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横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

2018年11月

実習介護福祉士を目指し、専攻科で学ぶ一年生のお二人が今日実習最終日を迎えました。
午後から反省会です。
要介護高齢者と接する初めての実習に怪我をさせたら、何をお話したら、不安で恐々だったみたいいです。
それが、9日間経過した今日は、触れ合うことが楽しかったと、みんなのお部屋にお邪魔できた喜びを語ってくれるのでした。
ひとり一人の姿を浮かべて話しているのが見て取れます
目を輝かせ、身振り手振りの語りは、真っ直ぐな気持ち、素の部分がもたらすものでしょう。
介護実習体験に、記録を通して、短期間での目覚ましい成長が感じられます。
素直さが眩しい時間、嬉しくなりました。

今年度の法人公開研修会が迫ってきました。
今年は、11月17日(土)に開催されます。
『災害時要支援者計画と社会福祉法人の役割』〜「地域共生社会」は災害時要支援者への「地域力」から始まる〜をテーマに行います。

思えば介護保険制度開始前年は平成11年秋、平成園開設十周年記念事業からスタートしたのが、法人公開研修会でした。
研修会のほかに、法人ロゴマークを公募情報誌に掲載、新潟県三条市の方の作品を採用させていただき、会場である雄勝総合文化会館オービオンでお披露目でした。そう、法人ロゴ誕生から20年が経過です。

この20年で、法人規模は拡大、事業種類は多様な構成です。
当時の平成園で行っていた外出支援移送サービス(福祉有償運送)や毎日三食配食サービスなどは、今では当たり前のサービスとして全国に定着しているようですが、あの頃は研修会を通じて、地域に必要な資源とは何かを、熱く発信していたのでしょう。
懐かしいです。

法人の歩みや法人事業を辿るとき、夏山冬里構想が浮かびます。
高齢者相互援助ホーム「福寿荘」の存在です。
書けば長くなりますので、今はやめときますが、「夏は自宅で、雪の多い冬期間は温泉施設福寿荘で共同生活をおくる」事業でした。
これは不採算事業、いわば公益事業でした。
施設の老朽化に諸般の事情があり、平成27年度を最後に事業を断念しました。

一方で平成26年度は、市から譲渡予定であるサン・グリーンゆざわの運営を計画する年度でもありました。
譲渡が確実ならば、法人移行前にサテライト建設は可能との行政の理解をいただき、福寿荘事業の継続と更なる進展と深めを目的に、相互援助ホームから互と助を抜き出し互助ハウスと命名、サテライト特養に併設となったのでした。
かくして互助ハウスは平成28年度のサン・グリーンゆざわサテライト型特養桜おかだの開設と同時に船出しました。
あわせて、サン・グリーンゆざわ本体でも譲渡と同時に廃止したデイサービススペースを改修し、互助ハウス2か所目のオープンでした。

これら事業内容についても、私が記すとくどく長くなりますので、先ずはやめておきます。
ただ、NPO法人地域福祉研究室pipi理事長、渡邉洋一先生が毎日フォーラムに寄稿されていました。
ありがたいです。

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