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27年ぶりリーグ優勝と2年連続日本一を狙う25年シーズン、DeNA・牧の活躍が不可欠

[ 2024年12月11日 08:00 ]

<DeNA・牧契約更改>契約更改を終え記者会見する牧(撮影・島崎 忠彦)
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DeNAの牧秀悟内野手(26)が4日、契約更改後の会見で来季目標を「30本塁打、100打点」とした。来季5年目。入団以来「打点」にこだわる男は今季74打点に終わった。チームはリーグ3位から日本一に輝いたが「貢献できた感じはなかった」と振り返る。それでも勝負強い打撃で、その貢献度は高い。

23年は103打点で初の打点王を獲得。全143試合に4番で先発出場し、「打点王を獲る」と誓って臨んだシーズンで有言実行した。だからこそ、記者は会見で「今年は(打順)2番も経験した。2番でも4番でも目標の数字は変わらないのか?」と質問した。牧は少し考えて「どの打順でも数字は狙っていきたい」と回答。そして「4番を外れ今年は悔しかった...」と続けた。これが記者が聞きたかった本音だ。

シーズン終盤は「2番・牧」が定着した。チーム事情や戦略的な要素も組まれた超攻撃的2番だ。今季の2番での成績は23試合で打率・344、5本塁打、11打点。一方で三浦監督の「牧の4番だけは決まっている」でスタートした開幕からの4番成績は、79試合で打率・282、15本塁打、47打点だった。

2つの成績をどう判断するか。2番・牧については、あるコーチも「初回以外は状況は動くし、打順は関係なくなる」と言う。とはいえ、来季2番スタートなら打点の機会は4番よりも減る。その点で言えば、牧が2番で打点を量産するにはシーズン終盤に際だった「8番・森」、「1番・梶原」の存在が重要となる。

仮に牧が2番で打点王となれば快挙。タイトルが獲れなくても、相手に与える存在感は計り知れないだろう。(記者コラム・大木 穂高)

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