昨日今日と横浜はみなとみらいでした。
朝早く家を出て、夜遅く帰宅の、たっぷりの一泊二日間。
高齢直近者にはこたえる、ハードな日程で、自己研修でありました。
昨日の午前中の会議はボォーッとしてしまい、午後の講演にシンポジウムはコックリコックリとまどろみ、夕方から夜にかけてはゴクンゴクンとはしゃいでいました。そして朝はげっそりであり、分科会も夕方までの会議も、ハイでした。
年齢を考えず、場所もわきまえられず、己を知ることが出来ずに、悪く言えば修正の効かない失敗を繰り返す自分でした。ただ、よく言うと継続性のある自分らしさで過ごして来たのです。
講演にシンポジウム、分科会などの感想、お土産を書き込みたいのだが、悔しいけど何も無し。
当県からは、自分の知っている限り9人の参加はあったみたいです。
でも、会場で出会うのは、す
○しろまるや
○しろまる横
○しろまるのSさんだけ。他のメンバーとは会場外、だから、大会の全容を知りたい方はSさんに聞いて欲しい。
それでも絞り出すように感想を述べるなら、お二人の
しろうさんに惹かれました。阿部志郎先生と浅野史郎宮城県前知事でした。
では、Wシローさんへの少しだけ感想です。
阿部先生の"半分コ"のお話し、「分かち合い」の福祉的意味の語りが心に残りました。
子どもの友だちが遊びに来ている。おやつの時に煎餅一つしかない、そこで母親は半分コするくだりから展開だ。半分コを知らない現代社会、人と人の壁づくりの社会。そんななかで、芭蕉が詠んだ 「 ナズナ花咲く 垣根かな 」 を引用しながら、ナズナの花のきれいさをお隣り同士で楽しみを分かち合うような、良き垣根で、良き隣人関係をつくり、広げていく地域作りの大切さ。だったかしら。
あわせて、私たちの仕事は
弱さにも関わることが出来る仕事と指摘。
だからこそ、職業倫理が必要なんだと。
共存とは、人間の尊厳を守り、弱さと強さを分かち合うこと。そこに権利が守られる。我と汝は根源語であり、あらためて人間は、人格対人格の対等であることを教えてもらったような、権利擁護視点のお話し、なのかな。
浅野前知事のお話しは、とにかく楽しかったです。20分程前から自分で自分の前座を努め、定刻からあらためて記念講演に入るいつものサービス精神旺盛さと軽妙な語りだ。
施設福祉から地域福祉へ、横浜での開催と言うことで栄区桂台にある知的障害者更生施設「朋」(とも)との、厚生省障害福祉課長時代のご自身との関係を絡ませてお話しをされた。開所前(20年ぐらい前かな)、地元桂台の当時の町内会長らは「文化施設ならともかく、障害者施設は、この高級住宅地には似合いません」と言ったという。そんな雰囲気の中で行った説明会の時に、日浦さんという施設長さんは、若いお母さんから質問をいただいた。
「ここに施設が出来たら、その障害のある人たちもこの辺を散歩するんですか?」
散歩すると言ったら迷惑だ、と言われそうだが嘘の説明は出来ない。恐る恐る散歩することを告げたら、その若いお母さんが言った言葉だ。
「じゃぁ、私の子どもと一緒に散歩できるんですね」
勇気をもらったくだり、めげずに、桂台の人たちを粘り強く説得し、理解してもらったくだりは感動の場面だが、爆笑に変えながら地域を変えていく姿勢を、私たちに強調されていたみたい、かな。
出来上がってすぐのボランティアは、桂台の人たちだったとか。学校も、地域の人たちも、「朋」の周りに「地域の底力」を作り上げてきたが、その原動力は生きている喜びを全身で表す、重い障がいを持った人たちの姿であったと、伝えていたと感じたが。
こんな感じでしたでしょうか、す
○しろまるや
○しろまる横
○しろまるのSさぁ〜ん。
パシフィコ横浜から あぁそれから、パシフィコ横浜会議センターからの携帯お写真を一枚。