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選手会長の一振りでリーグV決めた! ソフトバンク・周東が4回決勝三塁打「少し恩を返せたかな」

[ 2024年9月24日 06:00 ]

パ・リーグ ソフトバンク9―4オリックス ( 2024年9月23日 京セラD )

<オ・ソ>リーグ優勝を果たし、歓喜する周東(左)らソフトバンクナイン(撮影・平嶋 理子)
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今季選手会長に就任したソフトバンク・周東は選手一人一人と順に抱擁し、孫正義オーナーと握手した。格別だ。自身の決勝打で優勝に導いた。

「立場が変わった中での優勝。本当にうれしい。いろんな方に支えられ、少し恩を返せたかな」。4回に前を打つ川村がヘッドスライディングで適時内野安打をもぎ取り、2―2に追いついた。なお2死一、二塁だ。「心が燃えた」。初球を左中間にはじき返す勝ち越しの2点三塁打だ。

前選手会長の今宮から「人間として大人になる」と目標を示してもらった。強い思いを訴えたのが開幕前の3月26日に行われた球団関係者の決起集会。「ホークスは常勝軍団と呼ばれているけどもう3年優勝していない。それって本当に常勝軍団なのかなと思う。優勝してまたつくり上げていきましょう」と宣言した。

春季キャンプのアーリーワークでは城島健司シニアコーディネーターに助言も受け「"俺の脚は世界一だ"と自信を持っていい。君は引き立て役じゃなく、主役にならないと駄目なんだ」とハッパをかけられた。盗塁王に2度輝いた俊足と好守が売りだが、課題は打撃の安定性だった。オフに米国の最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」でスイングスピードなどを計測。そこで手の力を使い過ぎていると指摘された。改善点が明確になり「下半身の動きに注力して体を回して力を伝える」と意識を変え、日々の打撃練習に取り組む。

チームスローガン「美破!VIVA」で戦った今季。「全員で戦って獲れた優勝。今日は楽しんで、気を引き締めていく」。7年目で初めて規定打席に到達。50盗塁した20年以来4年ぶりに40盗塁をクリアしてリーグトップと、打撃と快足で4年ぶりのV奪回に貢献した。

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