[フレーム]

宇宙飛行士が、帰還したときに、ふらついて自立できない様子をテレビで見たことがある。そんな、「NSA(米航空宇宙局)」の研究報告から分かった。人間は1時間座り続けると、寿命が22分短くなるという。「ためしてガッテン」を見た。「耳石(じせき)」の動きが正常でないと成人病などになる原因だという。30分に1回立ち上がると長生きできる。そうなんや!、「ガッテン」と、テーブルを叩いて椅子から立ち上がり、テレビを見ていた。

▼老後の体調管理も含めて、清掃作業員として、ランダムに隔日ペースに勤めるビル掃除の仕事には、床や階段の掃除、トイレ掃除、ガラス窓拭きや、一般ゴミの回収などの他に、この時季、敷地内の落葉掃除もある。

▼実働6時間勤務は、長い廊下を歩く。立ったり、座ったり、屈み込むなどの作業である。携帯「万歩計」は、平均7〜8000歩を示している。そんな作業に従事して7年目を迎えているが、「快眠・快食・快便」と体調は極めて良い。

▼落葉が舞うある日のこと。ゴミ袋をいっぱいにした落葉を持って、施設内の銀行業務の窓口で、「これを、両替してほしい」と真顔で頼んだ。窓口の女性も真顔で、「すぐにはできませんが、自宅に帰ってから、狸の頭に載せた葉っぱをくるりと回しながら考えてみます」。

▼3時の閉店前に、もう一度、窓口で「若い女性に、似たような問いかけをしたら、変なおじさんという顔をされた」。この報告を聞いた彼女は、しばらく笑いこけながら「しまった!。わたしも、そんな応対をすればよかった・・・」と言って、シャッターを閉めた。

▼「なまけものは、人間のクズや」と、昔から耳から聞かされていた。地球に人類が誕生した200万年まえから、「生きる」ことを知っていた人類の祖先に対して脱帽だ。たまには、木の葉を頭に載せてみるのも一考かもしれない。

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

↑このページのトップヘ

traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /