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広島ドラ1佐々木 球史に名を刻む!「日本を代表する打者になりたい」 球団施設を見学し決意を新たに

[ 2024年12月19日 05:45 ]

工事中のグラウンドを背に写真に納まる広島の(前列左から)佐藤柳、佐々木、岡本、渡辺(後列左から)竹下、小船、菊地、安竹(撮影・岸 良祐)
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広島の新入団選手8人が18日、マツダスタジアムなどの球団施設を見学した。ドラフト1位・佐々木泰内野手(21=青学大)は、16日に同2位・佐藤柳之介投手(22=富士大)、同4位・渡辺悠斗内野手(22=富士大)とともに原爆ドームを見学し、17日には母親と平和記念資料館を訪れた。本拠地の歴史を胸に刻んだ注目ルーキーは、広島とともに歩み、いずれは球界を背負う選手に成長する決意を新たにした。

入団発表会見から一夜明け、佐々木はマツダスタジアムなどを見学。新たなスタートに向け、気持ちを引き締めた。

「マツダスタジアムは初めて来させてもらった。凄く大きくてびっくりした。室内練習場も凄く充実していて、楽しみという気持ちが大きくなった」

11月の明治神宮大会で左肩を脱臼した影響で、バットを振る練習は控えているが、興奮が抑えきれなかった。室内練習場の見学では、打撃ケージで軽めながら、バットを振り、カープの一員となった実感を強くした。この日はマツダスタジアムのほか、2軍の大野寮も見学したが、16、17日には個別で、原爆ドームと平和記念資料館を見学していたことを明かした。

「(16日は)柳之介(佐藤)と悠斗(渡辺)と原爆ドームに行かせてもらって、昨日(17日)はお母さんと平和記念資料館の方へ行った。広島で生活することになるので、広島の歴史に触れておきたいという気持ちもありましたし、元々、戦争への関心や興味を凄く持っていた。凄く良い経験になった」

高校(県岐阜商)の修学旅行で長崎原爆資料館を訪れたことはあったが、改めて広島の地で戦争の悲惨さ、原爆の怖さを思い知った。また、平和記念資料館ではカープの歴史にも触れたという。

「広島の歩みのコーナーで、カープが市民の方と一緒につくり上げてきた、というのがあった。市民にとって思い入れの深い球団ということを再認識した。そういう歴史を背負って戦えるというのは、自分としてもうれしい。カープを代表する、日本を代表する打者になりたい」

広島に関わる、さまざまな歴史を学んだ佐々木。プロ入り後は、この地で、球団史やプロ野球史に名を刻む活躍を期する。「将来的にはホームラン王を獲りたい。そういう打者になるために、しっかり体をつくって、技術もレベルアップしていきたい」。高校通算41本塁打で、青学大では1年春にデビューして4本塁打をマークした。プロでも自慢の長打力を武器にして、佐々木泰の名を全国に知らしめる。(長谷川 凡記)

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