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DeNA右尺骨骨折の山本が抹消後初の取材対応。牧の打席登場曲使用に「粋な計らいに感謝」

[ 2024年9月24日 15:33 ]

DeNA・山本祐大
Photo By スポニチ

15日広島戦(マツダスタジアム)の打席で右尺骨を骨折したDeNA・山本祐大捕手が24日、横須賀市内の2軍練習施設「DOCK」で骨折後初めて取材対応し、仲間の「絆」に感謝した。

右手にギプスをはめた私服姿の背番号50は、取材陣の前にくると「ここは動かせるんですよ」とギプス外の箇所の右手のひらをグーパーグーパー。「おいっ、おいっ」と止めようとする取材陣に「いや、(主治医からは)、むしろ動かしてほしいと言われているので」と笑顔を見せた。

死球を受けての負傷となったが、直後はベンチ裏で三浦監督に「出ます」と訴えた熱血漢。「(死球箇所が)折れたかどうかわからなかったし、常に試合に出たいという気持ちは人一倍ありますから。その(試合に出続ける)瞬間がなくなるのが辛かった」と当時を振り返るが、さすがに指揮官の説得を受け入れた。

翌16日に診断結果が発表されると、同学年で主将の牧秀悟内野手はすぐにチームメイトと話し合いベンチに山本のユニホームを飾った。そして牧は20日の本拠地阪神戦から、第1打席の打席登場曲として山本が使用するBigfumi「Soar」を流し、離脱した戦友との絆を強調した。

山本は「ユニホームを飾ってくれるのも知らなかったし、登場曲を使うことも知らなかった。テレビを見ていて笑っちゃった。"粋な計らいするなあ"と。凄くうれしかった」と牧の「演出」に感謝。さらにそこから刺激を受けて「戦ってきた1人として、チームが日本シリーズに行くなら、間に合える状況に合わせるのが最後まで戦うべき姿」と前向きに日々を過ごしていることを強調した。

CS争いを展開する中での離脱を山本自身が最も悔しがっていることは、牧をはじめナインは理解している。その中で主将が示してくれた「祐大との絆」に、山本は心の底から感謝して「ドック」を後にした。 (大木 穂高)

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