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横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

2022年09月

ひまわり会との出会い、会員の皆さまと夢の共有。
先ずは自宅から通って働ける場が欲しい。
一人暮らしが出来る住まい、そこに支援が届けば可能でないか。
日中の支援があれば施設入居だけが選択肢ではなくなる。
人と人の出会いを創りたい。
などと、話しは展開されました。
喫茶ふれあいではパンの試作が始まりました。

法人はどう向き合ったらいいのか。
市町村合併の協議中にあり、広域的視点で法人の将来を描く時期なのかしら。
愛光園、平成園は町依存の整備計画がスタート。
自立した法人の姿を議論しました。
ぼんやりとしていた方向性を、きちんとした理念を掲げ社会福祉法人の使命を明確にするんだ!と相成りました。

議論はするが進まず、結局は理念の骨子、いやほとんどを、当時の平成園施設長補佐が今の"響存"とそれを補足する考え方を明文化したのでした。

この理念の具現化こそぱあとなあの整備でした。
通って働く→就労支援
出会いの大切さ→喫茶と軽食を生活交流スペースに創出。
自立した生活の場→キッチン・風呂付広々個室の福祉ホーム
重度の方の通いの場→愛光園のノウハウで通所型の療護施設
その他、諸々詰め込んで構成されました。

諸々はまた機会を見て書かせてもらうべ。

本日、雄勝地区民生委員の方々がボランティアで建物外周の清掃や草刈りでした。
暑い中、大変ありがとうございました。
活動は当法人の「愛光園」「ぬくもりの里たてやま」「平成園」の雄勝地区にある施設をローティションで行ってくれています。

久しぶりにご挨拶をさせていただいては、建物の傷み具合、出来て何年かしら、誕生の生い立ち(地域説明会や地域の要望に用地の確保など)などについて、話しが及びました。

今年度、愛光園の移転とぱあとなあのリニューアルが進行中です。
人に歴史あり、法人に歴史あり、そしてぱあとなあに歴史あり、なんて考えてしまいました。
雄勝地区から旧市内に事業所を置く。なぜ隣の町から市内へ来るのと思われたでしょう。
その背景がある訳です。

平成15年頃、順個室やリビングを囲む環境へと大規模改修した平成園に子ども達の活動の場を求めてきたグループがおりました。
聞けば放課後や週末の子ども達の居場所、その子ども達には様々な障害があるので、確保に苦労していると話されました。
大規模改修による地域向けの各種介護予防活動スペースを確保していたことから、ここで良かったら使ってくださいと話しは進みます。
障害の子と家族からなる「ひまわり会」との出会いでした。
拠点が出来、ビーズによる携帯ストラップやコースター造りが会の活動でした。
それ以外にも時間があれば玄関脇のカウンターを「喫茶ふれ愛」と命名し、ボランテイアで運営してくださり面会や会議、見学などで訪問される方々に珈琲を提供してくださいました。
拠点があれば活動は定着、持続性が生まれ、会の目的も見えてきます。
ニーズの把握といえば、きれいすぎるかもしれませんが、そんな雰囲気でした。
支援学校卒業後の居場所、大人に向かって就労や通いの場が見えてきました。
親も老後を思えば、子の社会参加が願いです。
「喫茶ふれ愛」的場、作品造りの場、一緒になって考えて欲しいと、あなた方に力になって欲しいと訴えられました。

活動の場を安請け合いし、火災報知器は作動する、突然車に向かって外に飛び出すは、そんな子どもの行動をよく知らないで受け入れしたこと、専門的な支援が必要であることに気づくのでした。

私たちが話し合っていることを形にしたい、ぱあとなあへの一歩でした。

話しが長く今日はこの辺、また後日。

昨日は思いやりメッセージの選考会に入れていただきました。
法人全体の取り組みまでには至っておらず、平成園拠点が位置する雄勝地区、そこの小中学校地区と介護専攻科の児童・学生に呼びかけ作品が寄せられています。

きっかけは福井県坂井市の一筆啓上日本一短い手紙と旧二ツ井町のきみまち坂恋文コンテストを模倣し、こんなことをやってみたいでした。
ただ、第1回は短文よりも視覚に飛び込む絵画が良いとの意見が占め実施するも、誰でも参加しやすいのはやっぱり短文ではと二回目から今の形になりました。
地域の思いやりの声を聴きたいと地域に呼びかけ、高齢の方まで作品を寄せてくださった時期がありました。絵画を入れて今年で19回目かなあ、続いています。

作品ですが、お母さんやおばちゃんへの食事や洗濯などへの感謝。お父さんやおじいちゃんには仕事や外出などへの感謝、兄弟姉妹に友人には遊びや勉強などの感謝、そして先生への感謝などが綴られています。

私の推しは亡くなった祖父(祖母かな?)のお墓を感謝を込めて磨く内容、疲れと痛みの訴えに自分(孫)の出番とマッサージしようとする作品でした。
どちらも思いやりが感じれたけど、後者は選外だったのかな。

思いやりを伝える機会を創りたかったこと、続いています。

そして心洗われる隠居がおりましたとさ。

法人は愛光園の地域移行とぱあとなの事業強化を目指して、障がい事業の統合を進めています。
愛光園は個室化と三つの生活単位、いわゆるユニット的環境を整備し、ぱあとなあは就労支援の充実強化を掲げています。
高齢の各拠点は認知症ケアに有効な生活単位や小規模多機能型事業の深化を追求します。
今年度目指す方向です。

しかし初っ端からコロナ感染の不安とクラスター発生でした。
不安と背中合わせの日々が続きます。
感染の拡大は恐怖です。

さて、仙台育英高校野球部が甲子園大会で優勝、監督のインタビューには感動でした。
「青春って凄く蜜」と言うあの名言です。
高校生のストレスは半端ではない、そうだと思います。
楽しいはずの時期に入学式や卒業式も行えず、行事なんてとてもとても無理の時代です。

介護です。
ふれあいは大事、介護は相手の体と密着して、食事は会話を楽しみながら・・・。

地域です。
ぼちぼち夏祭りなどの行事が復活しているようです。
そこには慎重な感染対策、予防があります。

戻ります。
事業目標を進めモチベーションを上げようと相応しい講師陣を招聘し、日程調整しながら法人内研修会を企画したのは2ケ月前で予定は10月最終日でした。
そろそろ決断の時期。
ほぼ全員の考えは時期尚早、リスクが心配でした。
だからオンライン研修を検討、対面はごく少数に、参加者の距離に(2メートル以上)配慮・・・。
でもオンライン環境、環境づくりの機材と人、対面参加者の検討・・・。

止めることは簡単だが行うのは難しい。
どこかで聞いた言葉が浮かびます。

マズローのヒューマンニーズ階層区分が浮かびます。
基礎部分と言うのでしょうか、生理的欲求や安全の欲求が。
臨場感伴う集団、親密な他者の存在との連帯、意見交換から自分の承認、そして生まれる目指す姿に近づきたいという欲求の獲得にどう努めようかしら、ねっ。
制限、抑制生活の解除は不透明です。

履歴書に読書が好きと書いてあります。
その方に、介護は入浴・排泄・食事のいわゆる三大介護の充実だよねと、と敢えて同調を求める。
そしたら、自分は本が好きで登場する人物の背景や考え方を思いながら読むのが好きだと。だから、介護する上でもどんな生活や歩みをされてきたか理解することが介護の前提だと思います。人を良く知ってこそ充実の介護につながるかと思います、と。
素敵だねえ。

ユニットケアさらに意地悪く、ユニットケアを知っている?ハード・ソフトの特徴は?
話しの中より、生活を共にする馴染みの関係からご利用者の気持ちを汲み取れたりご利用者が自らの気持ちを伝えられたりするハード・ソフトの環境ではないでしょうか、答えられる。
個室にするとかユニットで食事をつくっているは手段であって、皆の会話する場所や食事の美味しそうな香りが漂う場所へ行きたくなるような、そして手は動かずとも炊事や掃除をしている人との時間の共有を目指す生活の環境づくりかな、そんな会話を持つことが出来ました

ユニットケアへの思いをみんなと強く語り合っていた時代、思えば平成10年頃かしら。
尊厳の言葉が強く打ち出され、武田さん、宮島さん、小山さん、熊原さん、米谷さんなどの影響を強く受け、当時の私たち職員は熱く語り合っていたなあと、はるか昔を懐かしんでしまいました。

こんな時間があってユニットケアや小規模多機能にサテライトへの挑戦になったんですよね。

地元出身の学生さんが減少、介護・社会福祉の学科に進学する若者もさらに減少、最近は実習や見学等の訪問は法人全体でも年間5人に達していないかと。
こんな状況下、インターンシップを希望された地元外の学生さんがおりました。
嬉しいですね、学生から映る当法人の姿を聞くことができますから。

きっかけは知人を介してですから、縁とは有り難いものです。
4年生ですから就職も控えて広く様々な法人・事業所の特徴や活動の実際を勉強されています。
学校に書類を送りホームページで案内する当法人の姿は古く、今やオンライン面接で理解し合う姿であること知るのでした。
面接リモート
魅力や売りが映像で具現化されるSNSの活用が面接のさらに手前にあることも知り、発信力の重要性を痛感するのです。

さて、学ぼうという明確な目的がある学生はいいですね、単位のためとか学校の指導ではなく、自らのの意思、主体性が眩いほどに輝きを放ちます。

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