぞまないと。

おぅ〜っ、また揺れた。これは相当に強い。
怖い怖い、今夜はこれにて書き込み中止だ。

昨日午前8時43分頃に強い地震があった(らしい)、震度5強だとか。
実はその頃、山形。東京に向かっていたのだ。

震源地の岩手県内陸南部は、当地と直線距離で約二十数キロ程と近い。

園に、自宅に、同僚の携帯に、妻の携帯に電話するがつながらない。不安は募る一方だが、一向に連絡が取れない。そのうち、あちらこちらから私の携帯へ、電話とメールだ。
ニュースで知った、大丈夫か? 被害は? 困っていることは?
こんな状況では東京どころではないと、引き返す。

幸いけが人も病人もいない。
在宅の方々の様子伺いもしたが、こちらも大丈夫だとか。
建物も異常なし。
多少、水の濁りがあったとか。でもこちらももらい水をしてくれており、対応はバッチリであった。
申し訳ない、肝心の時に不在でさ。ごめんなさい。

休みの職員は駆けつけてくれるし、地域町内会長も安否を尋ねてきてくださる。嬉しい、気にかけていただき、心から感謝です。
それに比べて私と来たらば、、、、。

でも、「岩手・宮城内陸地震」は、多数の死傷・行方不明者を出す大災害となりました。心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

昨夜は余震で何度も目が覚めるし、今日だってゴォーッと言う感じの音がすると地震かと思い、揺れているような感覚になってしまう。不安や恐怖を感じる。

災害はいつ起きるか分からない。備えあれば憂い無しを実感でした。

地域の皆様、町内会長さん、ご利用者ご家族様、横手市のWさん、青森平内町のNさん、京都市のYさん、長岡市のKさん、上田市真田のMさん、秋田市の米さん、市や県の関係者の皆さん、たくさんの皆様、お見舞いや激励のお言葉、ありがとうございました。

おかげ様で、怪我や病人もなく皆さん無事です。
建物も異常なしです。
ご報告遅くなりました。
ご心配をおかけしました。
皆様、ありがとうございました。

介護保険制度前からご利用していた。
思えば、長いおつきあいをいただいた方である。
介護度だけではなく、引きこもり防止や介護予防が自然と行われていては、いろんな方々が入り混じって利用、わいのわいの賑やかなデイサービス時代。
そんな時から関わり、今は様々な在宅サービスを組み合わせ過ごしている方々がいらっしゃる。

時代は変わり、職員に求められる知識や技術には、緊急時・体調急変の対応が多くなってきた。そう、医療依存度、重介護度、認知症の方々が多くなってきた。

車いすで外に出かけては、危険な場所を認識できない。こっそり出かけている訳ではないだろうが、職員側が気付かずにいるとことはある。介護・看護・調理に事務の職に関わらず、危険と思ったときダッシュだ。スピード社の水着をつけているかのようなダッシュだ。
外出に付き添うことが出来ず申し訳ない気持ち、お家に帰りたい思いに添えていない気持ち、無力さを思うことがしばしばだ。

そして、体調の急変もある。
介護技術・救急救命の講習が生きることもしばしばだ。

亡くなってから、ご家族より、大切な家族であったご利用者への思いを聞くこともしばしばだ。
ここで、多くの方々とそして長く関わることが出来て幸せだったはず、悔いはなく満足していたはず、なんて言ってくださる。

「死は人生の終末ではない。生涯の完成である。(マルティン・ルター)」

人生を全うすること、教えていただくのだ。

深緑です。緑が深い。
愛光園の庭園はいつ見てもきれいだ。
その庭に、建物全容を見渡すようにたたずむのは「薬師神社」。
建立が昭和58年、もう25年が経過した。
その薬師神社の歴史的背景については過去にあっさりとふれてはいるけど。

お薬師様だから、もちろん、病むところ、苦しいところ、痛むところの軽減と平癒のために見守り、鎮座してくれているわけなんだ。
あの深緑の中で式典に参加し、神官さんの祝詞を聴いていると、心は穏やかになり、癒されてくるんだよなぁ。

今日、6月11日は愛光園の竣工記念日。
愛光園施設開設は昭和56年2月、今年26歳を迎えている。
26年の歳月を思い、交流のあった方々、制度の変遷などを、しんみりと振り返ってきたところです。

昨日今日と横浜はみなとみらいでした。
朝早く家を出て、夜遅く帰宅の、たっぷりの一泊二日間。
高齢直近者にはこたえる、ハードな日程で、自己研修でありました。

昨日の午前中の会議はボォーッとしてしまい、午後の講演にシンポジウムはコックリコックリとまどろみ、夕方から夜にかけてはゴクンゴクンとはしゃいでいました。そして朝はげっそりであり、分科会も夕方までの会議も、ハイでした。

年齢を考えず、場所もわきまえられず、己を知ることが出来ずに、悪く言えば修正の効かない失敗を繰り返す自分でした。ただ、よく言うと継続性のある自分らしさで過ごして来たのです。

講演にシンポジウム、分科会などの感想、お土産を書き込みたいのだが、悔しいけど何も無し。
当県からは、自分の知っている限り9人の参加はあったみたいです。
でも、会場で出会うのは、すしろまるしろまるしろまるのSさんだけ。他のメンバーとは会場外、だから、大会の全容を知りたい方はSさんに聞いて欲しい。

それでも絞り出すように感想を述べるなら、お二人のしろうさんに惹かれました。阿部志郎先生と浅野史郎宮城県前知事でした。
では、Wシローさんへの少しだけ感想です。

阿部先生の"半分コ"のお話し、「分かち合い」の福祉的意味の語りが心に残りました。
子どもの友だちが遊びに来ている。おやつの時に煎餅一つしかない、そこで母親は半分コするくだりから展開だ。半分コを知らない現代社会、人と人の壁づくりの社会。そんななかで、芭蕉が詠んだ 「 ナズナ花咲く 垣根かな 」 を引用しながら、ナズナの花のきれいさをお隣り同士で楽しみを分かち合うような、良き垣根で、良き隣人関係をつくり、広げていく地域作りの大切さ。だったかしら。
あわせて、私たちの仕事は弱さにも関わることが出来る仕事と指摘。だからこそ、職業倫理が必要なんだと。共存とは、人間の尊厳を守り、弱さと強さを分かち合うこと。そこに権利が守られる。我と汝は根源語であり、あらためて人間は、人格対人格の対等であることを教えてもらったような、権利擁護視点のお話し、なのかな。

浅野前知事のお話しは、とにかく楽しかったです。20分程前から自分で自分の前座を努め、定刻からあらためて記念講演に入るいつものサービス精神旺盛さと軽妙な語りだ。
施設福祉から地域福祉へ、横浜での開催と言うことで栄区桂台にある知的障害者更生施設「朋」(とも)との、厚生省障害福祉課長時代のご自身との関係を絡ませてお話しをされた。開所前(20年ぐらい前かな)、地元桂台の当時の町内会長らは「文化施設ならともかく、障害者施設は、この高級住宅地には似合いません」と言ったという。そんな雰囲気の中で行った説明会の時に、日浦さんという施設長さんは、若いお母さんから質問をいただいた。
「ここに施設が出来たら、その障害のある人たちもこの辺を散歩するんですか?」
散歩すると言ったら迷惑だ、と言われそうだが嘘の説明は出来ない。恐る恐る散歩することを告げたら、その若いお母さんが言った言葉だ。
「じゃぁ、私の子どもと一緒に散歩できるんですね」
勇気をもらったくだり、めげずに、桂台の人たちを粘り強く説得し、理解してもらったくだりは感動の場面だが、爆笑に変えながら地域を変えていく姿勢を、私たちに強調されていたみたい、かな。
出来上がってすぐのボランティアは、桂台の人たちだったとか。学校も、地域の人たちも、「朋」の周りに「地域の底力」を作り上げてきたが、その原動力は生きている喜びを全身で表す、重い障がいを持った人たちの姿であったと、伝えていたと感じたが。

こんな感じでしたでしょうか、すしろまるしろまるしろまるのSさぁ〜ん。 パシフィコ横浜から あぁそれから、パシフィコ横浜会議センターからの携帯お写真を一枚。

介護福祉士を目指す学生さん二人の、長いながぁ〜い4週間の実習が終了でした。
この生徒さん方が生まれる一年前に制定されたのが「社会福祉士及び介護福祉士法」(1987年)だ。
私から見るとつい最近の資格制度なんだけど、振り返ると21年目、実習生の姿を見ながら、時代の経過に驚くのである。

さて、介護福祉士分野での改正内容の大きな柱は、その資質向上のため、養成校卒業生にも国家試験を義務づけ、履修時間を増やす。介護を「心身の状況に応じた介護」に改めるなど資格の定義規定の見直しなどが盛り込まれていたような気がする。で、カリキュラムに関しては来年度から実施されるはずで、言わば谷間の生徒さん達が実習であった。

私は、福祉・介護を「活人援助(支援)」と意味不明な表現をしてきたが、人を活かすことが介護との捉えからである。
病人の命を救うことは医療だけど、暮らしを暗くさせるか輝かせるかは介護にかかっており、寄り添うという共に歩むことが、活かすことに繋がると考えている。一人ではない、亡くなった後でも関わった人たちの心に生きては、その存在がキラキラと活きている関係性強化が、「活人支援」の目指すところであり、尊厳ある姿勢と本気で考えている。

さて、実習生。
ケアプランでは、記述式の多方面の領域からなるアセスメント表を丁寧に書き込んでいる。支えようとする方を一面で捉えることはしない。魅力ある一人の方として人生史にふれ、理解し、学ぼうとする姿が素敵だった。
不安は、あって当たり前です。
おどおどしていた初日。居場所のない居づらさに悲しんで、悔しくて落ち込んで、そこから真剣な関わりの気持ちが芽生え、嬉しくなって喜んで、今日は最終日。
ご利用者のみなさんと、料理をつくりながら、食べながら、お話ししながらの最終日。
丸ごとの関わり、暮らしの中にとけこみつつあって、これから。
そんな時に、最終日。
感動と感激があるってことは最高でした。

頑張れ、部分的ケアも大事、人に関わると言う姿勢も大事。
実習ご苦労様でした。

新人さんはちょっとだけ先輩に付いて修行します。
今年度採用さんは、先輩さんについて、交換ノートで、不安を相談します。
誰でも昔は新人だった。
ちょっとだけ先輩は一〜二年前は、やはり新人だった。
同じ道程があるから共感します。
そんな共感ノートからのひとコマ、やりとりからです。
ただし、今回はちょっとだけ先輩ではなくリーダーさんのコメントからです。

しろまるしろさんかく日 〜新人さんから〜
今日は嬉しいことがあった日でした。
Aさんの入浴のことです。今まで機械浴槽で入っているAさんしか知らなかったのが、今日は別のAさんを見ることができました。
機械浴槽の時は最初から最後まで叫んでいるAさんしか見たことがなかったのに、今日は最初こそ叫んでいたけど、お風呂の中に入ってからはとても気持ちよさそうでした。やっぱり個人浴槽のほうがAさんはいいんだなぁ〜と思いました。風呂から出ても機嫌が良く、本当に嬉しそうでした。それを見ていた私も、とっても嬉しい気持ちになりました。ご利用者のBさんにもほめていただいたし、これからも嬉しいことがあるように頑張っていきたいと思いました。

〜リーダーさんから〜
Aさんの入浴は課題も残りましたが、やっぱり家のお風呂は重要ですね。
機械浴槽時の叫びよりは、まだいいような気がしましたが、、、。
お風呂の中に入ってからは、本当にいい笑顔でしたね。
ウソみたいに・・・・・。
「もうびゃっこ入っている。まだあがらね」なんて聞いて、聞き間違いかと思いました。
お風呂上りも「たいした、いい湯っこだな」なんて・・・。嬉しくなっちゃいますよね。
Aさんは車いすに座っていますよね。
トイレに行っていますよね。
這って進むことも出来て、床からつかまり立ちが出来ます。
これは機能というか体から考えると、個別入浴でも可と言う判断に結びつきます。
それから、Aさんは既往症として認知症をお持ちです。
Aさんが生きてこられた93年間を振り返ると、どう考えても家のお風呂に入った回数のほうが多いですし、どう考えても特殊な機械浴槽よりは、個別入浴のほうが、雰囲気も、見た目も、関わる人の少なさも見れば、あのお風呂のほうが認知しやすいだろうと思います。
心の変化は今日の表情でわかったし、個別浴槽のほうが好きそうでしたよね。
「入浴」と言うふうに、生活のたった一つの行為を分断してとらえがちですが、そうではなくて、体も心も人生も振り返り、考える生活から見えてくるのが、一人ひとりにふさわしい生活だと思うのです。
振り返りから見えてくることを深慮してこそが一人ひとりを知ることですかね。

個別ケア、大きくとらえると尊厳を考える視点、リーダーさんとのやりとりから伺えるのであります。嬉しいですよね。

機械浴槽に集団浴槽そして個人浴槽、、、、、。
個別ケア、そして生活の継続性と満足度を考えてかぁ。

6月、でもまだ寒い。
天気予報は雨だ。週間予報はぶれることなくマークだった。
すっかり覚悟を決めて、園内実施の方向で準備であった。
朝、目覚めると快晴。でも、屋内と決めたんだから、、、。

日中になっても気温は上がらない。
いや、むしろ寒い。屋内で正解だ。
そして、熱気ムンムン。屋内で盛会だ。

開会式。
先ずは聖火の入場だ。
聖火と言ったら、北京五輪だ。そう、あと僅かだ。
おやっ!その光景に似ているぞ。
青い服の聖火防衛隊に、ご利用者ランナー2人が守られ入場だ。
そして、緊張の中で選手宣誓だ。
選手宣誓





さぁ、ラジオ体操だ。全員で行うも、息が上がる職員も出現。
ドジョウすくいはザルで捕るもんだから大漁だ。
何度もすくわれるドジョウはたまったもんじゃない。
真に救って欲しい、助けて欲しいと願っていたことじゃろうに。
どじょうすくい





お菓子げっちゅ〜競争は来園の子供たちに人気だ。
お菓子げっちゅ〜





続いてのアメand パン食い競争には、私も常務も、さらに理事長も参加だ。
アメ and パン食い競争1 アメ and パン食い競争2





もちろん同じ組で勝負させていただく。
そうそう、白い粉の中にアメが隠れているのだな。
この勝負、順位ではない。ふっ・ふっ・ふっ。
私には作戦があるのだ。
二人が勢いよく飛び出す。
白い粉の中に恐る恐る顔をくっつける。
ここだ!二人の後頭部を押す。
顔面を白いに粉の中に押しつける。
どうだ!まいったか?えっへんだぁ。
そして自分は、あとからゆっくりアメを捜した。
してやったり、にんまりしながらアメ捜しだ。
うっ、う・う〜〜・く・く・苦しい。
強く顔面を押しつけられた。
一体、誰だ! 私にこんなことをするのは。
見上げると、理事長の白い顔がニヤリと笑っている。
私は遠慮深く押しつけたのに、こんなに強くやり返すとは。
大人げない、手加減を知らないのか。
く・く・悔しい。

さて、組対抗の成績を決するのは玉入れだ。
これが最後の競技。応援にも熱が入る。
玉入れ1 玉入れ2





ところでだ、今回の目玉は競技の合間にある応援合戦だ。
いつ、どこで、練習したのだろうか。
まるで仮装大会の様な雰囲気で、場を盛り上げてくれる。
これは、口では言い表せない。
赤組 白組





黄組1 黄組2





緑組
みんなビジュアル系だ、そして陽気なラテン系かな。
よくぞ、ここまで。
ありがとう、みんな。
ご利用者も、ご家族も、みんな大喜びだ。

優勝は、デイサービスを中心とした緑組だったけど、記録よりも記憶だね。
楽しい一日になりました。

デイサービス、ショートステイ、長期入所ご利用者、桜おかだのみなさん、ありがとう。

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traq

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