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元木大介氏 今は亡き最愛の父との秘話を初告白 戦力外通告、現役引退、コーチ就任 常に父が...

[ 2024年12月11日 20:57 ]

元木大介氏
Photo By スポニチ

昨季まで巨人でコーチを務め、ジャイアンツアカデミー校長に就任した元木大介氏(52)が10日、自身の公式YouTubeチャンネル「元木大介チャンネル」に新規動画を投稿。今は亡き実父との秘話を明かした。

「【初告白】巨人から戦力外後、他球団からのオファーを断ったワケとは?/さらに初めて語る父親との秘話!!」と題した動画で、まずは2005年に巨人から戦力外通告を受け、現役引退に至るまでを語った。

元木氏はまだシーズン中だった同年9月に球団からホテルへ呼ばれ「来年、戦力としては考えていません」と通告を受けたそうで、呼ばれた時点で戦力外通告されると察知。最終的には悩んだ末に引退を決意し、セレモニーに家族を呼んで現役最後のユニホーム姿を見てもらった。

実は他球団からオファーもあり、現役を続行する道も残されていたという。妻のおなかには長男がおり、今後の生活のことを考えると同時にプレーする姿を子供に見せてあげたいという思いも。だが、1年浪人してまで巨人入りの思いを貫いただけに「ジャイアンツに入るために俺は頑張ってきた」「ジャイアンツ入って15年もやった」という強い思い入れもあった。

最初は「お前まだできるだろ」と言っていた実父。「やれる自信はある」とも答えたが、その後も悩みに悩んで去就を決められないでいたところ、父から電話があり「俺は15年間ジャイアンツでできると思ってなかった。お前よくやったぞ」と言われたのだという。

「言われた瞬間に本当に"肩の力が抜ける"ってこういうことなんだって思って。本当に気持ちがスーっとしたの、なんか。で、"ありがとう、分かった"って言って。親父がそう言ってくれたんだったら親孝行できたかなって。"まだできる"っていうのは俺のために言ってくれたんだなって」

他球団へ移籍したとしても数年後には再び戦力外通告を受ける。「こんなつらい思いは1回でいい」「ジャイアンツに入るのが夢だった」と引退を決めた。

2005年に現役引退した時は先輩たちから2、3年後のコーチ就任を見据えて「バラエティーとか控えておけよ」との助言があり、当初はバラエティー出演をNGに。だが、「まぁ、仕事がない」とバラエティー出演を解禁してからブレークし、結局、2018年10月にようやく翌19年からのコーチ就任が決まった。

だが、コーチとしてのユニホーム姿を父に見せることはできなかった。「おふくろに"77番のユニホームを一緒に棺桶に入れてくれ"って」。そして迎えた2019年2月1日。宮崎キャンプ初日にユニホームを着て青島の海を見ながら「"親父、見守っててな"って言った」としみじみと話していた。

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