以下は、2012年8月22日の晩に起きたある奇跡に関する記述です。
大怪獣サロン開店以来の衝撃波を最初に食らったのはヲデでした。一番端の席から、ふと外を眺めると、KMK君が黒いゴミ袋を抱えて降りてくるのが見えました。袋の中身が何かはすぐに分かりました。「あいつ、ついにやりやがったか」と思った瞬間、すぐ後ろに中年の女性が同じ黒いゴミ袋を抱えて同行している姿が見え、またその後ろに若い女性の姿が・・・「これはもしや、いやしかし、そんなことがあるのか」・・・予想通り、袋の中身は怪獣の着ぐるみで、二人の女性はKMK君の母親と妹だったのですが、これがどんなに凄いことなのか、これまでの経緯を記しておきます。
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KMK君がピコピコ博士指導の下、自作した怪獣着ぐるみ
KMK君は、一言で言えば怪獣にしか欲情しない怪獣キチガイで、彼にとってはエロネタの宝庫である大怪獣サロンに遊びに来ていることは、家族に対して秘密になっていました。それ故、彼が店のアイドルというか強烈なネタ満載の座敷童的存在であったにも関わらず、公の場で彼に関して触れられることは、ほとんどありませんでした。しかし、この日、息子が自作した怪獣の着ぐるみをどこかに運び出そうとして大騒ぎしている姿を、不審に思ったお母さんが厳しく問い詰めたところ、ことの経緯が発覚し、「じゃぁ、私も行く」という話になり、一家揃ってやって来たのです。
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ここまで来るのに1年以上の歳月が掛かっています。
というわけで、KMK君が苦労して作り上げた怪獣のお披露目だけでも凄いことなのに、母親へのカミングアウトが、これ以上ない形で行われるという、なかなか巡り合えない奇跡の瞬間に立ち合うことになったのです。お母さんとも話をしたのですが、KMK君は、自分の特異な性癖を親に隠していたつもりのようでしたが、とっくにばれてたみたいです。実際、我々の目の前でも、書くことをはばかられるようなことをお母さんの前でブツブツ呟いてましたから(常人には理解不能なことしか言ってないですけど)。本人が隠したいと思っていても、隠す能力が全く備わってなかったんですね。逆に言えば、もう彼の存在を秘密にする理由は無くなったということです。
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ピコピコ博士に手伝ってもらい装着開始
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子供の妄想が、そのまま形になったような造型である意味もの凄く怖いです。
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以前は、店に入ってこれず行ったり来たりしていたのに、この堂々とした姿は何ですか!
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仕上がりはご覧の通りですが、ここまで作った形跡が剥き出しだと、むしろ発する念が強烈で、神々しくさえあります。
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怪獣と少女(ということにしておきましょう)
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悪魔も参戦
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暑さに参り、真っ先に逃亡する悪魔の図
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1年半前、最初にKMK君に遭遇したときは、おどおどして、ギラギラして全く落ち着きが無かったのに、それがムーチョに噛み付けるまでに性長したんですから、凄いことです。KMK君、おめでとう!この日のお披露目は、おそらくこれ以上はない盛り上がりで、KMK君にとって人生史上最高の日だったかもしれません。改めて、KMK君、おめでとう!
コメント
コメント一覧 (2)
引き出してあげればとっても素直で。
今日は21時半頃に来たよ(^-^;
私がべろべろになった後、絡んで、
ペラメモじゃなくて100均でノート買って、
日付入れて記録しろ!
と、説教(?)たれました。
彼はクリエイターとして逸材な気がします。
KMK君は逸材ですね。今後、どう伸びていくのか楽しみです。
>ペラメモじゃなくて100均でノート買って、
この意見には賛同しかねます。
実は、ペラメモには描いたあと自在に整理出来るというメリットがあります。欧州の大学では、いわゆるノートにメモ取ってるとバカ者扱いされます。彼は、情報処理能力が異常に高いので、おそらく描いた絵や記した文章を再整理しているはずなので、あの形式があっていることに本能的に気付いているのではないでしょうか。但し、紙はもう少しまともなものを使った方がいいとは思います。