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静かな大聖寺駅前通りに向かって、安置されている地蔵菩薩の「道祖神」は、秋の日差しで輝いていた。若手起業家の成功を祈るために設置されて、もう、5カ月も経った。スタートまもなく取り組んだ移動の「定住化促進セミナー」は、4回目を11月22日に開催する。

▼加賀市が県外から「地域おこし協力隊」を募り、定住促進を発足した。そんな加賀市の歴史文化を民間の有志らが、「見て触って学ぶ」ことで、定住化促進に役立てもらいたい。と、毎月1回、加賀市のマイクロバスで案内している。

▼説明役の講師は、歴史に詳しい専門家がボランティアで加わり、地元で地域興しに活動する人が入れ代わって登場する。そんな中に、毎回、加賀市内で起業した「健康ストレッチジム」の新潟県出身の羽深勇基さんと、北陸で瞑想を普及させたいという小松市の岩井伸太郎さんが、スケジュールにあわせて普及活動に毎回参加している。

▼加えて、このユニークな地域活動をキャッチした、地元のケーブルテレビらのマスコミが、第1回目からマイクロバスを追っかけて取材している。今度の「ぐるっと廻る」方面は、加賀東谷重伝地区と山中温泉。

▼前回から、若い起業家メンバーの仲間から、2人の起業家が参加している。そのうちの一人が宮崎県出身の若い整体師(カイロプラクテック)のナガトモさん。仲間の羽深式トレーニングジムのスペースを間借りして、施術している話を聞いた「活性化サロン」の瀬戸事務局長は、支援を即断した。

▼「サロンの2階スペースを使ってもらう」。この会議室の使用頻度は少ない。施術台のスペースもある。サロンに集まる不特定多数の人にも宣伝できる。独り立ちできるまで支援しよう。「出世払い」という風習は死語になったが、いま時、珍しい「大聖寺の奇特な人」が目の前にいた。

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