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侍ジャパン井端監督「このメンバーで勝てる」 28人中11人が初選出、プレミア12へ一丸

[ 2024年10月29日 05:15 ]

宮崎に到着し、ファンにあいさつする井端監督(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

11月の国際大会「ラグザスpresents第3回プレミア12」に出場する侍ジャパンは、29日から宮崎で強化合宿をスタートさせる。井端弘和監督(49)ら首脳陣と、日本シリーズ出場組以外の選手が28日に宮崎入り。巨人・岡本和真内野手(28)ら4選手がコンディション不良で辞退する事態となったが、追加招集を含めたメンバーで大会連覇を目指す。

羽田空港から宮崎空港に向けて飛び立つ直前、巨人・岡本和、日本ハム・伊藤ら4選手の辞退と代替選手が正式に発表された。投打の主軸を欠く緊急事態。それでも井端監督は動じることなく、言葉に決意をにじませた。

「みんな戦力。どうやったら生きるかを考える。このメンバーで勝てると思っている」

4番の最有力候補だった巨人・岡本和は腰痛での辞退が決まった。10月の代表メンバー発表前にはヤクルト・村上が右足親指の骨折と診断されて出場できなくなっていた。それでも、世界一に定めた視線がぶれることはない。宮崎空港の歓迎セレモニーでは「世界一をつかみ取るために選手一同一生懸命やっていきます」と堂々と宣言した。

代替選手として日本ハム・清宮を初選出した。今季は規定打席には届かずも、打率・300で15本塁打、51打点。「後半はどの選手よりも活躍した。あの舞台で発揮してくれれば」と期待する。日本シリーズに出場中のDeNA・牧や阪神・森下らと4番候補に挙がる。森下も「スタメンで出る機会が増えるなら自分にとってもチャンス」と燃えている。

投手陣で追加招集された巨人・井上については先発に抜てきする方針だ。今季8勝と躍進し、チームは敗退したが、DeNAとのCSファイナルSでの好投も光った。指揮官は「終盤からクライマックスのようなピッチングをしてくれれば(世界を)抑える。勝ってくれる」と期待し、左腕も「任されたところをしっかり全うできるように投げたい」と誓う。

連覇がかかる今大会は26年WBC、28年ロサンゼルス五輪につながる大切な大会でもある。「このメンバーに決まったので思い切っていく」と井端監督。全28人中、実に12人がトップチーム初選出だが、日の丸を背負った以上、負けは許されない。野武士のように泥くさく、世界一を狙う。(神田 佑)

≪辞退、追加招集4人を正式発表≫日本野球機構(NPB)とNPBエンタープライズは4選手がコンディション不良で辞退し、清宮、村林の両内野手と左腕の井上、外野手の桑原を追加で選出したと発表した。辞退者の4人は巨人・岡本和が「左第五腰椎分離症」、吉川は「左第四肋骨肋軟骨移行部損傷」、日本ハム・伊藤が「右足関節捻挫」、万波が「左肩痛」のためと発表された。

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