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グローバル・エイズ・アップデート

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2015年12月

GLOBAL AIDS UPDATE
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第286号(第11巻第32号) 2015年(平成27年)11月29日
No. 286 (Vol.11-No.32) Date: 2015年11月29日
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★「第286号」目次
くろまる対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
(UNAIDS)カメルーンのHIV・人権活動家ジョエル・ナナ氏死去、UNAIDSが追悼声明
(TRIPS協定)TRIPS協定の適用除外を延長せよ=ウガンダからの声
(ジェネリック薬)インドとアフリカ、医薬品に関するパートナーシップ強化
(ハームリダクション)グローバル・ファンドがハームリダクションプログラムから撤退=ブルガリアでの影響
くろまるアフリカの地域別記事
(タンザニア)孤児増加という負担に直面する高齢者
(ナイジェリア)アブジャの国内避難民へのHIV検診の呼びかけ
(南アフリカ共和国)HIV治療薬の在庫切れに赤信号
(ナミビア)ユニセフが乳児の混合栄養に注意を喚起

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【2015年10月1日 ジュネーブ(スイス)発】 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、ジョエル・ナナ氏Joel Nanaの急逝に対し深い哀悼の意を表する。ナナ氏は、「アフリカ男性のための性の健康と権利」African Men for Sexual Health and Rights (AMSHeR)の初代事務局長であり、UNAIDSの最高決定機関であるプログラム調整理事会にNGO代表として参加していたメンバーでもあった。享年33歳。続きを読む

【2015年10月27日 カンパラ(ウガンダ)発】 世界貿易機関WTOが主導する「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」Trade-Related Aspects of Intellectual Property Rights(TRIPS協定)では後発開発途上国Least Developed Country(LDC)に対して、医薬品に関する特許権の適用に猶予期間を設けているが、それが2016年1月に期限を迎える。続きを読む

【2015年10月30日 ニューデリー(インド)発】 インドの首都ニューデリーで10月26-29日に開催された「第3回インド・アフリカ首脳会議2015」の合間をぬって、インド、アフリカ連合、アフリカ数ヵ国の首脳、そしてインド製薬大手リーダーによる協議が行われた。その結果、「アフリカの保健商品に関する安全保障」について既存および新たな課題に対応していくことで合意した。続きを読む

【2015年10月15日ヴィルニウス(リトアニア)発】 エイズ・結核・マラリア対策への資金拠出を行う国際機関、グローバル・ファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)は、東欧ブルガリアで2003年からエイズ対策への資金拠出を進めてきた。グローバル・ファンドの仕組みでは、受益国が自発的に、政府担当者を含む関係者で構成する「国別調整メカニズム」Country Coordinating Mechanisms (CCM)を組織して支援案件を検討し、申請するのが原則となっている。しかし、何らかの政治的な障壁などがある場合には、NGOの事業内容がグローバルファンドの基準を満たしていれば、CCMの承認を得られなくても、グローバルファンドに直接申請することで、支援が認められるようになっている。ブルガリアでは、これが適用されてきた。しかし、グローバルファンドは、現状において同国内でHIV予防活動を実施することについて政治的障害があると判断するだけの証拠は認められない、と認識しており、2014年から2017年まで、HIVに関して、NGOに対する直接支援は割り当てられていない。続きを読む

【2015年10月23日 ブコバ(タンザニア)発】 東アフリカのタンザニアで西北端に位置するカゲラ州Kagera、カラグエ県Karagweやキェルワ県Kyerwaでは、HIV/AIDSによって親を亡くす遺児が増加し、高齢者がこれらの遺児を保護しなければならないという負担に直面している。続きを読む

【2015年10月24日 アブジャ(ナイジェリア)発】 西アフリカ、ナイジェリアのNGO、「子供を救えイニシアティブ」The Save the Child Initiative(STCI)(編集部注)が実施するHIV検査イベントが首都アブジャ郊外のゴンゴラ村Gongola Villageの難民キャンプで行われ、国内避難民82人中HIV陽性と診断されたのは1名だった。続きを読む

【2015年10月28日 ジョハネスバーグ(南アフリカ共和国)発】 「国境なき医師団」(MSF)は、HIV患者を救済するために南アフリカ共和国政府が画期的な強制実施権を発動して、ジェネリック製薬企業に抗レトロウイルス薬ARVであるロピナビル/リトナビル(LPV/r、商標名アルビアAluvia)を製造させるよう要求した。続きを読む
【2015年10月29日 ウィントフック(ナミビア)発】 国連児童基金(ユニセフ)は、乳児の健康にとって有害になりかねないとして、ナミビアのHIV陽性の母親に対し母乳の他に粉ミルクなどを与える混合栄養を控えるよう警告した。続きを読む
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アフリカ日本協議会

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