前回の書き込み込時には、向暑にも早い時候の挨拶でしたが、早や向寒の時候挨拶となってしまいました。
相変わらず人騒がせな台風がはびこっていますが、自然災害のニュースがホント、多かったと振り返っています。
好ましくないものが、勢いを増すってえのは嫌ですねえ。

勢いもなく放置されたままの当ブログってえのも、どうかとは思いますがね。
半年間の出来事には、それなりにたくさんのことがあったんですが、もはや忘却の彼方です。

9月下旬、長崎での全国地域包括・在宅介護支援センター研修会に参加し、原爆資料館、平和公園を訪ねてみました。直視できないほどの戦争の悲惨さ、核の恐ろしさを伝える展示資料に、平和の尊さを改めて知ることになるのですが、それから十日程経過したニュースでは、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」にノーベル平和賞の受賞がありました。自分の中で、タイムリーなで出来事でした。

10月中旬、四日市市で自己研修(第5回地域包括ケア実践研究会 )でした。
暇つぶしと言うのは失礼ですが、市立博物館の丹羽文雄記念室を訪問しました。入館、入室共に無料で、しかも親切なボランティアの方が説明してくださいます。
複雑な生い立ちに関心がいきそうになりましたが、そこで手にした短編「厭がらせの年齢」に惹き込まれてしまいました。
認知症の方を取り上げた本は、学生時代に映画化もされた「恍惚の人」しか知らなかった自分、その25年も前に出版されていた本に、戦後間もない時代にも深刻な話題になっていたことを思いながら、時代と世論、時代と背景、時代と制度なんかをちょっぴり考えてしまったりしてね。
その時代はブームになっても、高齢者人口が少なく我が事にならなかったのでしょうか。

そして、総選挙。
選挙前は介護職員の処遇改善は誰もが口にしてくださっているようでしたが、選挙後は処遇改善に含めた部分をあたかも介護報酬を引き上げたかのように捉えたり、保険料負担の増加につながるからと、介護報酬には慎重意見に引き下げの世論形成誘導を思うのは、私だけではないですよね。
時代と世論・背景・制度とは、なんてなことを思います。
しかし、深刻な話題でも、少子対策や労働人口の減少と負担に焦点がいけば、やはり他人事になっていくのでしょうね。

どうなりますかね、介護保険事業。
木枯らし一番のニュース、向寒の候です。
日ごと、年々、寒さがつのります。
地球は温暖化、介護保険事業所は寒冷化ですな。

風邪などひかないように過ごしましょうか。