恵みの森づくり推進モデル事業 - 2014年02月19日 Wed
『恵みの森づくりコンソーシアム』(以下「コンソーシアム」)に参加するプロジェクトチームによる『恵みの森づくり推進モデル事業』が進んでいます。
モデル事業
コンソーシアム会員間で連携し、会員による森林づくり活動から供給される間伐材等を用いて、軽度〜中程度の運動障害(小児麻痺等)、発達障害(自閉症等)の小児又は軽度要介護者の高齢者を対象とした木製のリハビリ器具又はおもちゃを開発しています。
モデル事業・企画
今までに2回の企画会議を開催し、2013年11月に開催された恵みの森づくりコンソーシアム第8回勉強会において見学させていただいた『(有)根尾開発』が整備する(広葉樹プロジェクト)森林の木を使って『森林たくみ塾』(以下「たくみ塾」)の学生さんが制作に励んでいます。
そのたくみ塾におじゃまして、途中段階を見せていただきました。
モデル事業・製材
丸太で運び込まれた木材を製材し、きれいな木目が出た材木へと変化を遂げました。木のぬくもりを感じられるやわらかな模様に癒されます。
モデル事業1
1つ目の作品は、左上の教具を改良します。上からボールを入れると、中でカタカタ音をたてながら落ちてくるという遊び心溢れる椅子です。
材料を木材に変え、更にところどころをアクリル板にして、ボールが落ちていく様子がチラチラと見られるようになるので、音のおもしろさに加えて、目で見ても楽しめるようになります。
モデル事業2
2つ目の作品は、左上の自助具を、触れた時に自然のぬくもりを感じられて安心できる木製に改良します。
自分で好きな紐や紐止めを付け替えてオシャレが楽しめるように、全て作り込まない形となりました。
また、『和信化学工業株式会社』より塗料を提供していただき、色付けをして完成させていきます。
モデル事業3-1
3つ目の作品は、岐阜県名物の鵜飼をモチーフにした、「鵜の鮎取り」です。
竿の先に、鵜の模型を取り付け、鮎の模型を釣り上げるゲームです。
鵜の本体だけではバランスをとりにくく安定しないということで、写真右のように、鵜の両サイドに川の波と水しぶきを加えることで、抜群の安定感となりました。
モデル事業3-2
こちらは「鵜の鮎取り」用の鮎。鮎のお腹の白っぽい部分を出したいとのことで、2種類の木材を接着させて鮎を模ります。木の種類によって色が違うという、木の特徴を活かした素敵なデザインになりそうですね!
モデル事業4
最後の4つ目は「木製ボードゲーム」。ボードの上方からボールを転がして、2人以上で協力してボードを操作して障害物を越えて下方のゴールとなる穴に落とすというゲームです。写真右下、ゴールの穴の下には木琴のような部品があり、ボールがゴールすると木の優しい音が響くのも嬉しいですね!
まだ試作の段階ですが、ボードの中に木や草、いろんな動物がいて、ボードの中に小さな森ができているようです!発達や障害の程度に応じて難易度が変えられるように、ボードの障害物は取り外し可能だそうです。
モデル事業・制作
「恵みの森づくり推進モデル事業」は、たくみ塾の皆さんによって今後3月までに上記4作品の試作品が完成後、実際に県内の病院や児童福祉施設等で活用を予定しています。
この事業では、コンソーシアムの会員さんが持っている得意分野(技術、アイディア、資材提供など)をつなぐことであらたな物づくりを行ってきましたが、会員さん同士のつながりができたことで、今後新たな取り組みもできるかもしれないという可能性も見えつつあるようです。
『恵みの森づくりコンソーシアム』では、岐阜県の美しい森林を子孫に残していくための出会いと協働の場です。個人、団体、企業問いません。一緒に参加してみませんか?!
追記
『恵みの森づくり推進モデル事業』の作品が完成しました!!
3月24日(月)掲載記事にてご確認ください。
モデル事業
コンソーシアム会員間で連携し、会員による森林づくり活動から供給される間伐材等を用いて、軽度〜中程度の運動障害(小児麻痺等)、発達障害(自閉症等)の小児又は軽度要介護者の高齢者を対象とした木製のリハビリ器具又はおもちゃを開発しています。
モデル事業・企画
今までに2回の企画会議を開催し、2013年11月に開催された恵みの森づくりコンソーシアム第8回勉強会において見学させていただいた『(有)根尾開発』が整備する(広葉樹プロジェクト)森林の木を使って『森林たくみ塾』(以下「たくみ塾」)の学生さんが制作に励んでいます。
そのたくみ塾におじゃまして、途中段階を見せていただきました。
モデル事業・製材
丸太で運び込まれた木材を製材し、きれいな木目が出た材木へと変化を遂げました。木のぬくもりを感じられるやわらかな模様に癒されます。
モデル事業1
1つ目の作品は、左上の教具を改良します。上からボールを入れると、中でカタカタ音をたてながら落ちてくるという遊び心溢れる椅子です。
材料を木材に変え、更にところどころをアクリル板にして、ボールが落ちていく様子がチラチラと見られるようになるので、音のおもしろさに加えて、目で見ても楽しめるようになります。
モデル事業2
2つ目の作品は、左上の自助具を、触れた時に自然のぬくもりを感じられて安心できる木製に改良します。
自分で好きな紐や紐止めを付け替えてオシャレが楽しめるように、全て作り込まない形となりました。
また、『和信化学工業株式会社』より塗料を提供していただき、色付けをして完成させていきます。
モデル事業3-1
3つ目の作品は、岐阜県名物の鵜飼をモチーフにした、「鵜の鮎取り」です。
竿の先に、鵜の模型を取り付け、鮎の模型を釣り上げるゲームです。
鵜の本体だけではバランスをとりにくく安定しないということで、写真右のように、鵜の両サイドに川の波と水しぶきを加えることで、抜群の安定感となりました。
モデル事業3-2
こちらは「鵜の鮎取り」用の鮎。鮎のお腹の白っぽい部分を出したいとのことで、2種類の木材を接着させて鮎を模ります。木の種類によって色が違うという、木の特徴を活かした素敵なデザインになりそうですね!
モデル事業4
最後の4つ目は「木製ボードゲーム」。ボードの上方からボールを転がして、2人以上で協力してボードを操作して障害物を越えて下方のゴールとなる穴に落とすというゲームです。写真右下、ゴールの穴の下には木琴のような部品があり、ボールがゴールすると木の優しい音が響くのも嬉しいですね!
まだ試作の段階ですが、ボードの中に木や草、いろんな動物がいて、ボードの中に小さな森ができているようです!発達や障害の程度に応じて難易度が変えられるように、ボードの障害物は取り外し可能だそうです。
モデル事業・制作
「恵みの森づくり推進モデル事業」は、たくみ塾の皆さんによって今後3月までに上記4作品の試作品が完成後、実際に県内の病院や児童福祉施設等で活用を予定しています。
この事業では、コンソーシアムの会員さんが持っている得意分野(技術、アイディア、資材提供など)をつなぐことであらたな物づくりを行ってきましたが、会員さん同士のつながりができたことで、今後新たな取り組みもできるかもしれないという可能性も見えつつあるようです。
『恵みの森づくりコンソーシアム』では、岐阜県の美しい森林を子孫に残していくための出会いと協働の場です。個人、団体、企業問いません。一緒に参加してみませんか?!
追記
『恵みの森づくり推進モデル事業』の作品が完成しました!!
3月24日(月)掲載記事にてご確認ください。
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