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楽天・早川 27人斬りで2度目完封! 前回と同じ球場、同じ相手、同じ球審のレア快挙

[ 2024年8月14日 05:30 ]

パ・リーグ 楽天3-0オリックス ( 2024年8月13日 京セラD )

<オ・楽>2安打完封の早川はお立ち台で笑顔(撮影・井垣 忠夫)
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27人目は代打・杉本だった。カウント2―2からチェンジアップで空振り三振。楽天・早川が3年ぶりプロ2度目の完封勝利を、珍しい「27人斬り」で達成した。

「ホームなら9回のマウンドに上がる時に登場曲など(演出)がある。27人で完封できたので、次はホームで完封を目指したい」

初回。2番・池田に三塁内野安打されたが、2死一塁となって盗塁失敗でチェンジ。ここから快投が始まった。4回先頭には右前打されたが1死一塁から来田を一ゴロ併殺打。四球を与えた7、8回も併殺で切り抜け、2安打2四球も3併殺などで打者27人で27アウトを奪った。

1年目だった21年5月16日。98球で3安打完封勝利のマダックス(100球未満の完封勝利)を挙げたのも、同じ京セラドームのオリックス戦。しかも「その時の球審も福家さんだった。今回もいけるかなと」と偶然を前向きに捉えて、121球でまたレアな完封劇を完成させた。

連敗を2で止め、チーム単独トップの8勝目。まだエースと認めない今江監督だが「今日は早川に尽きる。素晴らしかった。今年一番の投球じゃないか」と称えた。それでも早川は「自分の中ではまだ...。もう少し突き詰めるところはあるので、一番という投球をここぞという後半でできれば」と満足しない。

母校・木更津総合が10日の夏の甲子園初戦で敗れた。「できることをやって、後輩にいい影響を与えたい」。4年目で初の2桁勝利とともに、早川が4位からの浮上の中心になる。(伊藤 幸男)

≪球団15年ぶり2人目≫早川(楽)が2安打完封勝利。完封勝利は1年目の21年5月16日オリックス戦以来3年ぶり2度目になる。オリックスの残塁は0で打者27人斬り。楽天の打者27人での完封勝利は、09年8月5日オリックス戦で新人の藤原紘通(被安打1)が記録して以来15年ぶり2人目。

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