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ソフトバンクで研修を受けた韓国野球のレジェンド、金圓衡さん そのシステムに驚き

[ 2024年9月24日 06:00 ]

筑後市のファーム施設で半年の研修を終えた金圓衡さん
Photo By スポニチ

4月からコーチ研修としてソフトバンクが受け入れていた金圓衡(キム・ウォニョン)さん(52)は筑後市のファーム施設での半年間の期間を終え故郷に戻った。

韓国では直球とカーブを武器に通算134勝を挙げ21年の現役生活を過ごしたレジェンド。SSGの監督を昨年限りで退任し「一番憧れた日本野球がどんな感じかな?という気持ちだった」と日本へやって来た。

驚いたのがホークスのシステム。コーディネーター制を敷きその下にコーチがいて運営されていることだった。「コーチの教え方が違うと混乱するが、それがない。統一して教えているのが韓国との違い」と語る。ファーム施設では毎日のように最新の機器を使った打撃の検定などが行われている。「選手にストレスではなくモチベーションとしてポジティブに運営されている。韓国に持ち帰って適用したい」とヒントを得た。動作解析を担当するR&Dのスタッフから資料をもらい「翻訳して持っています」と感謝する。

大きな財産となった半年間。今の夢は「もう一回、韓国野球に貢献すること」。チームを率いてソフトバンクと対戦する日を夢見ている。

◇金 圓衡(キム・ウォニョン)1972年7月5日生まれ、韓国出身の52歳。現役時代はレイダースとSKで通算134勝。11年の引退後はSK、ロッテ、斗山でコーチを務めSSGで監督を務めた。右投げ右打ち。

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