日刊・兵頭喜貴 八潮秘宝館公式サイト

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日本光学工業創業100周年を記念して、品川のニコンミュージアムで催されている試作機の展示イベントに行って来ました。

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目玉はコレです。Fの初期の試作機です。初めて見ました。

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一眼レフなのに、左肩に通しファインダーが付いているんです。

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コンツールファインダーって単語自体初めて目にしました。
普通はミラーアップして使う超広角用レンズのファインダー だと思いますよね。それが50ミリ、35ミリ用とは思いも寄りませんでした。しかも、このファインダーを機能させるために、フィルムの巻き取り軸を複数のギアで迂回させてたって言うんですから驚きです。ここまでやった理由は不明って書いてありますけど、一眼レフのファインダーに馴染めないと想定されたレンジファインダーユーザーへの配慮、迎合だったことは明白です。狂ってますよ。さすがニコンです。

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20台しか造られなかったSの試作機

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SPXって名前が脳に響きます。
バヨネットマウントって、SPX専用マウントですよね。1962年にTTL測光って、どういう仕組みだったんでしょうか?

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1965年の時点で、ズームファインダー内蔵のSP2が試作されていたことに驚きです。当時はF全盛期で、レンジファインダー機は、今のガラケー扱いだったはずです。

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LマウントのニコンS
これは発売する意味があった気がします。売り上げは確実に上がったはずです。外貨を稼ぐため、Lマウントのニッコールレンズは、生産されていたのです。

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×ばつ7
当時、ニコンはブロニカにレンズ供給してましたけど、手を広げなくて正解だったと思います。

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この手のカメラも一時期流行りましたが、すぐに消えましたね。

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F-401は、内蔵スピードライトありきじゃなかったんですね。F−401は、ボディ側から絞りを制御出来るので、割合新しいレンズも使えます。後ろの謎の物体は、防音装備のFです。

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F-2のシャッターコントロールユニットも凄いですね。この姿で、カタログに掲載したってのがさらに凄いです。

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前にも書きましたが、F−4はこの姿で市販して欲しかったです。
ジウジアローデザインより、こっちの方が断然イイです。亀倉さんがデザインしたFアイレベルは、確かに美しいですが、亀倉さんが介在していないフォトミックの方が、今は脳に響いて来ます。有名デザイナーが関わっていないF-2の無茶苦茶振りは、今となっては奇跡としか言いようがないですよ。

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ジウジアローデザインのF-4
でも、このグレーのF-4は好きです。黒より断然イイです。

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MDX
これも素晴らしいデザインです。発売して欲しかったですね。

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元F-301使いで、兄弟機のF-501で一眼レフデビューした身としては、何かにつけニコンが、F-301を引き合いに出すのは嬉しいですね。当時、社運を掛けて開発したカメラだったのです。残念ながら、ミノルタのα7000に駆逐され、全然売れませんでしたけど。

形は悪く無いし、造りはしっかりしているのに、安っぽい質感が最悪だと思ってました。試作機のシルバーボディは、全然安っぽくありません。この姿で、売ってくれればもっと愛せた気がします。確かに軍艦部の外皮はプラですが、握ると、中にしっかりした金属の骨格があることが分かるカメラでした。それはF-4も同じです。

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常設展は夢の世界です。

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この展覧会には、ちゃんとカタログが用意されています。
入館料もタダなら、カタログも無料ですが、1人1部しかもれえません。

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やはり、先のFの試作機が目玉扱いです。
今まで出て来なかった試作機が、どこから出て来たんでしょうか?おそらくですけど、開発に関わった人が密かに所持していたのだと思います。

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このカタログは値打ちがありますね。

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個人的には、青春時代とシンクロするF-301からF-4時代が最も熱いですね。

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