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横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

2022年04月

全国社会福祉法人経営者協議会高齢者福祉事業経営セミナー、やたらと長い研修名称の中身が4月5日発行の福祉新聞に短く掲載されていました。

(偉そうにすみませんが)このブログ、今年2月5日で触れたことに関連しますが、経営協もICT(情報通信技術)を活用して人員配置基準を緩和する動きに対し、安易な介護報酬の切り下げにならないよう断固反対し、必要な対応を行うと話しをされたそうです。
高齢者福祉事業経営委員長の発言です。
そして委員長は、ICT活用による業務改善や生産性向上の成果は、介護の質の向上や介護職員の働きやすさにつなげるべきだと協調されたそうです。
良いねえ。上から目線だったらお許し下さい。
共感しているのです。
加えて、利用者視点で多機能化で頼りにされている高齢者向け住宅との差別化、おそらくは社会福祉法人らしい全人的支援の実践を強調されたのではないでしょうか。
受講していないので、何とも言えませんけど。

セミナーの講義はLIFE(科学的介護情報システム)の解説があったそうです。
高野龍昭東洋大準教授は、LIFEの目的はデーターを集めて介護サービスを標準化すること、事業所のサービスの質の比較、評価が出来ることと説明し、賛否はともかく対応しないといけないと加えたそうです。
さらに、LIFEで集めている情報はADLや口腔・栄養など心身機能面だけで、心理社会的側面や生活の質などは入っていないことを問題視したそうです。
やるべきことをやって疑問は疑問、その課題についてきちんと向き合って、サービスの受け手が幸せと実感できれば良ですね。
データー収集だけでは幸せにも、その方の存在が発揮されることにもつながらないでしょうから。
この辺の説明や実証はこれからでしょうか。
しかし、数年振りに福祉新聞を拝読しました。
やはり、見ておくべき、業界の世情を知ることが出来ます。

蛇足です。
3月15日・29日発行紙の2面に福祉の学び舎7がありました。
我が母校が上下2回に渡り載っていたのです(どうだい)。
そして、新聞の発行日を過去に遡っていくと、他校は上中下と3回の紹介なのですね。
この回数の違いが今日の我が実力の不足さと、またしても責任転嫁でした。

さあ、新年度のスタート。
ご利用者、職員が気持ちも新たにと臨んだ矢先、ご利用者が体調不良となり、新型コロナウイルスの陽性が判明致しました。保健所の指導に基づき、対応・対策を行ってきましたが、以後、ご利用者・職員に広がり、クラスター発生となってしまいました。
4日以降は新たな感染者もなく、落ち着きを見せてきましたが、不安でいっぱいです。

ご利用者様、ご家族様、ご関係者様にはご心配とご迷惑をおかけしておりますが、どうかご理解とご協力を賜ります。

みなさん、療養生活、辛いだろうな。
お見舞い申し上げますと共に、早期の回復をお祈りします。

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