「猛暑に、気持ち良い汗をかく」
この1週間は、35度近くにもなる猛暑だった。暑さと対応はもう何十回も体験してきた高齢者だが、今年の夏は熱中症に気をつけている。公共施設の清掃員といえども、敷地の雑草駆除作業もある。梅雨明け時期の雑草は生長が早いから、あっという間に生い茂る。毎日の体調や天気の様子を見ながら、小1時間の作業でも例年とは違う猛暑を感じている。
▼これまでの戸外活動には、「水分補給を忘れずに」だったが、今年からは「塩分系」も忘れずに取ることを謳い文句に付け加えている。「いたせり尽くせり」のご指導も良いが、長年の智恵からすれば、夏の野外作業などでは「塩分摂取」は常識である。
▼「土用の丑の日」には、ウナギのかば焼きを食べて夏場を乗り切ろう。との、お節介にも耳を貸さずに、財布の中身を計算しながら、毎年食わずじまいで過ごしている。障害者施設での大量殺人事件や、「ポケモンGO」で、若者がウロウロと徘徊するニュースを見るたびに、熱中症にも掛からなった当方は、怒りっぽくなった認知症の初期症状を自覚する毎日である。
▼粗食ながら、往年の智恵を生かして、汗をかきながら高齢化社会に、当方は健康体に感謝しながら7年目を迎える。加えて、空き時間の「地域の活性化」のボランティア活動は、リーダーの飽くなき前向き姿勢にも、何とか追従できている。
▼「住んでよし、暮らしてよい」の、加賀市をアピールする動画を作成中である。不特定多数の市民から募った「私の好きな風景」写真を応募してもらって、既存の観光用動画に差し込む。全編に渡って、加賀市の四季に織りなす、白山連峰から日本海に沈む太陽の風景写真は、市内で活動するアマチュア写真家の作品が採用される。
▼「地域おこし」の原点は、官民一体となっての手づくり活動である。主旨に賛同した参加者には、テーマー音楽を作曲した地域外のグループもいる。猛暑のなか、「若手起業家支援センター」は、定住化促進に熱い市民活動の火を燃やしている。