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グローバル・エイズ・アップデート

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2023年05月

【2023年3月14日】2021年、サハラ以南のアフリカ諸国では、女性は全人口の50.2%であるにも関わらず、HIV新規感染の63%を占めていた。また、15〜24歳の女性は、同じ年齢カテゴリの男性と比較し、HIVに感染する可能性が3倍高かった。サラ・エイトン博士 Dr Sarah Ayton の研究者グループは、2015〜2017年の間に、8か国(エスワティニ王国、レソト王国、マラウイ共和国、ナミビア共和国、タンザニア連合共和国、ウガンダ共和国、ザンビア共和国、ジンバブウェ共和国)を対象に実施されたPopulation-Based HIV Impact Assessment調査データを用い、男性パートナーの年齢と女性のHIV感染動向の関係性を検証した。この調査のデータは全国レベルの代表性を有し、15〜24歳の女性17,813名が含まれていた。調査票には、同棲している男性パートナーの年齢、HIV感染状況、これまでと昨年の性行動と直近3名のパートナーの属性に関する項目が含まれていた。また、血液サンプルが採取され、HIV、ウイルス量、CD4細胞数が測定された。続きを読む
【2023年 3月30日 ナイロビ(ケニア)発】2022年12月5日、グローバルファンドが持つ資金不正使用等を捜査・監査する独立機関である総合監察官事務所 Office of Inspector General(OIG)は、保健省 Ministry of Health (MOH)の一部門である全国エイズ・性感染症管理プログラム National AIDS and STIs Control Programme(NASCOP)における不正・談合行為に関する調査報告書を発表した。全国エイズ・性感染症管理プログラムは、HIV助成金の事業実施団体 Sub-Recipient(SR)であり、主要資金受取団体Principal Recipient (PR)は国庫である。
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【2023年3月6日】アフリカ中央部の内陸国ルワンダの保健省(MoH)は、近年開発されているHIV/AIDSの長時間作用型治療薬について、一部の患者、特に若者の間で毎日の服薬アドヒアランス(服薬の重要性を理解し、自らの意思で適切に服薬を行うこと)が適切に出来ていないことに起因する課題を解決する可能性があると述べている。この治療薬は、注射により摂取し、より少ない頻度で使用するHIVのための薬である。続きを読む
タイの首都バンコクで国連合同エイズ計画(UNAIDS)が開催した、地域レベルでのHIVの推計に関するワークショップでは、グループを作ってパソコンの周りに集まり、フィリピンにおいて、ゲイ男性および「男性とセックスをする男性」 (MSM) において HIV 感染が拡大していることや、インドにおいて母子感染率が高いことなど、国レベルでの傾向分析について討議がなされた。続きを読む
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発行者:AJF

アフリカ日本協議会

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