「冬日和」に思う。
今日は1月18日。「118」は、「いい晴れ」の日になった。こんな日を「冬日和(ふゆびより)」という。晩秋の晴れた日を「小春日和(こはるびより)」で、晴れの日が続かない3月に晴れる日を「春日和(はるびより)」という。俳句の門外漢でも一句作りたくなる「大寒」間近の気持ちよい日になった。「白い山 名前どおりの 冬日和 吾亦交」。
▼「117」、「311」、「911」、の数字は、阪神、東北、ニューヨークの場所が思い出される。そして、数字の語呂合わせの「11(いい)」には、皮肉にも震災とテロ爆発という歴史的な「忌み数」になっている。
▼昨日の新聞コラムに「大丈夫」の3文字には、「人」が入っているから、「大丈夫」と言われると安心できる言葉だと、引用された文章が載っていた。日ごろ何気なく使っている言葉の漢字を改めてみると、先人の智恵が浮き上がって見えることがたくさんある。
▼「安心」とは、「家」の中で、幼児が母に抱かれている姿が一番安全である。「晴れ」は、「青」空に「日」が輝いている。「寒」は家の中にいてもさむい。そんな見方で漢字を解体してみると面白いことも再発見した。
▼「和(なごむ)」とも読ます。「大和(やまと)」は古来の日本の呼び名だった。「大化の改新」以後、「日本」になった。「日出国(ひいずるくに)」からの「日本」になったとも教わっている。
▼「大きく和む国」は、平和を意味する日本国に生まれ、あらためてよかったと思う。「1192年、いい国つろう鎌倉幕府」を思い出した。