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横町物語〜介護・福祉の周辺〜

つれづれ・・・

2006年08月

早いなあ、明日から9月。
改正介護保険も半年が経過しようとしている。
そして昨年のこの時期は、ホテルコスト導入で、ご利用者やご家族への説明で、てんやわんやであった。決して今も落ち着いている訳ではないし、個室より多床室が選ばれる背景に、コスト高があるようだし、プライバシーや尊厳を望むケアは、高次元に位置するのかもしれない。全国的ニュースには、経済苦によって介護施設退所となった話題があまりに多い。先ずは、居場所と食べ物の安定が根底なんだろう。表現が悪いけど、マズローのヒューマンニーズ階層区分の基礎部分が現実かな。

さて、そんな基礎部分を支える事業として、平成9年から実施してきた外出支援サービスが、危機的な状況だ。措置の時代に施設持ち出し自主事業で展開し、その後認知されては、町介護保険横出しサービス、町福祉サービス、合併市福祉サービスと、財源の狭間で揺れながらも、継続できてきたが、10月から危ないのだ。

10月から道路運送法改正により、有償運送が登録制になる。移動困難者用に外出支援を実施してきたが、市には有償運送許可を判断する運営協議会が未設置だ。
臆病で迷うけど、明日は思い切って行動の日かなぁ......。
福祉有償運送許可取得、長い文言だこと。
そのための運営協議会設置の要望を、明日は.........。
9年間の実績、その定着、今後の継続、そして安定基盤確立をお願いしないと。

明日から9月、急がねば。

当園広報「思いやり」が発行となりました。
広報担当はいるけど、その役割は日常業務に専従者として組み入れられている活動ではなく、通常の自業務に加えた、付加的業務と言える。年4回の発行だが、だからこそ企画や編集には日常の意識的活動が試される。
本日の発行、ご苦労様でした。
広報「思いやり」のページへ

で、今日は市の広報「ゆざわ」も発行だ。
その中に、ホットスマイルという、フレッシュな若間が登場するコーナーがある。今回は当園の男性介護職員が紹介されている。さすがと思ったのが、今後の抱負・目標への受け答えだ。

目指すはケアマネジャーの資格取得。介護の法律や情報は日々変化しています。もっと勉強して知識を高め、ご家族も含めた幅広い支援をしていけたらと思っています。の部分だ。

資格取得は、幅広い支援をしていくためのもの。手段と目的をはき違えることない姿勢は、さすがだ。当園代表のフレッシュさが、目映く輝いているぜ。

そうそう、遅くなったけど、広報での輝きと言えば、JAこまちの8月1日号には、やはりフレッシュな女性を紹介するコーナーに当園介護職員が登場していた。この仕事が楽しいと言っている。やり甲斐を感じているのが伝わってくるのだ。

このように、広報に自分に身近な人が紹介されると、思わず見入る。身近な話題もそうだ。
広報担当が、頑張って発行した「思いやり」。その手応えはこれからである。ご意見をお待ちしております。

お盆です。
面会の多い時期です。
また、外泊や外出の方も何人かいらっしゃいます。

今か今かと、その時を待ちわびている姿を拝見するにつけ、ホント楽しみにしていること、伝わってきます。
特にお家に帰る時の、にんまりした表情の緩みは、心の奥底からの素敵な笑顔なんです。これほどの笑顔はないかもしれない、飛び切りの笑顔です。家っていいなと、しみじみ思います。

施設か在宅かの論議ではありません。
県外に出て暮らす家族だって、電車・飛行機・車など、混雑の中、それでも帰省してきます。誰でもお家で過ごせる、家族と過ごせる、嬉しいことなんです。

ただ、体が不自由になったことで、当たり前に過ごせていたことが当たり前でなくなっていきます。けど老いることは悪ではありません。老いを受け入れているからこそ、あの素敵な笑顔があるのです。
長寿なら当たり前に訪れる、介護や年金・医療などを問題とし、長寿社会が悪のような風潮にとれることがあり、気がかりです。疾病予防に介護予防、今度は年金予防なんて言葉が出てくるかもしれません。

おや〜ぁ、この調子だと、介護予防や包括支援に触れかねないから、この辺で止めときます。

さあ、今夜はお盆らしく、飲むぞ。

東北の夏祭りも、我が法人の夏祭りも終わり、いよいよお盆を迎える時期です。
そんな帰省客で混雑し始めようという時期になってから、東北ブロックの地域包括・在宅介護支援センター協議会の事務局・会長会議を、10日にお願いしたのです。

言わば、"暮れも押し迫ってから"の夏バージョンとでも言うのでしょうか。
でも、各県より参加してくださいました。助かりました。

さて、4月末日の厚労省による調査では、包括支援センターの設置総数は3,436ヶ所とか。うち、市町村直営は1,179ヶ所 ( 34.3% ) 、委託は2,257ヶ所 ( 65.7% ) 。

で、東北唯一の政令都市である仙台市、及び ( 未組織である山形を除く ) 東北5県の代表者、計6名の状況を見ると包括受託は1ヶ所のみで、あとはブランチだ。ただし、調査結果どうこうを言いたいのではなく、包括であれ、在介であれ、地域包括ケア推進の担い手意識の強いことだ。各地区の状況を語る時、安心した住みやすい地域作りにかける気持ちがびんびん伝わって来ること、来ること。

したがって、地域作りに向けての情報交換や良いこと教えあいの場をどう設定するかと話しが及ぶ訳よ。そうです、東北ブロック研修会を、どう企画するかで、お集まりいただいた訳でした。

東北ブロック地域包括・在宅介護支援センター職員研修会の要綱は、このあと、県の理事会や幹事会にて協議され、9月末日に、発送予定であります。
今しばらく、お待ち下さいますよう、よろしくお願いします。

ところで、暑い中、熱く語った会長さん達、熱中症にならずに無事帰れたのかな。今回はクールダウンの場面もなく、慌ただしい中での会議だったし、、、。皆さんが帰ってからのクールダウンは、寂しかったけど、屋上ビアガーデンはえがったぁ〜。

郡市看護協会主催事業の受け入れです。
9:30〜15:00の予定で、地区内中学二年生を対象に、体験学習なのです。

従来は看護士を目指す生徒さん中心でしたが、今回は介護等に興味を持つ生徒さんまでに対象を拡大したとか。そこで、当園に協力依頼となった訳です。
もしかしたら、看護協会に倣って、福祉や介護関係の団体も、このような育成活動があっても良いのかなと、立ち後れ傾向の業界かなと我が所属団体を振り返ったりしちゃってさ。

さて、市内の五つの中学校が参加されました。
雄勝中、須川中、山田中、湯沢北中、湯沢南中、稲川中より、福祉や介護に大志を抱く生徒さん方が参加です。

排泄や入浴、更衣など、立ち入った介護には、直接も間接的にも体験できないが、たどたどしい会話から始まる関係づくりに、たかが半日の体験だけど、大志を抱く若者は、何かをつかんだ様子。表情が晴々、反省会では隣室にいる私どものところにも笑い声と拍手が響いてくる。収穫あったんだと思う。

一方、午後からは遠路はるばる、全国地域包括・在宅介護支援センター協議会よりお客様です。取材と言うことでお越しなんだけど、結局はこちらのダラダラ長い説明を、簡潔にまとめる手助けをしてくれては、滞在時間三時間弱になんの収穫もなく徒労の身で帰京です。説明長く、内容はなく、滞在時間もなく、収穫的要素があるとすれば、台風を避けて秋田に来て、台風が去った東京に戻れたことかな。

ただし、訪問を受けた我々の側は、話し方、聞き方、まとめ方等々、勉強になりましたとさ。

『 だいぶ前にお世話になったAの家族です。懐かしくて、いつも寄り
たいと思っていたけど、今日は勇気をしぼって来させてもらいまし
た。 』

夕方七時ぐらいのことです。
窓口で応対した職員は、きょとんしています。そう、Aさんが亡くなってからの採用。
さらに続けざまに質問です。
『 当時の職員はいらっしゃいませんか。十年ほど前の職員さんとな
りますけど。 』

定年や異動もあるし、誰か詳しい者をと考えても、変則勤務に時間帯も少し遅く、古い職員ならば年長者かと頭に浮かび、まだいる補佐に尋ねる。
『 Aさんと言う方のご家族がいらしております。 』

補佐 『 ( 大袈裟に ) あらぁ〜懐かしいこと。......
( ぐっと力を込めて ) お久しぶりです。遠くから
いらしてくれたんですね。そうですか、同級会でしたか。 』
立ち話しから、しだいに椅子に移動し話しは弾んでいく。

この手の話しは、年配者が得意とするところ。なんてさ、ひやかしでもなんでもなく、亡くなってから訪ねてくれる方々がいらっしゃるのは、その人の思い出話が出来て嬉しい。
私たちだって、ご利用者のご家族が、その後どんな思いで暮らしていただろうかと、やはり気にはなるし。
伺えば、たまにお盆などに家族が集まると、アルバムを見入っては、当時の園生活を思い出しているとのこと。
ご家族のAさんを中心としたお話しに、当園もあり、そこに一緒に暮らしたご利用者や職員の存在がある。
とても幸せな気分になれました。

会うご利用者それぞれから、ゆうべは面白かった、ありがとう、とお礼の言葉をいただく。
出勤する職員それぞれには、ゆうべはご苦労様でしたと、ねぎらいの言葉が飛び交う。
ゆうべで通ずる共通言語は、夏祭り。

暑い中、撤去作業が続けられている。
昨日の書き込みじゃないけど、準備や後かた付けに比べ、一瞬の夏祭り。
でも、準備を見ながら気持ちを盛り上げ、期待に話が弾んでいた。
そして、祭りを終えた今日は、昨夜の話題で話しが弾んでいる。

出来事は一瞬でも、それぞれの頑張りは、持続的に評価されている。

この楽しい思い出が、心地よい疲労感でありますように。
あまりに暑くて、皆さんの疲れが気がかり。
疲れは一瞬で吹っ飛んで行けぇ〜っ。

ご来場ありがとうございました。
ご協力ありがとうございました。
小さくとも狭くとも名前は広場、そう「いきいき広場」で、晴天のもと賑やかに行うことが出来ました。

雄勝漁協、小町民謡愛好会、秋田福祉専門学校、秋田日赤短大、仙台医療福祉専門学校、雄勝高校、須川中学校、虹の会、ひまわり会の皆様、他紹介しきれない方々を含め、お手伝いありがとうございました。
宮城県の永楽会の皆様、厚生労働省のおじさん、他、遠方よりのお客様、ありがとうございました。
そして小町の里町内会をはじめとする地域の皆様、ご利用者や職員のご家族の皆様、ご来場いただいたすべての皆様、応援してくださいまして、ありがとうございました。
ご利用者の皆様、盛り上げて下さいまして、ありがとうございました。

最後に職員のみなさん、みなさんの頑張りに感謝です。
祭りの盛り上がりが、なによりの慰労と逃げる訳じゃないけど、ホント報われたよな。
花火の輝きじゃないけど、祭りも企画や準備の長さに比べると一瞬の輝きかぁ。だけども、心に残るものは永遠だよな。
それに、ご利用者の皆さんに、ご来場いただいたすべての皆様に、チームワークと言う輝きを、お見せすることが出来たんじゃないかな。
各事業所・各部署職員が、様々な各自のポジションをこなすことで、楽しんでもらう夏祭りが実現できたこと、嬉しいです。

今日も感じたけど、たくさんの方々から応援のある仕事。地味かもしれないが、やりがいのある仕事だもん、これからも頼むな。

待望の梅雨明けです。スカッと青空が広がりました。
あと一日早ければ、良かったのに。
だって、昨夜の愛光園夏祭りは雨、園内開催となってしまいました。
かく言う自分は上京中であり、伺うことが出来なく、失礼してしまったけど。

すっぽりと高気圧に覆われた一日です。
すっかりと高血圧に襲われた貴方、勘違いしないでください。
高血圧ではなく高気圧です。

暑い中、夏祭りに向け、舞台準備やら外作業を頑張っているスタッフは、すっかり日焼けです。
少しオーバーに言うと、顔の前後が区別つかない程に真っ黒です。 ( 私と違って毛髪があり、後ろ髪引かれる思いを感じることが出来る職員です。だから前後の区別がつかないのです。私は日焼けしてもしなくても......悲しいなぁ ) このように働き者の証しが表れてますが、疲労として表れなければと心配です。この頑張りが、成功になって表れますことは、皆様のご協力なのです。

平成園夏祭りは8月4日、午後6時からです。
皆様のご来場を、お待ちしております。

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