出張リフォーム塾in山県市美山(NPO法人 奥矢作森林塾) - 2015年08月27日 Thu
みんなで古民家を改修しよまいか!
恵那市串原地域で活動する『NPO法人 奥矢作森林塾』(以下「森林塾」)は、古民家リフォームをイベント形式で行うことを、全国的にみても早い段階で取り組み始めた団体です。
先祖代々から受け継いできた山林の再生と共に、地域の暮らしを見直そうと活動を始めた「森林塾」が取り組むリフォーム塾。地域資源を活用した地域づくりとして、岐阜県内でも広がりをみせています!
出張リフォーム・成形
8月22日(土),23日(日)は、山県市美山地域に出向いて古民家をリフォームする「出張リフォーム塾」が行われました。7月の第1弾に続く、第2弾の開催です!美山地域は製材所がいくつかあり、道を走っていると天日乾燥させるために杉板をずらっとたてかけてある景色をあちらこちらで見かけることができます。
出張リフォーム
木材生産が盛んな地域の木材屋から仕入れた木材を使ってのリフォーム塾。地域も元気にするリフォーム塾のモットーは、出張版でも健在です!
出張リフォーム・棟梁
参加者さんが作業をするための土台作りは前もって行っておく必要があります。今回も、棟梁と会長の大島さんは前日入り。当日も、参加者さんの指導の合間を縫って、驚くスピードで土台が作られていきます。
写真下段の天井の土台を作るときに、不思議な光景を見てしまいました...。なんと棟梁は、土台を打ち付けるときに真っすぐ張るのではなく、ほんの少し天井から浮かせて張っているのです。「真っすぐ張ると、人間の目の錯覚で曲がっているように見えてしまうから、こうして少し浮かせておく。」皆さん!DIYなどで天井を張る時はぜひ参考に!
出張リフォーム・床張り居間
こちらはかつて囲炉裏があった居間の床張りをします。
囲炉裏部分を掘りごたつ風にしようかという案も出ているようですよ!自分たちでリフォームすると、変わっていく様子を眺めながら、どのように完成させるか想像できるのがいいですね!場合によっては現状を見ながら、もっとこうしたい...と急な変更も可能ですよ!
出張リフォーム・材を切る
木材は、必要な大きさに合わせて切って使います。皆さん、何の迷いもなくサクサク切っていきますよ!
出張リフォーム・床張り縁側
こちらは縁側の床張りです。
写真左上、串原地域でのリフォーム塾での教えを忠実に守って、ボンドはケチらず使います!「釘は、打ち込みが深すぎると抜けやすくなるから、電動釘打ち機の調節が必要。」とのこと。てっきり深ければ深いほど抜けにくいのだと思っていました!
出張リフォーム・張りじまい
床張りの最後の部分は難しいので、棟梁の出番!!「張りじまい」というのだそうです!最後の隙間の幅に合わせて、板の幅も調節が必要です。サイズに合わせてノコギリで切って(ノコギリで切るのも、床面と垂直に切ると差し込みにくいので、少しだけ斜めに切るそうです!)カンナで削ってから差し込みます。「おい!カンナとってくれ!」という棟梁の言葉に、なかなかカンナを探せない参加者さん。「そこにあるやないか!」という視線の先にあったカンナは、皆さんの想像より随分大きかったので、重厚感漂う木片にしか見えなかったようです!
出張リフォーム・天井壁張り
こちらは、天井や押し入れの壁張り。
上向きの釘打ちも、凹凸部分をくり抜いた壁貼りもお手の物ですね!!
出張リフォーム・水平器
目新しい機械も登場しました!垂直・水平をレーザーで測れる機械です!
出張リフォーム・はずす
既存の扉や階段も取り外していきます。
こちらの古民家は今の私たちの感覚からすると不思議なところに階段がありました。なんと、階段の登り口を扉がふさいでいるのです!階段を上り下りする度に居間の扉を開け閉めしなくてはいけない造りになっています。これでは不便なので、階段の位置を少しずらすことになりました!
こうして、大がかりな作業も交えながら1日目の活動を終えた「出張リフォーム塾」。地域で仕入れた材料を使ってリフォームされた古民家は、地域の活性化に向けて、「ゲストハウス」として生まれ変わるようです!「今回の作業で完成できなかったら、9月も出張リフォームするか?」なんて笑い話が現実に!「出張リフォーム塾」の第3弾の日程が決定しました!山県市周辺の方は、参加するチャンスですよ♪『NPO法人 奥矢作森林塾』ホームページをチェックして、ぜひ参加してくださいね!
恵那市串原地域で活動する『NPO法人 奥矢作森林塾』(以下「森林塾」)は、古民家リフォームをイベント形式で行うことを、全国的にみても早い段階で取り組み始めた団体です。
先祖代々から受け継いできた山林の再生と共に、地域の暮らしを見直そうと活動を始めた「森林塾」が取り組むリフォーム塾。地域資源を活用した地域づくりとして、岐阜県内でも広がりをみせています!
出張リフォーム・成形
8月22日(土),23日(日)は、山県市美山地域に出向いて古民家をリフォームする「出張リフォーム塾」が行われました。7月の第1弾に続く、第2弾の開催です!美山地域は製材所がいくつかあり、道を走っていると天日乾燥させるために杉板をずらっとたてかけてある景色をあちらこちらで見かけることができます。
出張リフォーム
木材生産が盛んな地域の木材屋から仕入れた木材を使ってのリフォーム塾。地域も元気にするリフォーム塾のモットーは、出張版でも健在です!
出張リフォーム・棟梁
参加者さんが作業をするための土台作りは前もって行っておく必要があります。今回も、棟梁と会長の大島さんは前日入り。当日も、参加者さんの指導の合間を縫って、驚くスピードで土台が作られていきます。
写真下段の天井の土台を作るときに、不思議な光景を見てしまいました...。なんと棟梁は、土台を打ち付けるときに真っすぐ張るのではなく、ほんの少し天井から浮かせて張っているのです。「真っすぐ張ると、人間の目の錯覚で曲がっているように見えてしまうから、こうして少し浮かせておく。」皆さん!DIYなどで天井を張る時はぜひ参考に!
出張リフォーム・床張り居間
こちらはかつて囲炉裏があった居間の床張りをします。
囲炉裏部分を掘りごたつ風にしようかという案も出ているようですよ!自分たちでリフォームすると、変わっていく様子を眺めながら、どのように完成させるか想像できるのがいいですね!場合によっては現状を見ながら、もっとこうしたい...と急な変更も可能ですよ!
出張リフォーム・材を切る
木材は、必要な大きさに合わせて切って使います。皆さん、何の迷いもなくサクサク切っていきますよ!
出張リフォーム・床張り縁側
こちらは縁側の床張りです。
写真左上、串原地域でのリフォーム塾での教えを忠実に守って、ボンドはケチらず使います!「釘は、打ち込みが深すぎると抜けやすくなるから、電動釘打ち機の調節が必要。」とのこと。てっきり深ければ深いほど抜けにくいのだと思っていました!
出張リフォーム・張りじまい
床張りの最後の部分は難しいので、棟梁の出番!!「張りじまい」というのだそうです!最後の隙間の幅に合わせて、板の幅も調節が必要です。サイズに合わせてノコギリで切って(ノコギリで切るのも、床面と垂直に切ると差し込みにくいので、少しだけ斜めに切るそうです!)カンナで削ってから差し込みます。「おい!カンナとってくれ!」という棟梁の言葉に、なかなかカンナを探せない参加者さん。「そこにあるやないか!」という視線の先にあったカンナは、皆さんの想像より随分大きかったので、重厚感漂う木片にしか見えなかったようです!
出張リフォーム・天井壁張り
こちらは、天井や押し入れの壁張り。
上向きの釘打ちも、凹凸部分をくり抜いた壁貼りもお手の物ですね!!
出張リフォーム・水平器
目新しい機械も登場しました!垂直・水平をレーザーで測れる機械です!
出張リフォーム・はずす
既存の扉や階段も取り外していきます。
こちらの古民家は今の私たちの感覚からすると不思議なところに階段がありました。なんと、階段の登り口を扉がふさいでいるのです!階段を上り下りする度に居間の扉を開け閉めしなくてはいけない造りになっています。これでは不便なので、階段の位置を少しずらすことになりました!
こうして、大がかりな作業も交えながら1日目の活動を終えた「出張リフォーム塾」。地域で仕入れた材料を使ってリフォームされた古民家は、地域の活性化に向けて、「ゲストハウス」として生まれ変わるようです!「今回の作業で完成できなかったら、9月も出張リフォームするか?」なんて笑い話が現実に!「出張リフォーム塾」の第3弾の日程が決定しました!山県市周辺の方は、参加するチャンスですよ♪『NPO法人 奥矢作森林塾』ホームページをチェックして、ぜひ参加してくださいね!
『NPO法人 奥矢作森林塾』のその他の活動についてはコチラ
●くろまる古民家リフォーム塾 - 2014年12月24日 Wed
●くろまる奥矢作森林塾「古民家リフォーム塾」 - 2012年02月24日 Fri
●くろまる奥矢作森林塾の里山ボランティア - 2012年01月10日 Tue
●くろまる古民家リフォーム塾 - 2014年12月24日 Wed
●くろまる奥矢作森林塾「古民家リフォーム塾」 - 2012年02月24日 Fri
●くろまる奥矢作森林塾の里山ボランティア - 2012年01月10日 Tue
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