「老兵は死なず、ただ消えるのみ」
11月30日(いい時去れ)。2014年7月16日から、スタートした大聖寺観光案内所のホームページに、併設された「スタッフブログ」の担当を、本日を持って降板します。2016年11月30日までの延べ780日余り。ブログ発信は、557回も続けることができました。長くて短い2年余りだったが、継続することの苦しさも味わい、また、楽しく「健康な老人日記」を書くことができました。この日までの「つぶやき」を、見ていただいた多くの方々や、サポートしてくれた仲間に、心より感謝いたします。
▼2014年6月に、NPO団体の「大聖寺観光案内所」がオープンした。大聖寺駅が通勤・通学専用駅になって久しい。1987年に「JR・加賀温泉駅」に特急が止まるようになってから、気がつけば29年前のことだった。その頃から、大聖寺駅前は寂びれ、構内にあった売店もなくなってしまった。レンタルロッカーも廃止され、観光案内の窓口もなくなった。
▼案内所開設当時は、大聖寺駅を降りた観光客は、「大聖寺」はどこですか。という、遠来客の質問も時々あった。今では、そんな質問で訪れる人はいない。みな、目的地へ、特急を乗り継ぎ大聖寺駅で降りる。「スマホ」からの情報には、観光ボランティアの知識を超える情報量がある。だが、「匠のかくれ里・加賀」の玄関口として、貴重な観光案内所としての存在感は、これから注目されるはずだと期待している。
▼「スタッフブログ」には、「大聖寺雑感」、「吾亦交」雑感、「五徳庵雑感」の3のカテゴリーに分けて発信してきが、まもなく75歳になる老人の、独断専行の「つぶやき」であった。「余生とは、余禄の人生だと」と、著名な放送作家だった「藤本義一」がラジオ番組でつぶやいていた。小生も、身の丈にあった余生を楽しみたいと思う。
▼「老兵は死なず、ただ消えるのみ」。日本の戦後占領期の統治者として、新しい日本をつくった。あの「ダグラス・マッカサー元帥」の言葉だった。「スタッフブログ」を継続する後進の若手メンバーにつなげる時であろう。また、どこかで、「つぶやき爺さん」が元気だと思ってもらうこともあります。ありがとうございました。