平成28年度 第3回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座 里山づくり編 - 2016年11月21日 Mon
〜平成28年度 第3回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座 安全管理研修編〜に続いて、『平成28年度 第3回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座』里山づくり編の様子をご紹介します。
里山安全講習・里山再生
講師に『NPO法人 森のなりわい研究所』 代表理事の伊藤栄一氏をお迎えし、「環境保全モデル林」第2号として利活用スタートした 『可児市我田(わがた)の森』 (以下「我田の森」)を中心に、約3時間程度のフィールド実習が行われました。
里山安全講習・座学
「目指す里山像」とは?
昔から現代までの森の「遷移(森林の移り変わり)」や里山整備にとって必要なことを、伊藤先生の豊富な経験をもとに人と森林の関わりを考えながら講義を受けました。
里山安全講習・里山整備
「我田の森」で里山再生に取り組むプレーヤーの1つである『里山クラブ可児』の方の案内で森に入ります。
森入口付近にはビオトープや棚田があったり、森林整備によってできる伐採木を活用したシイタケ栽培も行われていました。鳥獣害対策のための柵があちこちに作られており、皆さんの知恵と努力が見受けられます。
また、広葉樹の植樹や、マツタケ再生を目指したアカマツ林の整備も地道にされていました。
里山安全講習・森林散策
傾斜のきつい箇所もありますが、整備された遊歩道や各所に休憩用の手作りの椅子などがあるおかげで、疲れたらひと休みしながら山を登ることもできます。
「遊歩道が作られていて良い面もあるけど、ずっと続くとえらいな〜!」
「一番上の大岩まで頑張って登りきるぞ!」みなさん声を掛け合いながら山道を進みます。
里山安全講習・樹木観察
森林浴をしながら森を散策。
しっかり根を張る木もあれば、枝枯れしている木もあり、「まだまだ切らなあかん木が結構あるな!」と参加者からの声。
伊藤先生からは「伐採した木は山から伐り出して薪にすればいい!」。燃料としての再利用!
コナラ、モチツツジ、アベマキなどの落葉広葉樹が主に里山の環境を維持しています。
伊藤先生をはじめ参加者のみなさんが熱心に樹木観察!
里山安全講習・山頂大岩
山頂には「大岩」があり、ここからの眺めは抜群で遠くの山々まで見渡すことができます。
「おっ!恵那山が見える!」「岩の上に動物の糞があるぞ〜!」しばしみんなでひと休み。
この「大岩」は、環境学習で地元の小学生たちもよく来る人気スポットとのこと。
伊藤先生も「ここは眺めも良く、自然が豊富で近くには人家もありまさに里山に近い景観。木の実や山菜、キノコもあり、子どもから大人まで活用も多くまさに活きた森だね。」と言われるくらい本当に素敵なところです。
里山安全講習・未来の里山
約3時間ほどの講座でしたが、みなさんが思い描く「里山づくり」には、いろんな思いがいっぱい詰まっていました。
「この山でマツタケが採れるようになるまでにはまだまだ10年以上も先やなぁ。」「楽しみだけど、後10年頑張れるかな〜!?」「それまではシイタケや山菜を採ったり、里山整備をして楽しむか!」などなどいろんな意見交換がなされました。
みなさん各々に自分なりの「里山づくり」のストーリーに夢が膨らみます。
この皆さんの里山づくりにかける夢や思いが次の世代のひとへ受け継がれていくと良いですね。
しかし伊藤先生はおっしゃいます。里山づくりにおいて後継者を残すことも大切だが、まずは自分たちが楽しみ、健全で、自分らしいストーリーでやりがいのある活動をしていくことが一番大切なことではないかと。
里山利活用の夢が膨らむとともに、これからも地域の里山づくりに取り組むみなさんの活動が有意義なものになると良いですね。
Wrote:田中
里山安全講習・里山再生
講師に『NPO法人 森のなりわい研究所』 代表理事の伊藤栄一氏をお迎えし、「環境保全モデル林」第2号として利活用スタートした 『可児市我田(わがた)の森』 (以下「我田の森」)を中心に、約3時間程度のフィールド実習が行われました。
里山安全講習・座学
「目指す里山像」とは?
昔から現代までの森の「遷移(森林の移り変わり)」や里山整備にとって必要なことを、伊藤先生の豊富な経験をもとに人と森林の関わりを考えながら講義を受けました。
里山安全講習・里山整備
「我田の森」で里山再生に取り組むプレーヤーの1つである『里山クラブ可児』の方の案内で森に入ります。
森入口付近にはビオトープや棚田があったり、森林整備によってできる伐採木を活用したシイタケ栽培も行われていました。鳥獣害対策のための柵があちこちに作られており、皆さんの知恵と努力が見受けられます。
また、広葉樹の植樹や、マツタケ再生を目指したアカマツ林の整備も地道にされていました。
里山安全講習・森林散策
傾斜のきつい箇所もありますが、整備された遊歩道や各所に休憩用の手作りの椅子などがあるおかげで、疲れたらひと休みしながら山を登ることもできます。
「遊歩道が作られていて良い面もあるけど、ずっと続くとえらいな〜!」
「一番上の大岩まで頑張って登りきるぞ!」みなさん声を掛け合いながら山道を進みます。
里山安全講習・樹木観察
森林浴をしながら森を散策。
しっかり根を張る木もあれば、枝枯れしている木もあり、「まだまだ切らなあかん木が結構あるな!」と参加者からの声。
伊藤先生からは「伐採した木は山から伐り出して薪にすればいい!」。燃料としての再利用!
コナラ、モチツツジ、アベマキなどの落葉広葉樹が主に里山の環境を維持しています。
伊藤先生をはじめ参加者のみなさんが熱心に樹木観察!
里山安全講習・山頂大岩
山頂には「大岩」があり、ここからの眺めは抜群で遠くの山々まで見渡すことができます。
「おっ!恵那山が見える!」「岩の上に動物の糞があるぞ〜!」しばしみんなでひと休み。
この「大岩」は、環境学習で地元の小学生たちもよく来る人気スポットとのこと。
伊藤先生も「ここは眺めも良く、自然が豊富で近くには人家もありまさに里山に近い景観。木の実や山菜、キノコもあり、子どもから大人まで活用も多くまさに活きた森だね。」と言われるくらい本当に素敵なところです。
里山安全講習・未来の里山
約3時間ほどの講座でしたが、みなさんが思い描く「里山づくり」には、いろんな思いがいっぱい詰まっていました。
「この山でマツタケが採れるようになるまでにはまだまだ10年以上も先やなぁ。」「楽しみだけど、後10年頑張れるかな〜!?」「それまではシイタケや山菜を採ったり、里山整備をして楽しむか!」などなどいろんな意見交換がなされました。
みなさん各々に自分なりの「里山づくり」のストーリーに夢が膨らみます。
この皆さんの里山づくりにかける夢や思いが次の世代のひとへ受け継がれていくと良いですね。
しかし伊藤先生はおっしゃいます。里山づくりにおいて後継者を残すことも大切だが、まずは自分たちが楽しみ、健全で、自分らしいストーリーでやりがいのある活動をしていくことが一番大切なことではないかと。
里山利活用の夢が膨らむとともに、これからも地域の里山づくりに取り組むみなさんの活動が有意義なものになると良いですね。
Wrote:田中
| 2016年11月21日 | イベント報告 | Comment : 0 | トラックバック : 0 |
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