[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

朗希獲りへ パドレス・ダル出馬 指揮官「レガシーをつくるチャンス」全30球団の大争奪戦へ

[ 2024年12月11日 02:30 ]

WBC侍ジャパン宮崎合宿でダルビッシュ(右)と言葉を交わす佐々木朗希
Photo By スポニチ

大リーグの球団幹部や代理人が一堂に集うウインターミーティングが9日(日本時間10日)にテキサス州ダラスで開幕し、ポスティングシステム申請が大リーグ機構(MLB)に受理されたロッテ・佐々木朗希投手(23)に高い関心が集まった。有力候補のパドレスはマイク・シルト監督(56)が獲得に自信を示し、所属するダルビッシュ有投手(38)の交渉同席を期待した。東部時間来年1月23日午後5時(同24日午前7時)までの45日間が交渉期間になる。

ロッテのポスティングシステムの申請が受理され、佐々木はMLBから契約可能選手として通知された。東部時間10日午前8時(日本時間同日午後10時)の交渉解禁を前に、パドレス・シルト監督は「有は関与するだろう。できることをやってくれる」とダルビッシュの"出馬"を明言した。昨春WBCでは侍ジャパンで佐々木とチームメート。「日本市場のどの選手からも、ダルビッシュに対する尊敬の念があるのは当然だ」と期待し、獲得に自信をのぞかせた。

「多くの理由から好位置にいると感じている。毎晩球場のチケットを完売させ、非常に競争力のある球団。彼(佐々木)がやってきて、最初のワールドシリーズ制覇に貢献し、レガシーをつくるチャンスだ」

マイナー契約しか結べず獲得資金が抑制される「25歳ルール」のため全30球団の参戦も予想される大争奪戦。パ軍はドジャースとともに有力候補に挙がり、USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者のように「現状ではパドレスの方が有力なのでは」とみる関係者も少なくない。

佐々木は既に渡米。全米記者協会所属のフランシス・ロメロ記者は「興味を示した球団と面談し、一度日本に戻って1月に再渡米」とSNSで見通しを示した。交渉を担当する代理人のジョエル・ウルフ氏は10日にウインターミーティング会場で日本メディアに対応予定。佐々木、ダルビッシュを顧客とするウルフ氏の発言が注目される。(杉浦大介通信員)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年12月11日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /