2010年10大ニュースは比較的個々の事象が多いのですが、もっと大きな流れで見たとき、今年一年が民主党に振り回された一年だったと思う方は多いのではないかと思います。
僕のこのブログでも時々政治ネタを入れさせてもらっていますが、皆様から頂戴するコメントの多くは民主党に否定的でした。なぜか、民主党万歳、というコメントは一つもなかったと記憶しています。
僕が最もがっかりしたのは普天間問題に対する鳩山元首相の発言。そして、米海兵隊による抑止力をようやく認識したという最後のセリフは唖然を通り越して「恥ずかしい」思いをしたものです。その鳩山氏、そのときは思い余って、次回の選挙には立候補しない、と言っていたのが年末にはやっぱりやる、と。
それと比較すれば菅総理はまだ全然マシなほうです。彼は周りに足を引っ張られているもののこのひと月ぐらいはガッツをみせていますし、消費税とTPPを通じた農業問題という日本においてタブー視されている二つの問題に挑戦心を見せ、提起した点は僕は個人的に評価しております。
但し、雰囲気的には菅総理が頑張れば頑張るほど民主党の輪が少しずつ変化し、剥離し、脱落者が出て行くところに大いなるチャレンジがありそうです。今回の小沢問題のおいても党を二分すると言われていますが、そのリスクを取ってでも膿を出す、という断固たる姿勢は個人的には賛成です。実際、小沢派議員と称されている人たちが選挙資金などを通じて資金的援助を受け、頭が上がらない状態になっているいびつなグループ形成である以上、新聞紙面を賑わしてる小沢氏離党、新党結成となった場合、彼にどのぐらい人がついていくか興味あるところです。
そして小沢派と称されているグループの将来も菅首相が絶対的地位を確立すれば極めて不利になることは事実で、これからひと月の間に党内の動きは極めて活発になることと思います。
一方連立のラブコールを受けている社民党やたちあがれ日本は激動する民主党と今、手を結ぶというリスクは取れないだろうと見ています。民主党側もそう簡単には連立できないことは分かっているはずであくまでも国会に向けた事前準備的な声掛けだろうと思います。
菅首相の当面の目的は小沢問題を国会までに解決し、国会を乗り切るための算段を図ることでしょう。数々のシナリオの中には当然、解散総選挙という選択も残されているはずです。が、今の菅首相の動きを見ると「新民主党」を作りイメージチェンジを計る算段のように思えます。仮に菅首相の戦略が当たれば困るのは自民党。もはや、テレビにもあまり出てこなくなった「昔のままの自民党」が巻き返すチャンスは限られてくる公算もあります。
総括すると民主党は人気がありませんが、菅首相が今手がけている二つの大きなプロジェクト、小沢問題とTPPに絡む農業問題についてはしっかりやってもらいたいと思っています。小沢問題より農業自由化問題は極めて深刻、且つ、日本の歴史に根付いた問題です。この項はまた大きなトピになりますので改めて書かせていただきますが、僕は今、日本の農業は誰が誰のためにやっているのか、という原点に立ち返って検討しています。近いうちに皆さんと一緒に考えたいと思います。
民主党に振り回された一年でしたが、6月が個人的に最悪、そして、今は世論調査とは裏腹に僕は成果品を出せるよう頑張って欲しいと思っています。僕は世論調査の「好きか嫌いか」という単純な言葉では表せないステージにあるように思っています。少なくとも過半の日本国民は小沢一郎が嫌いなのですから彼と戦う菅直人は評価すべきだと思いませんか?
ということで今日はこのぐらいにしておきましょう。
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ではまた。
僕のこのブログでも時々政治ネタを入れさせてもらっていますが、皆様から頂戴するコメントの多くは民主党に否定的でした。なぜか、民主党万歳、というコメントは一つもなかったと記憶しています。
僕が最もがっかりしたのは普天間問題に対する鳩山元首相の発言。そして、米海兵隊による抑止力をようやく認識したという最後のセリフは唖然を通り越して「恥ずかしい」思いをしたものです。その鳩山氏、そのときは思い余って、次回の選挙には立候補しない、と言っていたのが年末にはやっぱりやる、と。
それと比較すれば菅総理はまだ全然マシなほうです。彼は周りに足を引っ張られているもののこのひと月ぐらいはガッツをみせていますし、消費税とTPPを通じた農業問題という日本においてタブー視されている二つの問題に挑戦心を見せ、提起した点は僕は個人的に評価しております。
但し、雰囲気的には菅総理が頑張れば頑張るほど民主党の輪が少しずつ変化し、剥離し、脱落者が出て行くところに大いなるチャレンジがありそうです。今回の小沢問題のおいても党を二分すると言われていますが、そのリスクを取ってでも膿を出す、という断固たる姿勢は個人的には賛成です。実際、小沢派議員と称されている人たちが選挙資金などを通じて資金的援助を受け、頭が上がらない状態になっているいびつなグループ形成である以上、新聞紙面を賑わしてる小沢氏離党、新党結成となった場合、彼にどのぐらい人がついていくか興味あるところです。
そして小沢派と称されているグループの将来も菅首相が絶対的地位を確立すれば極めて不利になることは事実で、これからひと月の間に党内の動きは極めて活発になることと思います。
一方連立のラブコールを受けている社民党やたちあがれ日本は激動する民主党と今、手を結ぶというリスクは取れないだろうと見ています。民主党側もそう簡単には連立できないことは分かっているはずであくまでも国会に向けた事前準備的な声掛けだろうと思います。
菅首相の当面の目的は小沢問題を国会までに解決し、国会を乗り切るための算段を図ることでしょう。数々のシナリオの中には当然、解散総選挙という選択も残されているはずです。が、今の菅首相の動きを見ると「新民主党」を作りイメージチェンジを計る算段のように思えます。仮に菅首相の戦略が当たれば困るのは自民党。もはや、テレビにもあまり出てこなくなった「昔のままの自民党」が巻き返すチャンスは限られてくる公算もあります。
総括すると民主党は人気がありませんが、菅首相が今手がけている二つの大きなプロジェクト、小沢問題とTPPに絡む農業問題についてはしっかりやってもらいたいと思っています。小沢問題より農業自由化問題は極めて深刻、且つ、日本の歴史に根付いた問題です。この項はまた大きなトピになりますので改めて書かせていただきますが、僕は今、日本の農業は誰が誰のためにやっているのか、という原点に立ち返って検討しています。近いうちに皆さんと一緒に考えたいと思います。
民主党に振り回された一年でしたが、6月が個人的に最悪、そして、今は世論調査とは裏腹に僕は成果品を出せるよう頑張って欲しいと思っています。僕は世論調査の「好きか嫌いか」という単純な言葉では表せないステージにあるように思っています。少なくとも過半の日本国民は小沢一郎が嫌いなのですから彼と戦う菅直人は評価すべきだと思いませんか?
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コメント一覧 (3)
鳩山首相から始まって、菅首相、仙谷、興石、千葉、岡崎、そして小沢、その他沢山いますが、民主党は日本解体を目論んでいる党ですよ。
「子供手当て、人権擁護法、外国人参政権、夫婦別姓、公務員のスト権、高校の無償化、農業補助金、etc」これらは財政のバラマキであり、中国には媚、外交はデタラメ、国家の安全保障は二の次、経済政策はバラマキ優先で肝腎の国防、インフラの構築はそっちのけの政策です。
私は絶望を通り越してます。結局は国民の責任なのですが、何とか国民の覚醒を促したい・・そんな気持ちで一杯です。
私は民主党を悪魔の集団だと思ってます。本当に残念です。
今年一年サポート、ありがとうございました。いつも応援のコメントを頂戴し嬉しく思います。
さて、民主党なのですが、僕は今、民主党と菅直人を別物として捕らえるようにしているのです。ご存知のとおり僕も民主党のポリシーにはちっとも賛同していないのですが、菅首相は明らかにアメリカ寄りで中国寄りだった小沢、鳩山とは一線を画しています。菅首相自身、民主党の枠の中で動きがとりづらかったのですが、ライバルを蹴落としたというか、勝手に剥離していったのか、首相が首相らしい動きをし始めたというのは明らかに変化だと思うのです。
首相に対する評価も一部ではこのひと月で変わってきています。僕は微妙なその変化にひょっとすると、という思いがなくもない、と思っています。もちろん、勘違いかもしれませんがね。
期待するものが他にない以上、ダメだしばかりしてもいけないのかな、とも思ったりしています。
素晴らしい年末年始をお迎えください。
ひろ
厳しい批判なり今後あるかもわかりませんが、いつまでも応援しております。
来年も宜しくお願いします。
夢見る親父