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大野豊氏 広島・森は6回の投球が悔やまれる 四球についてどう考えていたかが重要

[ 2024年9月24日 05:45 ]

セ・リーグ 広島0ー1中日 ( 2024年9月23日 バンテリンD )

<中・広>力投する先発の森(撮影・椎名 航)
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【大野豊 視点】先発の森は序盤からコースの出し入れができており、制球も良かった。ただ6回の投球が悔やまれる。2死から福永にチェンジアップを左前に運ばれた。続く石川昂に対してフルカウントにしてしまったことで、一塁走者がスタート。最後は高めに浮いた7球目、チェンジアップを先制打された。

投手にとっては「ムダな四球」もあれば「許せる四球」もある。大事なことは森が、どう考えていたかだ。「四球でもいいから必ず低めに投じる」と考えるか、「四球だけはダメだ」と思って投球するかでは結果は変わってくる。ただ、8回5安打1失点の投球は、決して責めることはできない。先発の役割は果たした。今後へ向けて自信にしてほしい。

チームとしては、やはり野手陣の奮起しかない。中日戦は今季15敗(8勝)のうち零敗8度。個々で戦うことも大切ではあるが、現状打破へ向けてチーム全員で考えて戦うべきだ。まだまだAクラス進出の可能性もある。残り9試合。このまま終わってほしくない。1年間の集大成として全員で立ち向かう姿を見せてほしい。 (スポニチ本紙評論家)

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