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【甲子園】92球完封勝利の小松大谷・西川「実感沸かない...」大阪桐蔭応援に「すげえ」楽しむ余裕も

[ 2024年8月14日 14:01 ]

第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 小松大谷3-0大阪桐蔭 ( 2024年8月14日 甲子園 )

<大阪桐蔭・小松大谷>力投する小松大谷・西川(撮影・北條 貴史)
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小松大谷(石川)が大阪桐蔭(大阪)を破り、3回戦に駒を進めた。先発・西川大智(3年)が相手打線を散発5安打に封じ、92球で「マダックス」(100球未満)での完封勝利を挙げた。

試合後、西川は「あの、実感沸かないんですけど...。やってしまったんだなって」と自分でも快投に驚を隠せない様子で「大阪桐蔭さんとやらせてもらえる。最高の舞台で、最高の相手と楽しんでやろうと思って投げていました」と汗を拭った。

勝利の瞬間は「球場の歓声がすごくて鳥肌がすごかったです。気持ちいいなと思いました」とうれしそうに振り返った。

初戦の明豊戦で学校として甲子園初勝利を挙げ「1勝挙げて、甲子園の雰囲気とかに慣れて本当に楽しんでやろうという気持ちが一番強くて。大阪桐蔭さんは演奏もすごいので、そういうのも楽しみながら投げました」と語った。

大阪桐蔭相手に27アウトのうち、15アウトをフライで奪い「石川の決勝(星稜戦)もそうですけど、理想に近いんかなと思います」とし3回1死二塁で相手3番、4番と中軸を抑え「打たれたらしゃあない。シングルヒットなら勝ちだと」と割り切ったことが功を奏したという。

また3回2死二塁では右翼手・石浦が相手4番・徳丸の鋭い打球を一度はグラブで弾くも落とさずにしっかりキャッチ。「また、やったかって思ったんですけど、ここで捕るのが石浦なんで。ああいう感じでチームの雰囲気を良くしてくれます」と笑った。

大阪桐蔭の攻撃中はアルプスから吹奏楽部の音色が途切れることなく流れ「自分の好きな曲ばかり演奏してくれる。あ、すげえと思いながら楽しんで投げられた」とプレッシャーに感じずに投げられたと強心臓ぶりを見せた。

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