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ソフトバンクからFAの石川柊太 ロッテ移籍を決断!3年総額6億円 5球団争奪の末に

[ 2024年12月11日 02:00 ]

ロッテ入団の決意を固めた石川
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ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した石川柊太投手(32)がロッテに移籍する意思を固めたことが10日、分かった。条件は3年総額6億円とみられる。宣言残留を認めるソフトバンクや巨人、オリックス、ヤクルトと5球団による争奪戦となったが、通算7勝1敗という好相性を誇るZOZOマリンを本拠地とするロッテを新天地に選んだ。近く正式に表明する。

激しい争奪戦の末、石川が新天地に選んだのはロッテだった。

「自分をどう見てくれているのか、楽しみ。"来てもらいたい"というものが伝わる部分を大事にしたい」

そう語って始まったFA交渉。夫人で元AKB48のタレント・大場美奈も可能な限り交渉に同席。今季年俸1億2000万円で補償は不要のCランク。巨人、オリックス、ヤクルト、そしてソフトバンクの5球団の争奪戦となった。提示された条件をテーブルに乗せ第1段階としてヤクルトに断りを入れ、4球団に絞って悩んだ末、最後にロッテが残った。

「年数や東京出身とかいろんな要素がある」と隠さず語ったように在京希望はあった。そして"追い風"になったのは本拠地になるZOZOマリンだ。17年8月に黒星を喫して以降、7年間で7連勝中。強い海風で知られる同球場は、最大の武器であるパワーカーブなど変化球の威力が増す。今季も3試合2勝0敗、防御率0・00。8月8日には佐々木にも投げ勝った。その佐々木のポスティングシステムによるメジャー移籍の交渉解禁日の決断。ロッテの条件は他球団と同等の3年総額6億円だったが、11月30日に都内で行われた交渉に直接出馬した吉井監督からは、熱意を伝えられていた。

13年の育成ドラフト1位からはい上がり、20年に最多勝、最高勝率。23年にはノーヒットノーランも達成した。「自分の中では勝手に育成の星として、道があることを示せているんじゃないか、夢を与えられるんじゃないかと頑張っている」。そう語っていた石川が新たな道を行く。

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