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広島・新井監督 小園が...末包が...東対策打線組み替え実らず、18度目零敗も「悲観することはない」

[ 2024年8月14日 05:45 ]

セ・リーグ 広島0―6DeNA ( 2024年8月13日 マツダ )

<広島・DeNA>9回、好機で小園(右)が三振に倒れ厳しい表情の新井監督(撮影・長嶋 久樹)
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広島は13日、DeNA戦(マツダ)に0―6で敗れ、両リーグ最多今季18度目の零敗を喫した。先発・東対策として打線の組み替えを敢行。今季初めて3番に抜てきした中村奨成外野手(25)はマルチ安打と奮闘した。一方、左腕と好相性を誇っていた小園海斗内野手(24)、末包昇大外野手(28)らポイントゲッターは不発。マツダスタジアムでの連勝は「9」で止まった。2位・巨人が敗れたためゲーム差は1のまま首位を堅持も、上位3チームが3ゲーム差以内にひしめく大混戦は続く。

初回から4点のビハインドが重くのしかかった。攻撃陣は相手先発の東に対して5回まで無安打。好左腕対策として組み替えた打線も機能せず、スコアボードには「0」の数字が並んだ。完敗に終わりながらも新井監督は前を向いた。

「東からは(8回で)安打3本だったかな。でも、結構紙一重の打球も多かった。各打者の内容を見たら、そんなに悲観することはない。しっかり切り替えて、また明日に臨んでほしい」

9連戦中とあって野間を休養させ、「7番」で先発起用した前日12日の同戦で2安打1打点の活躍を見せた中村奨を22年6月8日楽天戦以来の「3番」に抜てき。期待通りチーム唯一の2安打で奮闘した。しかし「4番」と「5番」が不発。東に対しては試合前時点で今季17打数12安打で打率・706と好相性だった小園が沈黙した。全11球の直球攻めに対応することができず、3打席連続で左飛に倒れた。

「自分が打ち切れなかっただけです。それが実力なので、そこかなと思う...」

試合前時点で5試合、20打席無安打だった末包も無安打に終わった。東に対しては試合前時点で今季4打数3安打を誇りながらも快音は響かなかった。期待のポイントゲッターが精彩を欠いた。
「向こうも対戦が多いから、データが出ていると思う。初回に4点(取って)、相手バッテリーからすると配球しやすい。思い切ったことをやりやすい」

指揮官は劣勢の展開が、相手をリズムに乗せる要因になったと分析した。直近2試合は東を攻略して、いずれも黒星を付けていたが、この夜は展開が不利に働いた。0―6の6回1死で石原が右前へチーム初安打を放ち、秋山の左前打で2死一、二塁としたが、代打・二俣が見逃し三振。8回も2死一、三塁の好機をつくりながら二俣が投ゴロに倒れた。

散発4安打で、チームは両リーグ最多今季18度目の零敗。マツダスタジアムでの連勝も「9」で止まった。きょう14日のDeNA戦は慰霊の意を表すピースナイターとして行われる。「特別な試合になると思うので、いい試合を見せられるように準備したい」と新井監督。9連戦の最後は勝利で締めくくる。(長谷川 凡記)

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