「シルバーの春休み」
きょうからは3月の月末でもあり、年度末の3月。決算処理や来期の予算的なものもないから、人事異動もない。ナイナイづくしの3月末日。市場経済に翻弄された時代を懐かしくもあり、苦笑いも沢山あった20年前を思い出す。今となれば時代の趨勢を身の肌で感じて来た貴重な体験でもあった。
▼1970年代の「いざなぎ景気」で、日本はドイツを抜いてGDP第2位になった。2,3年後には固定相場制から、変動相場制に変わり、毎日が変動する為替相場になっていった。そして、第1次オイルショックも体験し、「バブル」期は、「売り手市場」であった繊維産業の「川中業界」での副産物製品を、中近東へバイヤーを通して販売もしていた。
▼「濡れ手で粟をつかむ」時代も終わり、市場は「買い手市場」になって行った。そんな時に乱高下する為替相場の1円に一喜一憂していた。買い手側では、1円が10円に匹敵する。海外の闇市場では数十倍にもなるという。そんな利幅が動く商品のスタート点にいた。
▼サラリーマンとして「喜怒哀楽」も体験して、今では、老後の単純作業場では、一週間のうちの勤務が3日。その1日6時間が単調で長く感じられる。そんな、単調な日々にボランティア活動にかかわり、刺激的な会合に末席ながらお声が掛かる。
▼現役の有識者が集まる「大聖寺活性化会議」という。いろんな活動をしているリーダーが集まる。横の結束を強め、大聖寺の明日を語る仲間たちでもある。そんな会合が明日。大聖寺川の「流し舟」運航式典が明後日と、連日のスケジュールにワクワクしている。
▼明日から4月2日まで、ブログ書き込みを予定通り休筆する。新学期を迎える孫世代の「春休み」にあやかって、今年も感謝で生きるシルバーの「筆休み」としておこう。