日刊・兵頭喜貴 八潮秘宝館公式サイト

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先日、この岩手の機関車が「マッド・マックス」に出て来そうだと書きましたが、こっちに戻って「火狩りの王」を視聴したら、「マッド・マックス2」みたいな世界観で、先の除雪車そっくりの列車が森の中を走ってました。

「マッド・マックス2」みたいな世界観と書きましたが、より正確には「火狩りの王」は「未来少年コナン」「風の谷のナウシカ」の系列だと考えられます。

いずれも最終戦争後の物語ですけど、「未来少年コナン」の放送開始が1978年で、「マッド・マックス2」の日本での公開が1981年末で、1982年2月から「ナウシカ」の連載が始まります。同じ時代に、同時多発的に似たような現象が日豪で生じたのです。

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「火狩りの王」は、演出・作画が凄いです。令和の世は、こんな凄いアニメーションが作れるのだなと、まずは技術的側面に感動しました(あえてアニメとは書きません)。最後まで視聴していないので、現段階では、押井守の構成・脚本については評価出来ません。凄いのですけど、余りワクワク出来ないので、視聴ペースは上がらないですね。

全体としては、半世紀以上前の東映動画の演出を基礎としながら、止め絵は出崎演出そのもので、かつて我が国のアニメーション界の二頭だった東映動画・日本アニメーション系列と虫プロ系列の良いところ取りをこれでもかと見せ付けられて、それだけで快感を感じてしまうのは、自分がジジイだからでしょうね。

勝手な推測ですけど、西村監督は高畑先生へのリスペクトが相当あるのだと思います。

スクリーンショット 2024年06月02日 4.41.54
https://hikarinoou-anime.com/

戦争で文明レベルが下がり、一般庶民は里で江戸時代みたいな生活をしつつも近代的な機械も混在する世界って、昭和初期みたいです。あの頃は一番ワクワク出来る時代です(だから今取り組んでいる物語も昭和初期から話が始まります)。社会全体は貧しかったですけど、我が国のあらゆる文化が成熟、爛熟し、人類の歴史の中でも一つの頂点を極めていました。しかし、それらの多くが、先の大戦によって失われてしまったのが無念でなりません。

ナレーションは榊原良子さんです。最愛の人は見た目がハマーン様で、中身はマウアーでした。なので、あの声を聞くと様々なことを思い出します。

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