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【大谷翔平インタビュー(1)】今年の漢字は「一」 二刀流復活への思い、こだわりも語る

[ 2024年12月11日 05:00 ]

ワールドシリーズを制覇し、笑顔で記念撮影する大谷(右)と山本
Photo By スポニチ

ドジャースの大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、報道各社のオンライン合同インタビューに応じた。昨年12月9日にド軍移籍を発表してからちょうど1年。メジャー7年目で自身初のワールドシリーズ(WS)制覇を果たし、史上初の「50―50(50本塁打&50盗塁)」を達成した一年を振り返り、投打二刀流に復帰予定の来季への思い、また二刀流の将来など大いに語った。(取材・柳原 直之)

――改めてWS優勝おめでとうございます。移籍1年目を振り返り、新たな発見は。

「新たな発見は至るところで。新しいチームに入って、新しいコーチ、フロントオフィス...新しいことだらけの中で良い発見が毎日ありましたね。これ一つということではなくて、いろんなことを経験できたシーズンだったなと思います」

――WSで脱臼し手術した左肩の状況は。

「ショルダーモーション(肩の動き)の可動域を広げるというか、元に戻していく作業をやりつつ、投げる方はある程度投げ始めています。70マイル(約113キロ)くらいですかね。まだシーズンは先なので、投げる方はそんな感じでキャッチボールをしてという感じです。打撃の方はまだ構えるくらいの感じでしかやっていないです」

――デーブ・ロバーツ監督が来年開幕時の投手復帰は難しいと語った。

「どうなんですかね...。もちろんなるべく早く復帰するところに焦点を当てたいです。開幕が選手としては一番、早いところではあるので、そこに焦点を当てたいと思っていますけど、再発防止も兼ねて慎重にいかなければいけないところもやはりあると思うので、そのバランスを取りつつ、自分としては、最短を目指していきたいと思っています。トレーナーとしては慎重に事を進めたいと思うので、そのバランスがお互いに大事なのかなと思っています」

――今年を漢字一文字で表すなら。

「久々にその質問きました、ふっふっ。何ですかね。えぇ...何だろう。優勝の"優"でもあり、一番の"一"でもあり、50―50の"五"でもあり、へっへっ。たくさんあるんですけどね(笑い)。そこら辺」

――一つ選ぶなら。

「一個!?"一"じゃないですか、じゃあ。優勝の一番になったということと、移籍1年目だったということと、という感じですかね」

――常識や自身の限界をどう捉えるか。

「子供の頃、メジャーリーグにやってきて、本塁打王になったり、MVPをいただいたり、優勝できたり、というところまでもちろん最初から想像できたわけではないので。上がっていくにつれて、少しずつ見える先が広がってきたような感じではあるので、少し先を見据えるくらいで十分なのかなとは思っています」

――二刀流復活への思い、こだわり。

「今までDHと先発でやってきたので、もちろんその想定ではいきます。ただ、どういうふうに投げていくかは、その時のメンバーだったり、配置によって変わってはくる。ポストシーズンを見据えながら、今年みたいに最後に勝つことを想定しながら、シーズン中はより組み立てていく必要があるので、そこを見据えながら、チームと相談しながら、デザインしていくのが理想だと思っています。ベースとなるのは21年から23年くらいの、どちらも規定(打席、投球回)に近いくらい出場していくのが理想ではあると思うので、臨機応変に対応できたらと思っています」

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