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横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

2019年10月

施設長と相談員がお相手したと聞いたのは、秋田県民生協会の方々でした。
法人名を聞いて、若かりし日を思い、あ〜懐かしいなあでした。

1976年です。
新人でした。
最初に連れて行ってもらったのが、旧合川町にある愛生園でした。
民生協会最初の事業所だった気がします。
当時で10年程の歴史ある法人でした。
秋田県の老舗法人です。
その法人の中堅・幹部職員の方々がとても熱心にお話を聞いてくださったそうです。

職員時代を懐かしむどころか、遙か昔を思い出させてくださった法人に、そして法人の方々に、恥ずかしい歩みを思い起こさせていただいた気がします。
もっと、学ばせていただければ良かったと、隠居の身になってから、またまた思うのでした。

でも、私が勤めていた頃よりも、いや、卒業したからかもしれませんが、法人内各事業所は成長発展しているそうです。サイコ─【≧ω≦o】o ?─☆
隠居して良かった、良かった。めでたし、めでたしでありますってね。
〜実は、、結構寂しいのではありますが・・・シクシク( ?。・ωq)(pω・。`)メソメソ

発足時より関わりのある地域包括ケア実践研究会の紹介です。
第7回を迎える本研究会、今年は青森県八戸市で開催されます。
社会福祉法人「徳望会」さんが担当され、大変なご難儀をおかけしております

PDFを開いていただいてお分かりのように、申込締切は過ぎておりますが、まだ間に合うみたいです。
自主研修、出張研修、お付合い研修など、参加姿勢は問いません。
参加してくださったら、その魅力のとりこになるでしょうから・・・(と言っておきましょう)

しつこく第7回地域包括ケア実践研究会
期 日 11月2日(土)13:00 〜3日(日)11:40
場 所 青森県八戸市 八戸グランドホテル

地域共生社会推進サミットに参加しているからでしょうか。
社会福祉法人と地域との共生、思うことは何だろうと、隣席の元同僚と話しになりました。

元同僚は地域づくり組織、そして民生委員などで活躍しています。

地域住民の一員としてウインウインの関係を目指す、それが社会福祉法人かなと伝えました。
ささやかであるものの、地域との関係づくりを心がけてきました。

いま、台風19号のニュースが流れています。
365日24時間明りの灯る事業所、傍にあって良かった事業所。
契約者しか利用できない事業所ではなく、心細く思う人の安心の場所でありたいです。
ボランティアであり、時々一時避難者であってもよいのです。
近所付き合いじゃないですか。お互い様じゃないですか。

夜間、風が強くてお邪魔していいかしらとみえた一人暮らしのご近所さんもおりました。
そんな関係性が共生の一つの姿と思っています。

第2回地域共生社会推進全国サミットinゆざわ に参加しています。
貴重対談コーディネーターの大森彌先生がおっしゃいました。
昨年大会主催地、長久手市市長の言葉を紹介でした。
地域共生社会の実現とは、「わずらわしい街づくり」と言ったそうです。
う〜ん、さすが一平さん。なぁ〜んて呼べる関係じゃございませんが、20年ほど前にお邪魔し、直接お話しをうかがったことがあり、その時職員さんたちが「いっぺいさん」とお呼びしていたもんだから、ついついです(お許しを)。

「安心した生活と住みやすい地域をつくる実践会議」というものに参加させていただき、そのメンバーと2・3回かな、当時は町だった長久手に向かい、愛知たいようの杜」を訪問したのでした。
理事長であった現市長から、分かりやすい言葉で不便の多い暮らしぶりを、魅力を感じ聞き入ったのでした。
当時の私たち仲間は、情報誌に紹介されている魅惑のページを見るや、直接訪問を決行していました。
懐かしい懐かしい思い出がよみがえります。

「愛知たいようの杜」ホームページを見るだけで、わくわくしますよ。
わずらわしさの意味、ホームページをご覧になれば、感じ取ってもらえるんじゃないかなあ。

それと、まだ雄勝町だった時代につくった大きな平成園のパンフレット、斬新で評判の良かったパンフレット、ほのぼの横町物語は、仲間から「愛知たいようの杜」のパクりと称賛(?)でした。

物語、ストーリー性、こだわったものです。

9月に当地を訪問してくださった、20年以上お付き合いいただいている武田和典さんからのメールです。
武田さんは、知る人ぞ知る(知らない人は知らないでしょうが)、特養・老健・医療施設ユニットケア研究会代表、そう、ユニットケアの提唱者です。

以下は、本人の承諾なしで、一部紹介です。

・・・何とか皆様のおかげで、現場徘徊を続けさせて頂いております。

ユニットケアセミナーから20年、「その人らしさが入り口で出口が地域」と繰り返し、現場での「その人らしさ」の危うさから、皆様のお陰で「動き出しは本 人から」の取り組みをはじめて5年目となりました。
今朝の北海道新聞家庭欄に「動き出しは本人から」そして大堀具視先生が紹介されましたので掲載紙を・・・
いただきます。
・・・

さまざまに困難な状況ではありますが、16日には北海道の羊蹄ケア向上委員会の「ケアライセンス」の取材も控え、現場からの動き出しが始まっています。
ユニットケアセミナー(1999年10月2〜3日)から20年、・・・

まだまだ続く長いメールの一部紹介でした。

個人的には、私たちに対する激励メールが後半にあったのでしょうが・・・割愛です。

相変わらず青臭く頑張っているなあ、武田さん。

夏山冬里、これからの時期、互助ハウスで使われる言葉です。
夏山冬里、牛の飼育方法みたいな言葉で失礼かと思いつつ、実際はこだわりの言葉です。

夏山冬里、11月中旬から4月上旬の降雪期間に利用することで、一人暮らしの継続ができるのです。そんな過ごし方に名付けたのでした。

20年ほどさかのぼります。
園内研修の講師、森谷康市さん の著書、 「夏田冬蔵〜新米杜氏の酒造り日記〜」 からパクったものです。
夏は田んぼで米作り、冬は蔵人として酒造り、そんな氏の著書です。
酒造りの素人だった森谷さんの奮闘を、介護の話に置き換えながら伺いました。
生き物である酵母と向き合い、お姫様と称しながら大切に守り育て、吟醸酒に仕立てていく物語でした。
伺いながら、自分たちの関わり、ご利用者と向き合い、ご利用者を中心にした物語を紡いでいけたらなと、思ったものです。

そして数年後、福寿荘を指定管理した時に思い浮かんだのが、夏山冬里でした。
夏は自宅で、冬は共同生活で過ごし、自分らしい生活の継続ができる姿を実現したいとの思いでした。

森谷さんは本年7月、急逝されました。
心よりお悔やみ申し上げます。

奇しくも夏山風里の由来を聞かれ、森谷さんを偲びながら、更新の無いブログに書き込みでした。

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